JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

清んだ空の月 イン・ニューヨーク night songs / ferenc nemeth

2010-01-28 21:27:18 | 聞いてますCDいいと思う


ショップで見つけて、メンバーがかなり凄い、といっても私はこの人たちをほとんど聴いていない、お値段が安いので買ってみました。
最近初aaron Parksしたばかりですし、mark turnerは聞いたことあますが、chris cheekは名前しか知らないのでないでしょうか。ベースはPatitucciでもちろん知っていますが、リーダーのFerenc Nemethはまるで知りません。
2005年録音のもののリイシューですが、本当に良く知っているblogのお仲間はどうやら持っていたようで、そうなんだこんなの探して手に入れていたのかと驚きます。
マーク・ターナーとクリス・チークの2テナー・コンビが何だろうきつくなく、ゆるくなくゆったりと流れるのに、これは知らないギターLionel Louekeが面白い彩りを添えて、ピアノのアーロンはちょっと低めの温度で締めていてとても均整のとれたNY・JAZZでしょうか。
今日の空を見るとどこまでも青くそこに浮かぶ月は同じでしょうか、ここに見える月はニューヨークの月だとはっきり解る柔らかさの向こうにシャープな光が届いてくるのです。
2テナーというのは損ではないかと思うのですが、この2人続けているようで、私どちらがどっちと聞き分けられませんが、どちらも落ち着いた冷静さが漂うフレーズです。
すべての曲をリーダーのFerenc Nemethが書いていてその点トータルな雰囲気があります。
5曲目“New Song”、2テナーの魅力を使って、美しい曲をなんかこの2人兄弟みたいですね。
6曲目パティトッチのアルコベース、この人私的には最近随分株を上げてきているベーシストです。まさにアルバムタイトルのように夜の空を見上げているような、演奏です。
7曲目題名は“theme to L.L”とありますが、何のことでしょう、次が“L.L”です。
クレジットにはありませんがソプラノを吹いて、インリズムでギターがエレキの魅力を加えて、ブルックリンにいることを思い出させます。
とても魅力的な曲と演奏、こんなのがニューヨークの夜に演奏されていて、その空にはこちらは実に静かに月がでているのでしょうね。

night songs / ferenc nemeth

Mark Turner(ts)
Chris Cheek(ts)
Aaron Parks(p)
Lionel Loueke(g, voice)
John Patitucci(b)
Ferenc Nemeth(ds)

1. War
2. A Night
3. Intro To Vera
4. Vera
5. New Song
6. Ballad For The Stars
7. Theme To L.L.
8. L.L.
9. Lullaby
コメント (2)
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