夜八時、天理市苣原の大念寺本堂に集まった観音講衆は二十人。
念仏講は三月、八月、十二月の三回営まれる。
祭壇に季節のお花を飾り、灯明に火を点けて線香を立てる。
八月は村の行事が一番多いんやと話す講衆。
5日には埋めバカ(墓)掃除、6日は石塔婆の塔(墓)参りに九頭神社では隣組の宮籠り。
7日の念仏講のあとには11日に同寺で施餓鬼、13日は僧侶が各家を廻って棚参り。
15日は盆法要で、18日は同神社で風祈祷が行われる。
今夜の念仏講は七日の盆入り念仏講で座を囲んで数珠繰り法要。
宝暦12年5月12日と墨書された数珠箱から取り出して輪になった。
檀家総代は鉦を叩いて「ゆーずーねんぶつ なんまいだぁ」と念仏を唱える。
その間、講衆は手で送られる数珠が見えないような早さで繰られる。
左送りに一回転するたびに数取りの珠をずらしていくのだが、68珠を数え終わったときに丁度念仏が唱え終わった。
息がぴったりあうとはこのことなのでしょう。
(H20. 8. 7 Kiss Digtal N撮影)
念仏講は三月、八月、十二月の三回営まれる。
祭壇に季節のお花を飾り、灯明に火を点けて線香を立てる。
八月は村の行事が一番多いんやと話す講衆。
5日には埋めバカ(墓)掃除、6日は石塔婆の塔(墓)参りに九頭神社では隣組の宮籠り。
7日の念仏講のあとには11日に同寺で施餓鬼、13日は僧侶が各家を廻って棚参り。
15日は盆法要で、18日は同神社で風祈祷が行われる。
今夜の念仏講は七日の盆入り念仏講で座を囲んで数珠繰り法要。
宝暦12年5月12日と墨書された数珠箱から取り出して輪になった。
檀家総代は鉦を叩いて「ゆーずーねんぶつ なんまいだぁ」と念仏を唱える。
その間、講衆は手で送られる数珠が見えないような早さで繰られる。
左送りに一回転するたびに数取りの珠をずらしていくのだが、68珠を数え終わったときに丁度念仏が唱え終わった。
息がぴったりあうとはこのことなのでしょう。
(H20. 8. 7 Kiss Digtal N撮影)