マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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尿流量・残尿測定は計測不能

2020年05月20日 09時52分53秒 | むびょうそくさい
2カ月前に手渡された測定のお知らせシートがある。

尿流量と残尿量検査の測定である。

前立腺肥大症患者が、尿が出にくいとか、排尿してもまだまだ残尿感があるとかの排尿障害を診断する測定装置がある。

普段の生活でもお馴染みの洋式型のセンサー付きトイレが測定装置。

勝手にするのではなく、医師というか医院の指示によって、スイッチを自ら押すというシステムだ。

前回、受け取ったときに云われている排尿の時期である。

たっぷり溜まった、というか小便をしたくなった本人の感じ方を医院に告げて開始する。

泌尿器科クリニックに通院きだしてから、まだ3回目であるが、当院の場合は予め家で用を足して手渡されている排尿容器のスピッツ管に納めて持参、という具合だ。

3回目にして早や慣れてきた採尿を持ち込んで受付に手渡す。

現時点における身体状況を調べる尿検査。

主治医の診察の際に数値などのデータをもって審判が下される。

さて、本日の検査は尿流量・残尿測定が主。

ちょろちょろ排尿状態を数値データで判断されるのだが・・。

起床時には必ず排尿する。

次の排尿は朝食前の排便の際に起こる排尿である。

夜間就寝時に2、3回は排尿をしているが、そのときの出が悪い。

残尿感もあるが、起床後はじょんじょろ排尿になる。

だいたいが毎日の排尿は、朝食後の10時前後に1回。

11時過ぎにも1回。

昼食を摂ってから1回。

厳しい排尿は今のところない。

以前、通院していた田北病院のときなんぞは受付を済ましてからすぐにでもよおす具合だから、この日も同じようなことになるだろうと思っていた。

自宅を出た時間帯は午前10時。

受付澄ましてもよおした時間は午前11時。

すんなり出ると判断して測定に入った。

排尿の準備ができたらデータ測定・通信されるのだろう、スイッチをプッシュである。

ところがだ。排尿感はあるのに、ちょんちょろりん。

出ているのか、出ていないのかさえわからない排尿感。

気分を落ち着かせようとするが、どうにも・・。

申しわけないが排尿室から退室だ。

呼び出しがかかって診察。

案の定、何も測定はされていない。

極端な云い方でいえば測定不能のゼロ値であった。

医師は膀胱、前立腺、尿管の関係を絵でしめされる。



膀胱に溜まった尿は尿管を通じて排出されるのであるが、邪魔をしているのが前立腺。

これが肥大しているから尿管が狭められて排尿障害を起こすと図式で説明される。

現状はどのような形態になっているのか、患部の前立腺を超音波・エコーをしましょうと。

ヌルヌル剤を患部にあてて映像を映し出す。

この状態であれば尿は貯まったまま。

排尿されずに残っている尿はおよそ100cc。

こんなけも尿量があるのに残尿感はなかった。

どうしたもんじゃろが。

医師の判定は最期に手術の手はあるが、そこまで決めることもない、である。

現在も服用している二つの内服薬。

頻尿、残尿感を改善し、尿を排泄しやすくするという効能がある「ナフトピジルOD錠75mg(サワイ)」。

もう一つは男性ホルモンの働きをおさえて前立腺の肥大にともなう症状を改善する「アボルブカプセル0.5mg」。

つまり尿管を拡げて、前立腺を縮小するという方法である。

改善はなくとも現状維持であれば、ずっと服用し続ける薬であるが、排尿が出にくい日もある。

その際に起こる尿道炎。

排尿障害によっておこる尿の逆流になんらかの菌が増殖する。

その際に発症するのがアンモニア臭と痛みである。

万が一、そうした場合があれば、すぐさま服用していただきたい特効薬を処方しておくので、ご自身の判断で服用してくださいという指示が出た。

その指示がでた判断値は、この日の尿検査に出ていた。

白血球が7-8/F。すでに兆候が表れているから、いつなってもおかしくないという判断である。

今年の7月に発症していた尿道炎。

炎症を起こしていたときの白血球は30-49/F。

基準値は1.008-1.030の範囲内だけに兆候があると判断されたのである。

処方箋は5日分の5錠。

処方された薬はレボフロキサシン錠500mg「DSEP」。

使うことのないように努力したいものだが・・。

次回の診察は薬が切れる直前であるが、単純に日算すれば正月に入ってしまう。

年末年始はどこの医院もお休み。

診療は12月28日までだから、それまで来診くださいと伝えられた。

(H30.11. 5 SB932SH撮影)