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中古屋さんに行くと幾人かのミュージシャンを必ず見てみます。
そのうちの1人がフレッド・ハーシュで時々拾っているうちにリーダー作は1/3ぐらいたまりました。
デヴュー作の1984年の「Horizon」から最新の「Play Jobim」まで35作時代もばらけて手元にあると、ハーシュの孤高ともいえる、深く沈んでいくような、もしくは透明になるような瞬間や、または音が漂っているような不思議な音世界は、いつ頃形成されたのかと思います。
少しダークな雰囲気は、彼の疾患が影響しているのではなどと考えてしまいますが、HIVの診断は1986年でデヴューから間もないこと、そのことが劇的変化をあたえたことはないみたいで、徐々に形成されたようです。
デビュー作もそうですが1990年のビル・エバンスに捧げたアルバムもまだ若々しさがあり、独自の世界とまでではありません。
このアルバムが1992年、その後1995年の「Point in Time」では、ハーシュらしい中に若さがあり、ここら辺が形成の最終あたりでないでしょうか。
この後1997年のソロでの「Thelonious」や1999年の「Live at Jordan Hall」では完全にハーシュ独自の世界です。
でこのアルバムでは、ハーシュらしさに、フレッシュが混ざり、スタンダードに美しいフレーズを纏わしています。
この時代のハーシュのアルバムとしても、とても良いアルバムとして推薦です。
Dancing in the Dark / Fred Hersch
Fred Hersch (piano)
Drew Gress (bass)
Tom Rainey (drums)
1. So in Love
2. For All We Know
3. I Fall in Love Too Easily $0.99
4. If I Should Lose You
5. Dancing in the Dark
6. Out of Nowhere
7. Secret Love
8. Wild Is the Wind $0.99
9. All the Things You Are
10. My Funny Valentine
11. Bye Bye Blackbird