マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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針春日神社の頭家お仮屋

2007年11月28日 09時18分51秒 | 奈良市(旧都祁村)へ
都祁針春日神社の秋例祭宵宮は17日に近い土曜日に行われている。

その一週間前の土曜日には頭家宅でサカキ立て神事が行われるが、前日に同神社の御霊を祀るお仮屋が建てられる。

お仮屋は家型でヒノキ葉で屋根を葺いた建物。

祀る所には白土を敷いた10cmぐらいの高台を設えて、芝を張りその上に注連縄張る。

前にはお神酒、コメ、シオに野菜に果物と尾頭付きメザシが供えられている。

サカキ立て神事の日、神主は頭家のお仮屋へ参り御霊分霊神事が行われる。

そのあと、もう一軒の頭家へも参り同様にサカキ立て神事が行われる。

頭家ではそれぞれ頭家稚児が主役となるサカキ立て神事は「榊立頭家巡拝」と呼ばれているものでお仮屋には分霊のお札が祀られている。

(H19.10.18 Kiss Digtal X撮影)