JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ピアノ酔い ハクエイ・キム トライソニーク live at 季立 2010 1 16

2010-01-18 23:01:23 | サポート中、ライブ
お休みが終わって、ゆっくりスタート切りたいのに、なんと今朝一番から雪の多い所に出張でした。



東京に住んでいると、遠くにお住まいの方の苦労がわかりせんが、雪一杯あるのですね。
先週かなりの雪が降ったのは知っていましたが、無責任ですが驚きました。
昨年よりとても大きなビジネスを頂いている会社の生産工場にご挨拶に行き、東京に戻っても、関連の会社との打ち合わせをしたりでハードになってきました。まずは今日の一枚を載せておいて、おとといの楽しい思い出に戻ります。

土曜の5時に上手い具合にマイク・ノックのピット・インでのライブが終わり新宿3丁目から銀座までは思ったよりかずっと近いのを知りました。
まだ時間があるので、いつも履いている靴がバーゲンということで半値で購入し、次に腹ごしらえです。
ライブをする「季立」に近いというので、こんなお店を選びました。



私あまり牡蠣は得意ではないので、オスター・バーというところに初めて行きました。
若い人が多く、すべての人がワインを飲んでいるのは初めてです。




的矢カキ    三重
オイスターベイ ワシントン州
仙鳳し     北海道
デナイアルベイ オーストラリア の生を頂きました。私の口には外国のカキのほうが合うみたいです。
よーく冷えた白ワインで頂きます。


白レバーのパテ


真ダコとジャガイモのガーリックオイル焼き



カキの炊き込みご飯

大葉とカキのリゾットが食べたくて行って、おいしく頂きましたが、写真撮り忘れました。
お腹も時間も良くなったので、トライソニークの今夜のハウス「季立」に行きました。
初めての場所です。



有楽町「季立」、年配の方が多くて(常連の方なのでしょう)驚きました。25,6人で一杯になる広さですが、カウンターの中までお客さんが座って凄い人数です。
マイク・ノックが奥さんといらして、今度は短い再開です。
私の席はお願いしていた通り一番前、これほど詰めていると前が少しでも開いている楽です。
足を伸ばせばハクエイのお尻蹴れる距離、演奏中両足を広げて伸ばすと、ピアノの椅子の両側まで伸びます。
マイクは一番後ろ、壁側の端っこで演奏を待ってます。

1st

1 スパイラル・ダンス
1曲目をハクエイが弾き始めると、マイクの顔が見たい、でも一番前と後、想像するしかありませんが、涙が出そうです。ベースの杉本さんが調度私の真横、こちらも手を伸ばせばベース触れます。
ハクエイの真後ろの席、まさに背広の採寸をする近さで、ピアノの高温と低音がまさに左右に鳴っていて、ピアニストが聴いている音と同じ音を聴いています。
こうなるとフレーズを追っているというより、音が耳の周りで渦巻いて、音で酔ってきます。

2 ニュータウン
という事で2曲目も冷静に聴くというよりか、渦の中で聴いています。
この位置でアップライトピアノですから、ピアノの音が頭の上からきこえるのです。これも凄い。

3 トライソニーク
新曲も板に付いてというより、一番の旬になる曲の感じです。今のハクエイの最も魅力的な曲になっているのでないでしょうか。
カルタさんのソロが凄い、ビシビシと決めるののを上乗せしていきます。

4 オープン・ザ・グリーン・ドア
マイク・ノックのピアノを聴いた後にハクエイも聴き、イントロの音運び同じ方向だけど、もちろん個性が分かれて、ハクエイはこれでやっていくのだと思います。
ハクエイの方がウエットだよね、私もそうだけど。

5 テイク・ファイブ
後ろからは譜面も良く見えて、♭が6ヶも付いて、コードがどんどん変わっています。
かなりハードな流れから後半のピアノ・ソロはアール・ハインズを思わせる流れです。


1stが終わってマイクご夫妻がお帰りになるということで、ご挨拶に、話が飛んでしまいますが、マイクの奥さんは日本の方で、その弟さんが早稲田大学探検部出身で、謎の怪獣ムベンベを探す探検記を読んでから私ファンなのです。そのことを奥様にお話しすると大変喜んでいただきました。実はノックのライブ会場にいらしたそうで、紹介できたのにと残念がって頂ました。
マイクとは「We Are Together Agein 」と先ほどの曲名を言ってお別れしました。

2nd

1 ホワイト・フォレスト
雪が木についた森のイメージという新曲、実にトリオがしっくりとなってきていて、まとまりがあります。スーパー・バンドみたいだから、誰のテンションが落ちてもいかなくなる不安がありますが、でもそれは前のツアーではなかったこと、しょうがありません。
ハクエイの左わき辺りに頭を突っ込んで聴くとベースとドラムスの塩梅が良いと気がつきましたが、隣の女性が引きました。

2 クワラルンプール
新曲がなれてなんだか紀行文のような優しい文脈になっているのは、幸せな部分が横にあるようで良いことです。
ベースソロにお隣の女性の方に頭近づけて、ベースの胴から出る音生が聴こえるのです。
実は隣の女性知らない訳でないので許してくれたみたいです。

3 タイトルなしのバラッド
映画「6センス」を思い描いた、不思議な体験がイメージされる曲のようでこれからタイトルするそうです。
「6センス」は自分が死んでいるのが解らないまま映像が進み、最後に自分の死を理解したときにそれまでの不可解が視聴者に解るというものです。
ピアノとベースの絡みが哀愁を帯びて、午後に残る日差しのように、ハクエイとしては珍しいヨーロッパ的な響きでした。

4 ドライ・ダンス
この曲、ハクエイのヒット曲としてずっと演奏されるのだと思います。
カルタさんのドラムスで始まり藤本さんのベースで底辺の流れが出来て、その上にピアノが昇華して、サウンドがまとまっていきます。
藤本さんのベースソロ凄い、その後のカルタさんのドラムソロが凄い、この曲見栄えします。

5 ホーム・ビヨウンド・ザ・クラウド
この曲が最初出来た頃は、友のいる地へとぶ喜びのように響きました。
久しぶりに聴きますと、今のこの曲、強い曲になっているのです。
私は飛びます、そこに私を必要としている人がいるなら、求められれば、雲を超えてそこに飛ぶという強さが曲に出てきました。

という事でダブル・ヘッターのライブでした。終電も近くなって、チラッと写真とったら、奥さんが後ろにかぶってそれは没にしました。

さあ次のハクエイは決めていませんが、やたらと3月31日“モーション・ブルー・ヨコハマ”でのライブに来て欲しいと呼びかけていました。
1月9日より予約開始していて、音響もいいでしょうが、決算の日無理だぜといっておきました。
皆様はぜひ行ってあげてください。





コメント (3)
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