7年前になくなった父の命日がすぐなので、母親をつれてお墓参り、(結構良く行きますが)その後とてもおいしいお蕎麦屋さんに行きました。何度も書いていますが、これはその入り口です。

とても天気もよくて、しばらく海の端も歩いていないと言うので、近くの海に行きました。
オクサンが市場で魚を買っている間に海の際まで行きます。

にわかにトンビが周りを飛び出しました。全部で30羽ぐらいいるのでしょうか、すぐ近くをぐるぐる回って、いつもトンビが飛んでいるのを眺めては楽しみますが、ちょっと怖い。

何だろうと思いましたが、漁を終えた船の横で、網から魚を外す作業を近くでしていました。おこぼれが欲しくて回っているのでしょう。
こちらには来そうもないので、ちょっと楽しいショーを見ることが出来ました。

家に帰ってきて今年2度目の買い物の一枚を聴いています。この後3枚仕入れてこれまでのところ11枚、抑え気味でスタートしているつもりです。

e.s.tがまだ存在する頃から、その方向ととても通じるグループがいくつかありました。
一つはフランスのグループ「CHAT NOIR」でもう一つがFORMAT A'TROISと名乗っていたグループです。
そのFORMAT A'TROISがFORMAT A'3と名前して5枚目の新しいアルバムを出しました。
(実はChat Noirも新しいものを出ていてそれが「Difficult to see」手に入りません。業者の方よろしく。)
こちらのFormat Aは前作PIRATEを推し進めるサウンド展開のようです。
1曲目完全なディストーション音からドラムスはロックリズム、それにかぶさってきたエレピサウンド、まさに1作目から徐々に変化してきたこのグループが前作を押し進めた形です。
前作まではe.s.tのサウンドに似ていても、デビューからこのグループを聴いているので、独自の進化だと弁護していました。
ところがe.s.tがいなくなってしまって、その独自の進化も比較するものがなくなり逆にさびしい。
2曲目、3曲目のエフェクト音なども意外と単純で、戸惑うのです。
前作までは生ピアノの比率が高かったのですが、電子音が多くなり、生ピアノは音そのものの魅力に頼るところがおおく、メロディがあまり生きません。
サウンドつくりに意識が集中しすぎて、従来のメロディ、和音の魅力が薄れた感じです。
5曲目のディストーション・サウンドが突然6曲目、生ピアノのアダージョに変わるあたり、大変美しいといえば美しい、作為的といえば作為的です。
7曲目もバックサウンドはエフェクトが入っていますが、ピアノは生、ドラムスが打ち込みではないのですが、それを模した感じであまり好きではありません。
8曲目も生ピアノをバックにアコベースのソロ、このサウンドは良いのですが、電子音がゲーム音というか安っぽい、これが一番損しているところなのだと思います。
これまでサウンドを加工してもそれほど違和感がなかったこのグループ、今回気になったのがここかも知れません。
サウンドに耳の肥えた聴衆はこの音はつまらない、サンプリングなどでそこらへんは作って欲しかった、ここまで聴いてどうもしっくりこないところが、そこだと気づきました。
だからそこをすべて除いて聴けば良いのです。
9曲目のエレピのサウンドは古いジャズ・ロックのエレピサウンドを模しているようです。
10曲目“The Turn”は生ピアノとアルコベースの効いた、とても美しい曲、この曲がFORMAT A'TROISの魅力だったとおもいます。(ベース音はエフェクターで途中から変わるとしても)
このような美しい演奏を聴くと、このFormat A3も、e.s.tが入っていったエレの迷路をたどっているような気がします。入り込んだからには突き進み、抜けなければいけない、e.s.tはその出口近くでアウトしてしまいました。
11曲目、カントリー調の生ピアノの演奏はまた素晴らしい。FORMAT A'3もこの迷路からサウンドの形を見つけていくでしょう。
このグループの1作目からこの5作目までをすべて聴いてきて、とても好きなことに変わりはありません。
だから戸惑いを書いてしまいましたが、e.s.tが変化し続けていたように、その先までこのグループには行って欲しい、これからも変わり続けるサウンド・クリエーターです。
チープな音が聴こえない、#6-#10-#11を選び出して聴くと、このグループの、とてつもない一面が解るのですが、誰か試してみてください。
SYNC / FORMAT A'3
Alexis Gfeller: piano, Nordstage, MS-10
Fabien Sevilla: double bass, big muff
Patrick Dufresne: drums, TR-808,Pearl DRX-1, Kaosspad
1. Intro
2. Radio
3. 3e Type
4. Morpheus
5. Tscherno
6. Trotinette
7. M 104 Hubble remix
8. Mexico 68
9. L'optimiste
10. The Turn
11. Her Eyes Are Underneath The Ground
12. Ali
13. Sync

とても天気もよくて、しばらく海の端も歩いていないと言うので、近くの海に行きました。
オクサンが市場で魚を買っている間に海の際まで行きます。

にわかにトンビが周りを飛び出しました。全部で30羽ぐらいいるのでしょうか、すぐ近くをぐるぐる回って、いつもトンビが飛んでいるのを眺めては楽しみますが、ちょっと怖い。

何だろうと思いましたが、漁を終えた船の横で、網から魚を外す作業を近くでしていました。おこぼれが欲しくて回っているのでしょう。
こちらには来そうもないので、ちょっと楽しいショーを見ることが出来ました。

家に帰ってきて今年2度目の買い物の一枚を聴いています。この後3枚仕入れてこれまでのところ11枚、抑え気味でスタートしているつもりです。

e.s.tがまだ存在する頃から、その方向ととても通じるグループがいくつかありました。
一つはフランスのグループ「CHAT NOIR」でもう一つがFORMAT A'TROISと名乗っていたグループです。
そのFORMAT A'TROISがFORMAT A'3と名前して5枚目の新しいアルバムを出しました。
(実はChat Noirも新しいものを出ていてそれが「Difficult to see」手に入りません。業者の方よろしく。)
こちらのFormat Aは前作PIRATEを推し進めるサウンド展開のようです。
1曲目完全なディストーション音からドラムスはロックリズム、それにかぶさってきたエレピサウンド、まさに1作目から徐々に変化してきたこのグループが前作を押し進めた形です。
前作まではe.s.tのサウンドに似ていても、デビューからこのグループを聴いているので、独自の進化だと弁護していました。
ところがe.s.tがいなくなってしまって、その独自の進化も比較するものがなくなり逆にさびしい。
2曲目、3曲目のエフェクト音なども意外と単純で、戸惑うのです。
前作までは生ピアノの比率が高かったのですが、電子音が多くなり、生ピアノは音そのものの魅力に頼るところがおおく、メロディがあまり生きません。
サウンドつくりに意識が集中しすぎて、従来のメロディ、和音の魅力が薄れた感じです。
5曲目のディストーション・サウンドが突然6曲目、生ピアノのアダージョに変わるあたり、大変美しいといえば美しい、作為的といえば作為的です。
7曲目もバックサウンドはエフェクトが入っていますが、ピアノは生、ドラムスが打ち込みではないのですが、それを模した感じであまり好きではありません。
8曲目も生ピアノをバックにアコベースのソロ、このサウンドは良いのですが、電子音がゲーム音というか安っぽい、これが一番損しているところなのだと思います。
これまでサウンドを加工してもそれほど違和感がなかったこのグループ、今回気になったのがここかも知れません。
サウンドに耳の肥えた聴衆はこの音はつまらない、サンプリングなどでそこらへんは作って欲しかった、ここまで聴いてどうもしっくりこないところが、そこだと気づきました。
だからそこをすべて除いて聴けば良いのです。
9曲目のエレピのサウンドは古いジャズ・ロックのエレピサウンドを模しているようです。
10曲目“The Turn”は生ピアノとアルコベースの効いた、とても美しい曲、この曲がFORMAT A'TROISの魅力だったとおもいます。(ベース音はエフェクターで途中から変わるとしても)
このような美しい演奏を聴くと、このFormat A3も、e.s.tが入っていったエレの迷路をたどっているような気がします。入り込んだからには突き進み、抜けなければいけない、e.s.tはその出口近くでアウトしてしまいました。
11曲目、カントリー調の生ピアノの演奏はまた素晴らしい。FORMAT A'3もこの迷路からサウンドの形を見つけていくでしょう。
このグループの1作目からこの5作目までをすべて聴いてきて、とても好きなことに変わりはありません。
だから戸惑いを書いてしまいましたが、e.s.tが変化し続けていたように、その先までこのグループには行って欲しい、これからも変わり続けるサウンド・クリエーターです。
チープな音が聴こえない、#6-#10-#11を選び出して聴くと、このグループの、とてつもない一面が解るのですが、誰か試してみてください。
SYNC / FORMAT A'3
Alexis Gfeller: piano, Nordstage, MS-10
Fabien Sevilla: double bass, big muff
Patrick Dufresne: drums, TR-808,Pearl DRX-1, Kaosspad
1. Intro
2. Radio
3. 3e Type
4. Morpheus
5. Tscherno
6. Trotinette
7. M 104 Hubble remix
8. Mexico 68
9. L'optimiste
10. The Turn
11. Her Eyes Are Underneath The Ground
12. Ali
13. Sync