
Remenbering Shelly / Roberto Gatto
Marco Tamburini(tp)
Max Ionata(ts)
Luca Mannutza(p)
Giuseppe Bassi(b)
Roberto Gatto(ds)
1. Breeze And I
2. Nightingale
3. C And G
4. Cabu
5. Fan Tan
6. The King Swings
7. A Gem For Tiffany
2009年4月28~5月2日録音 Alexander Jazz Club,Rome
イタリアのJAZZシーンの一面を日本企画で創造しているalboreレコードですが、次から次に良く出せると思います。
ぜひ厳選しながら作っていって欲しいと思います。
このアルバムRoberto Gattoのクインテットのライブ模様です。
Gattoのグループでのライブで、シェリーマンへのトリビュートとなっています。
編集がそれほど出来ないので、ペットのマルコ・タンブリーニの腰のない音とか、追いつかないタンキングとか最初聴いたときにはアララと思いました。
でもこのアルバムウエスト・コースト・ジャズへのリズペクト、チェット・ベーカーのような白人の芯がないような音を思い出せば、まさにウェスト・コースト・ジャズといえないことはない。
1曲目その中でもイオナータのソロは特出していて、ウエスト・コーストを表しながら、艶やかな黒人のフレーズも見せ、驚きます。
メンバーはイオナータのほかにリーダーがロベルト・ガトーでピアノがルカ・マヌッツアデコのこの3人は良く知っているし、アルバムを引っ張ります。
ベースのジョゼッペ・バッシはアルバム1枚持っている程度で、トランペットのマルコ・タンブリーニは実際初めてで、近しい順に素晴らしい演奏です。
2曲目のテーマでトランペットの音にちょっと度惑います。後のイオナータのソロがフレーズにあるれているのです。
但しウエスト・コースト・ジャズを思い浮かべれば、このようなのもありかなと元気になります。
そうすると3曲目のちょっとゆるいテーマもまあいいかなです。
ベースソロ、ペットソロといまいちですが、次のイオナータの音色とフレーズでそれは帳消し、ピアノのルカと2人でグループを締めます。
4曲目、ハイ・ファイブのように始まるえらくノリの良い曲で、ルカのソロははじめから火がついているし、マックスもロベルトもしっかりとソロします。
聴き方を少し変えて、出かける前の準備のときにかけていいたら、どんどん元気になってきました。
聴きたいところが耳に入ってきたり、すんなりと聞き流したり、これってお出かけ前にサプリメントを飲ん気分です。