マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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オトナ祭り供宴当屋渡し

2007年12月07日 07時46分57秒 | 山添村へ
供宴の午後の部は皿一枚に紙片をオトナ衆の座の前に置かれてお茶差し出しから始まります。

冷酒を椀に注いでしばらく酒宴が続く。

午後の部の御膳料理は三角切りのコンニャクとトーフを挟んだものを配ります。

イワシとコンニャクの祝い膳とトーフとコンニャクの祝い膳は持って回るだけのもの。

供宴が終盤になるころ、当屋の引渡し儀式が始まります。

六人衆が座の中央に揃うとネンネンさんが引渡し儀式の口上を発すると儀式が始まる。

一人の長老は厳かに引き渡し台詞を口上。

もう一人の長老は来年の当屋は誰にしてもらったらいいんじゃろか、あの人がいいだろと伝えられると、オトナ衆はよかろうといい決定される。

次当屋が決まると六人衆は今年の当屋の盃に酒を注ぎ、高砂の謡を全員が唄いだす。

唄い終えると当屋が酒を口にする。

今度は次当屋で、同じように酒を注ぎ口にするが歌は長生の謡。

そのあと、次当屋は今年当屋の席前に出向き今年当屋が酒をいただく。

このときの歌は再び高砂(四海波)の謡。当屋渡し儀式は三献の儀に則って厳粛に行われる。

そして、造形物のツル・カメ2対は長老から順々に回される。

オトナ衆は見事なツル・カメじゃなーと長寿を祝う。

このとき六人衆の一人は末席に座して鶴亀の謡を唄う。

引渡し儀式を終えると再び酒宴。冷酒、冷酒、熱燗と次々に注いでいきます。

このころには焼いていたサワラ(サンマ)の開きを膳に配ります。

刻んだ神饌ものの昆布も配られるころ、ネンネンさんが大きな酒釜を肩に担いでお伊勢参り道中を披露する。

歌はもちろんお伊勢参り。4時間かけた供宴の最後には中央に六人衆が杯を持って輪に座る。

周りにはツモリ衆と呼ばれる若衆が囲む。

酒を持って並々と注ぐと万歳楽の謡を高らかに謡われます。

唄い終わると一気に飲み干して長時間に亘った饗応宴を終える。

宴を終えた次当屋は引き渡された幕箱と座記録帳箱を持って帰ります。

その際、オトナ衆は愛宕参りを唄って見送ります。

(H19.10.21 Kiss Digtal X撮影)