
昨年にDUで見たアルバムをちょっとの試聴でスルーしました。
そしたらblog仲間のcrissさんが写真をのせて、何も言わない。どうだったのだろうと思っていたら、妹が良い言い、crissさんが当然というので、とてもあせっていました。(売り切れで手に入らない。)
年が明けて、仕事は忙しいのですが合間をつくり初買いをしました。
だからこれが、今年の最初の一枚、これから今年を開くことにしました。
最初ちょっと聴いたときには(数フレーズ)多くの綺麗と思いスルーしましたがEGEA系と気がついていたら買っていました。
それでやっと年明けて手に入れた最初の感想は後回しです。
2曲目、クラシカルなピアノは静から激情へと盛り上げますが、しっかりと鳴らすピアノは素晴らしいと思います。
アルコのベースが控えめな部分から感情に絡まってくると、思い出します、e.s.t。5分過ぎ、再の激情良いです。
3曲目、アルバムの曲の多くは映像的で若々しい。
若さの緊張感がありながら、音の流れに無理がない、間合いの力を持つというのはこうようなことでしょう。
ベースソロがなかなか良く、そこに絡むピアノ・バッキングの良さ、バッキングが上手くなければいけないのです。
5曲目、ラジオ音を出したイントロに構えますが、後は詩情あふれるバラッド、ちょっと長めの旅の途中、早めの午後の宿泊ホテルから眺める景色、これまでのことを思い浮かべる時間、もちろんイタリアの風景。(行ったこともないのに)
最初に書かなかったこと、それは山ほど出てくるピアニストを聞いて、その人をがどうかと思う基準です。
いろいろなところに乗っている言葉は必ず自分に合っているとはいえません。(評論家の言葉なども)
ですから、だんだんと自分で決めることとなります。
6曲目、激しいようなスタートですが、これが太陽を浴びあて元気になっていくような、元気が湧き上がる演奏で、この音数を淀みなく引くピアニスト、気持ちよいではありませんか。
でとんでしまいましたが、これから注目を続けるピアニストだと思うのは、しっかりと音を弾き切ること、必要だと思うトーンをきっちりと鳴らしていること。
逆にいらない音は引かないこと。
フレーズの流れがあることで、ピアノを鳴らすことでなくて、ピアノで何を伝えるかが問題ですものね。
なんだか鳴らし方を中心に楽しむ方がいるのでが、私の好みは違います。
8曲目、力図よいピアノのシングルトーンのリズムから始まる曲は、タイトルは“GOODBYE”ですが、ただこのアルバムの別れではなく、この曲自体ドラマが始まり、盛り上がりがあるというか、ピアノのストレートなフレーズとそのあとのベースソロがきもちの良い、とても品位の高い演奏です。
めくった新年のカードが、このような素敵がアルバムであったことは、お仲間のおかげです。しばらくこれを聴き続けていればいいと思うような内容でした。
Danise IMMAGINANDO UN TRIO, VOL.1 / Vincenzo Danise
Vincenzo Danise ( p )
Aldo Vigorito ( b )
Ivo Parlati ( ds )
Stefano Costanzo (ds on 2,3,7 )
1. IMMAGINANDO UN TRIO
2. FUOCO DAL MEDITERRANEO
3. ARES
4. MARTE
5. 'A VUCCHELLA
6. LA RUMBA DEGLI SCUGNIZZI
7. SANTOSA
8. GOODBYE