マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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和爾町営農組合ライスセンターの直播き

2018年06月05日 08時40分09秒 | 民俗あれこれ(四季耕作編)
モミマキは籾のカルパー処理から始まる。

カルパー処理する機械は100万円。

籾に酸素供給する手法で蒔いた籾の発芽を促進する手法である。

機械は金平糖を作るものと同じようでぐるぐると回転する機械に杓かどうかわからないが、そのような道具でカルパー液を籾に塗す。

籾をカルパーコーテイングする作業である。

この籾を利用しているのは町内の7、8軒の農家さん。

圃場整備した農地に直播きする。

四国で自然農法を開発した福岡先生は亡くなられたが、その農法ではカルパー処理でなく泥団子だった。

カルパーそのものが泥。団子状に籾をこねたのだろうか。

カルパー処理と並行して圃場の代掻き。

マンガの呼び名で通っている。

その作業時間はけっこーかかるからカルパーコーテイング行程と同時進行のようだ。

今年のカルパー処理は5月22日。

代掻きはしてもすぐには撒かない。

5、6時間の代掻きでこねてから苗代田の水をほかす。

ほかすとは水を逃がしてやや乾いた泥田にするようだ。

その時間から想定して3日間のモミマキ。

一日1回の直播き作業は2時間ずつ。

肩背負いの動力型散粒機直播きをする。

今年は5月24日から26日を設定した。

実際の作業を拝見したく両日とも訪れることにした。

(H29. 5. 9 記)