JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

毎日が散歩みたいに

2010-02-17 21:08:13 | その他


植草甚一のことを思い出したら、無性にその文体が懐かしくなり、かといって植草の本をすべて売ってしまった関係で読むことが出来ません。
図書館があるのでまずはそこでと思って借りてきました。

植草が亡くなった後に選んで出版されているものでしょうが、懐かしい。

植草の当時の記述は、外国で発行される著書とかマガジンを散歩がてら古本屋サンで購入してそれを喫茶店なんかで読んでみては紹介するというスタイルがメインでした。
外国の作家やジャーナリストなど知る由もないのに、その飄々とした表現で、その文化がすぐ隣にあるようでした。
それこそ60近いおじさんが町で面白いものを探しフラフラしているのですが、その心の余裕が楽しいのです。
その文の一部を引用します。

『ニューヨークは本を買いにいった。毎日のように本屋にはいって、二軒のときも三軒のときもあったけど、五時間は本の表紙の題名を見たり、ちょい読みをやったりした。だから目がつくれてくるし、そうしてアメリカの本には重たいのが多いからそのとき二十冊買ったとして、店員がショッピングバック二つに分けて入れてくれたのをぶら下げて歩いていると、いったんホテルにもどりたくなってくる』“ニューヨークで本を買ったり映画を見たり”

おなじ様に書いてみると
『渋谷を歩く時には順番があって、ここでこれぐらい、ここでこれぐらいと大体時間まで決まっているような気がする。急いでいるときに一つとばしたりするとなんだか間違えたようで、落ち着かない。中国から来ている料理人が変わって、味が落ちたような気がするけど、結局いつもの中華料理屋さんで、ビールと紹興酒を頂いている。』
ひどい文で申し訳ありません。

この本の巻末に書かれている南伸坊氏の解説では
『三十年ぶりに植草さんに再会してカッコイイなと思ったらなんだかヘタクソな文体模写みたいになってしまった』
って題で、どうやら文体って伝染するようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレゼント、あげたり、待ったり、もらったり。

2010-02-16 20:50:37 | その他
昨日は息子1と会って私の誕生日のプレゼントをもらいました。
正月に写真を撮ろうと氏のですが、なかなかピントがあわない。
そんなんでデジカメを買い換えてあげると言うことになっていました。
渋谷であって、イタリアン・ランチしてビック・カメラで新しいものを購入、果たして写真は少しはよくなるのでしょうか。



一週間ぐらいあとからの写真はそちらに移動です。

ここ何日をどこかにいるオクサンからメール、プレゼントにCD買ったそうで、それを待つことにしました。キースのチケットは支払いをしてさて、それも待つことになります。

ここ数週間でプレゼントを準備しています。
年老いた母が高齢のお祝いで、何かをプレゼントをとおもい、でも服など毎年あげても、そろそろそれもどうでも良い状態になってきて、ぼけもだいぶ進んできているのです。
それでも、住んでいるところでコーラスなどに行くみたいで、CDラジカセをかって、音楽を聴けるようにしてあげようと思いやすいものを買いました。
CDは全部新しいのはもったいないので、図書館から借りたもをコピーしたりして、この休みにあげればよかったのですが、コピーなどに手間取ってあげたのは昨日でした。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVDディナー

2010-02-15 20:59:47 | 映画
夕食を一人でとる日があるので、そん時に独り言を言っていても、しょうがないのでDVDを見ながら食事をすることにしました。
普段見るお馬鹿なTVはHDにためて連れ合いがいる時に見ることにしました。
そんなことで、ここしばらく見ることにしたDVDを借りてきましたが、オクサンいわく、「よくまあ、私の見ないもの選んだのね。」
もちろんそうです、私一人、一人だから私だけ優先、まあ子供みたいなものですが。



その一つ目はハリー・ポッター、馬鹿にする人いるかも知れませんが、軽読み物を認めてしまって、それの映像は一生懸命それに近づけているのが好印象です。
見たのは新しいのでなく「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」次もあるので見てみましょう。
ただしオヤジ頭で、久しぶりなので話が繋がりません。でも見ていて楽しい。
魔法学校での生徒反乱を見ていたら、懐かしい“造反有理”という言葉を思い出しました。
出てくる悪の使いがダース・ベーダーみたいなのがとても楽しいです。



そして次に見ているのが「ターミネーター4」。
評判はあまり芳しくなかったみたいですが、出だしの映像の流れ好きです。引き込まれると思うのです。
こんなテロップから始りますが、
「21世紀初め“スカイネット”は自我に目覚め人類を脅威と断じ攻撃を開始した。それは核戦争の生存者は“審判の日”と呼ぶ。マシーンと人類との戦争にスカイネットは“ターミネーター”を作った。人類抵抗軍に絶望が広がる中、救世主となるひとりの男があらわれた。それはジョン・コナー、時は2018年・・・」
ありゃりゃっっ、もうすぐじゃないですか。
コッポラの“地獄の黙示録”をまねちゃってたのしいし、CGは見ているだけで面白い。
以後マッド・マックスが出たりブレード・ランナーが出たりで私はかなり楽しみました。
ただ登場人物の顔が似ていて、だれが主人公なのか、一杯やりならなので、ストーリー覚えられません。何とか納得は出来るストーリーでした。

食事をしながら、なお一杯飲みながらのDVDディナーですから、気楽に楽しくです、これまでの2本は、作品の評価は別にして面白かった。
一人きりでありながら、茶々だっていれていい。
そのながれで3本目いきましたが、これはディナーの相手としてはちょっと困った。



ロジステックな文脈なので、とにかく字幕から目が離せない、キッチンに立つ暇が出来ません。そのくせストーリーは他よりか優れているとは特に思いません。

飲みながら見ているので、最後は記憶から飛んでしまい、又翌日さかのぼってみることを続けています。見終わるまでに4晩かかりました。
それでもこれでここのところのDVDディナーは完結です。

しかしまだ一人ディナーのひがある、実はお誕生日割引があり、後2本借りてきました。
結局見ないで終わりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花運ぶ AUREA / Geoffrey Keezer

2010-02-14 21:09:51 | 聞いてますCDいいと思う



ジェフ・キーザーをなんだか贔屓にしています。
でも知らないうちにアルバムがでていて、ショップの棚にないと思っていましたが、なんと特売の箱の中にあってビックリしました。
キーザーがペブエノスアイレス、マリ、そしてニューヨークのメンバーを募っ作ったフォルクローレとJAZZの融合アルバム、上手く手に入れましたが、これいいです。
フロントはキーザーやステーブ・ウイルソン(as)がつとめて、それをフォルクの国のミュージシャンが補足して、JAZZとしてもおもしろい、ギターのMike Morenomもいますが、こちらはあまり目立たない。
2曲目、ウエザーとリターン・トウーを足して2で割ったようなサウンド、それを生楽器でやっていて面白い。
4曲目、ピアノのソロ、よくあるフュージョンとは格が違う、さすがキーザーというソロ、なんでこのようなアルバムが評判にならなかったのかと思うのです。
6曲目、優しいポルトガル語の歌が素敵ですが、そののバックに流れるピアノの周回は前のアルバム、琉球の音楽が影響しているみたいで、キーザーの求めるところが一致しています。
東京というか、こちら側の天気もずっと曇りと雨、時によっては雪で、それが4日ぐらい続いただけですがうんざりしています。北陸にいる方には失礼ですが、太平洋側にると、こんな天気が続くとは。
この天気のなか、何でもう春は近いのだろうにという事で春を運ぶそんなものがないのです。





こんな言葉ありませんが、“花運ぶ”、という言葉をと作りました。
空が暗く、そして寒い日々の中で、何を思いましょう。
次に咲く花を運んでくれる事、次の季節に花運ぶ、まる次の季節を教えてくれるようにこのアルバムあります。

ほぼこのメンバーで次も作ったみたいで、安定したグループになったのかも知れません。

息子1と会ってランチ、私の誕生日のプレゼントということでデジカメをもらいました。
このごろ手振れがひどいのでそれがよくなること期待です。
息子は今日も仕事へ行ったあと、顧問をしている日本サッカー協会の招待で日韓戦にいくそうで、バレンタインなのに、いいのかといっておきました。

AUREA / Geoffrey Keezer

GEOFFREY KEEZER(p,el-p)
HUGO ALZAR(ds,cajon,djambe,etc.)
RON BLAKE(as,fl)
ESSIET OKON ESSIET(b)
SOFIA REI KOUTSOVITIS(vo)
MIKE MORENO(g)
PHIL O'CONNOR(b-cl)
PETER SPRAGUE(g)
JON WIKAN(ds,cajon)
STEVE WILSON(as)
SUSAN WULFF(b)

1. CAYENDO PARA ARRIBA
2. UNA BRUJA BUENA
3. LA FLOR AZUL
4. ARANA AMRILLA
5. LEUCADIA
6. LA NOSTALGIOSA
7. MIRAFLORES
8. VIDALA DE LUCHO

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小川 高生ライブ・アット・Indigo 2010/2/12

2010-02-13 16:49:18 | サポート中、ライブ


仕事がちょっとおして家に帰る付いたのが、予定より遅く、食事を家でするのは止めて出かけました。
行ったことはありませんでしたが、私の家から一番近いJAZZスポットで歩いてもいける(行きはタクシー、帰りは歩き)所なので、行って見ました。
お店の看板の電気はついているのに、ドアはしっかり閉ざされて、いや力いれたら開きました。
マスター以外一人の人がいて、ピアノ音階はいじめましたから、この人がピアニストでしょう。
小川高生(as)リンケイテツ(p)森野熊雄(b)だそうです。
2人以外誰もいないので、どこでも座っていいですがといって勝手なところに座ってこれが8時ぐらい。
とにかくお客が来たことを驚いているのです。
マスターは裏に引っ込んでしまい、石油ストーブが付いていますが、上の服脱がないでいます。
見せの壁を見ると、LPのジャケットが並んでいて、ドルフィー、コルトレーン、モンク、コルトレーン、コルトレーン、コルトレーン。
反対側は、マル、チェンバース、パーカー、ブレーキー、パウエル、そう高校時代にタイムスリップしているみたいです。
30分ぐらいたった頃にマスターが来て、どうもというので、食べずにきたので、ピザくださいと言うとハァ~という言葉。
メニューにはエビ・グラタン、ラザニア、スパゲッティーなどありますが作り気がないみたいです。
出来るのはソーセージとチーズのセットということでそれ頼みました。
8時15分にアルトの人がきて、後はベースだけどいつ来るのだろうと思っていると、マスターがベースでした。

1st

1 ナイト・アンド・デイ
アルトの最初のおとから、ポール・デスモンドに似ていて凄い好感、後のピアノはハンク・ジョーンズ風、マスターのベースはとても柔らかいウォーキング。

2 アイ・リメンバー・ユー
アルトは途中からフィル・ウッズのようにフレーズに切れがあります。

3 ダウン・ザット・ドリーム
ピアノのひと、エディー・ヒギンズみたいなところがあって、若いのにちょっと違和感です。

4 朝日のごとくさわやかに
アルトサックスの音がマッチしていて、素晴らしい選曲です。この演奏で、asの人リー・コニッツに近い感じ、とても素晴らしいフレーズでした。

5 アイ・リメンバー・エイプリル
フレーズは淀みなく歌心あり、こんなに上手い人一人占め、マスターのベースはあくまで4ビートまあこれはこれでいいか。

6 Wee
私のほうがメモを取りながら聴いているので、一人しかいない聴衆気になるのがあたりまえ。最後は打ち合わせなしで始めました。私曲名もわからないであとで聴いたら、Weeだそうです。ミュージシャンに試されたような感じです。

ファースト終わって、メモを取りながらをお詫びして、ただのブロガーですからと表明しましたが、マスターとアルトはまるで関係なくいなくなった猫の話、なんだこれ、タイム・スリップ。

2nd

私一人だからMCもなし、曲名もどうでもとなって1曲目です。アルトの人がリーダーになって演奏を作っていきます。私批評家のつもり、まるでありませんが、客一人でこのようなこと、ミュージシャンも含めて居心地あまりよくありません。
2曲目もっと早い展開が面白いのかと思いますがリズムはそれが無理のところあり。
アルトのフレーズは長いフレージングのデスモンドみたいで驚きです。
3曲目、4曲目と生でアルトを聴く喜びがつのりましたが、この小川さん、あまりライブ出演がないようです。 とてもさびしい、スタイルからするとそうなのかと思いますがとても残念、いいですよ。

何とか歩いて家にたどり着いたら、高校の頃の時間から戻りましたが、とてもお客が来そうもないところに700万円以上もするチェコのPetrofピアノがあることで、つまらないアップライトとより凄い場所だと、時間を越えるように思うばしょでした。

ここでなんか出来そうです。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アバタりました  アバター

2010-02-11 19:11:21 | その他


休みで一人で何をするかというと、これは前から決めていたオクサンが絶対に行かないと言うだろう評判の映画“アバター”を観に行きました。
一杯で入れなかったなどときいたので、早いのは平気な年よりは初回それも40分前に劇場に行きました。
もう並んでいる人がいて、十数人のライブに行くミニは感動です。
それでも開演時間席が空いていましたから、あせることもなかったかな。
映画関係のblogなどで、凄い数が書かれているから凄いだろうと思います。
ここのところ、毎日DVDを見ていますから感覚的にそれとの比較になりますが、とにかく凄い、その凄いのはよくお金かけてここまでという凄さ。
3Dを見せることへのウエートがあるので、ストーリーは意外と単純、ですから劇場に座って、この映画に自分をどのようにポジションニングするかで感想変わってくるのでしょうね。
私はとにかく映像体験をあじわいたかったので、それはかなりの部分で、特にうつくし系の場面を楽しみました。
朝初回からでしたが終わったらお昼もだいぶ過ぎて、銀座でお昼しようと思っていましたが、ここのところ出費もかさんで(キースの申し込みはがきもきた)山野でプレゼントにするCDだけ仕入れて帰ってきました。
お昼を抜いて、結局とても早い夕食を頂きました。
ワインをあけて、パンを焼いて、イタリアンにしてみました。

それから昨日なんだか中途で終わっLPを聴いています。
ついつい古いのを聞き出すと、続いてしまい3枚になりました。
でつづきですが

持っているLPがありますがそれは棚にしまってあって、聴く事がほとんどありません。
LPを聴くようオーディオをセットしなおしたのですが、やはりおっくう。
blogで懐かしいアルバムがあると、でも持ってきて聴きたくなるのです。
まずはジャケット、このタイトルにこれ、JAZZ聴き始めて間もないというか、JAZZ文化をまだ理解していないような私には凄いアルバムでした。



1曲目、もちろんドルフィーのアルバムですが、フレディー・ハバートがかっこ良い、さてこのアルバム昔昔のJAZZ喫茶のヒットアルバムです。
そんな意味で買ったのでしょう、ドルフィーのアルバムの中でどれ選ぶといわれるとこれを選びます。
そんな意味の、ある意味はまったアルバムです。
B面のタイトル曲になると、これが突然凄い、ハチャーソンのバィブが硬質な音を加えて、これが当時のナウ・ジャズだったんでしょうね。
今聴いても、それぞれのプレーヤーの演奏は凄い。

こんなの聴いていたら酔ってしまって途中でアップしてしまいました。
心を入れ替えてこっちも聴いています。



ドルフィーのあまりに有名なフルートの入ったラスト・レコーディング、なくなる4週間前の演奏でリズ陣のヨーロッパのミュージシャンまるでわすれていますが、好演です。
1曲目のモンクの曲、をバスクラで、JAZZでのバスクラのイメージは私これで出来ました。
2曲目のフルートもいいです。
B面の2曲目、それこそ何度も聴く“YouDon't Know What Love Is”ですが、この演奏はまるで独立したフヮット・ラブ・イズです。
何でこんなにフルートが美しいのだろうと、これは凄い足跡です。



ここらで止めようと思ったのですが、これもきいています。
私ショーター実はブルーノートのこの時代が好きです。新しく慣れほどになんか難しい。
マッコイ・タイナーも筋肉が充分あるという感じで、エルヴィンも入れて凄いパワーでした。

bulgでみて題にしましたがアバタる、凄いですね、その後ドルフィってショタりました。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Yukari ライブ アット ドルフィー YOKOHAMA with ハクエイ 2010/2/9 

2010-02-10 20:03:11 | サポート中、ライブ
昨日は平日だけど、ここ1週間のハクエイ・キムの日程を見て横浜のドルフィーに行くことにしました。
自分のバンドではなく、Yukariさんという静岡県生まれで、マンハッタン音楽院フルート科を卒業し、ニューヨークで活躍するフルーティストの日本ツアーのお相手です。
デイビット・リーヴマンやグレック・オズビー、ルー・タバキンに学んだというから凄いじゃないですか。
ハクエイのバンドじゃないけれど、ベース須川崇志、ドラムス大村亘は先日ピット・インでライブしたマイク・ノック(p)でのハクエイがアレンジしたリズムです。
ですから、かなり練れたもの期待です。
ドルフィーに行くことをキムハクエイにメールしたら、2つメールが帰ってきました。


>○○さん先日はこちらこそありがとうございました!マイクも非常に喜んでいました。
> 次回のドルフィーは僕もどうなるのか全く想像つかないのですが、どうぞお楽しみに!

> ○○さんこんにちは!
> 今のところ二回YUKARIさんとライブやりましたが素晴らしいです〓
> ドルフィーお楽しみに!
> ハクエイ
>
ハイ・楽しみです。



7時過ぎにお店に入るとリハ最中、コンチワといって結局一番前の席に座りました。
7人座れるテーブルに笑顔の素敵な2人の女性がいて(後から割込んだ)、お話しました。(今晩はオクサンいません、関係ないか。)
フルートのUkariさんの中学校からのお友達だそうで、アカネさんとテルミさん、Jazzは知らないんですとのことですが、(一人の方はキースを知らなかった、ウーム)ぜひ好きになって欲しいものです。
ステージ前のひと時、Ukariさんがテーブルにいらしてサラダとおにぎり、旧交を深めながらお食事です。
思わぬ親近感だ~。

1st

1 グリーン・ドルフィン・ストリート
ハクエイのピアノから須川さんのアルでとても幻想的に始ります。Ukariさんのフルートまろやか、がファースト・インプレシッヨン、フルートのJAZZをあまり聴いてきませんでしたが、楽器本来の音色を大切にする方のように感じます。
ハクエイのソロのバックは須川さんウォーキング・ベース、今ここまでをウォーキングをきめて弾く事、自信あるのでしょうね。

2 エンブレーサンブル・ユー
Ukariさんが少し顔をしかめていて、Jazz楽しいのでしょうか、考えこんでいるような気がします。その後ミキシング修正はUkariさんのフルートの音がスピーカーとハウリングを起こしていたようです。
須川さんのベース、変な表現ですが、新選組みないな、4ビートをきめながらソロになると、つっかかってくるような面白い感じです。

3 ドナ・リー
ハクエイがドナ・リーを演ルのを聴くのは始めてです。
もちろん急速フレーズを予感させるリズムから。
徐々にメロディーをさがして、気がつくとフルートが素晴らしいテーマに入っています。ベースが煽って白熱してくるとフルートJAZZになりました。
ハクエイ君のピアノ・ソロはもう少しラインをはっきりさせて、バップ弾を思い切って弾きなさんという感じです。

4 I'll fall in' love easily
ハクエイとのフルート・デュオではじめ、繊細なフルートがピアノのハーモニーと絡まって、至極の始まりです。
変なことを書きますが、私素晴らし音楽を聴いているとブーンというようなハミング音(雑音)が聞こえ出すときがあります。“天使のハミング”と名づけていますが、それが脳に至福感を与えるのです。少しコントロールも覚えてそちらに身を任せることにしています。
そのハミングが聴こえ始めました。このセットが祝福されているように私は感じるのです。

5 モーニング・ワルツ
ニューヨークに10年も住んでいるUkariさんのオリジナル、セントラルパークが近くにあるのでしょうか、、緑と小鳥の声をかんじる都会の朝です。

写真撮影をukariさんにご了解頂いて、でも1stでだいぶ頂いているのでちゃんと取れるわけがない。でも雰囲気を記録するのに失礼ながらUPです。





2nd

1 What Is This Thing Called Love?
モーダルなフレージングが急激にJAZZの世界に引き入れてくれます。
凄いピアノとベースのソロ。セカンドとなり密度が増しました。

2 パノニカ
緊張がとけたようにUkariさんがとても楽しそうな表情になっています。
写真撮りましたがそれはピンボケ、少し真剣な表情です。



3 I Love You Porgy.
お客様は残念ながら10名程度、内2人は懐かしい人1はなんと妹さん、そんな中でライブが進むと、とても和やかな雰囲気が加わります。こんなのもいいですね、緊張感と親和間が同居です。

4 オール・ユー・ウォント
セット最後はUkariさんのオリジナル、思いはかなうという曲で、お友達もおしゃいましたがUkariさんの人柄、のびやかでやさしい感じが曲にでています。最後のほうではフリーインプロ、これもう少し早くにやって欲しかった。

手振れでちゃんと取れないのですが逆にぶれて、フリーインプロ、そんなワケないか。



10人しかいないからアンコール拍手が少ない、けどちょっと品のないお客が強要、ピアニストも心得たものでした。

5 リズム・ア・ニング
4ビートで始まる須川さん大村さんのリズムが凄い、気持ちよいピアノ・トリオになりました。豪快に飛ばすハクエイのピアノソロのあと、しっかり押さえを効かしたフレージングのフルートも流石です。

とっても和やかに終わってそこにいる人たちがそれぞれに立ち話、楽しいひと時です。

私と同じころに来場された女性が声をかけてくれてました。
blogお読みいただいているそうです。同じ方向に歩いていたら、急にドルフィーのお店に方に行かれたので、お店の人かと思いました。(あのあたり、その方とはちょっと違う雰囲気なので)
私も少しあとにお店に入りましたが、お客様のようでした。その方から声をかけていただいて、嬉しいやら恥ずかしいやら(恥ずかしいのは人相ではなくてこのblogの内容で)blogのことも少しお話して、これからもよろしくお越しください、もう少しお話したかったのです、時間が、家に帰り着いたらやはり日が変わっていました。

Ukariさんのこれからのご活躍をお祈りいたします。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンテンポラリーを聴く Catch of The Day / Matt Penman

2010-02-09 17:45:05 | 聞いてますCDいいと思う


聴きたいと思ったときには既に在庫がなくなっていて、血眼になって探すほどでもないと、
次に出会うまでだいぶ時間が掛かります。
この洗うバムはblogのお仲間crissさんもnaryさんもとても褒めていて、わたしのほうはしらないので、変なジャケットぐらいでスルーしていたら、後から聴きたくなりました。
ショップの棚にはなくなっていて、中古のベースのところは必ず目を通すのに、なかなか出会えず、1年目に出会いました。
ニューヨーク、コンテンポラリー系のベーシストだそうですが、実はまるで知りません。
知っているのはアーロン・パークスでそれも昨年末に初聴き、その後すぐに別のグループで弾いていて、そうしたらこれでも弾いていたのですね。
エリック・ハーランドもほとんど知りません。
まったくコンテテンポラリーに疎いのです。
ウネッとしたシーマス・ブレイクのサックスは内省的にフレーズを綴って、ちょっと暗めですが、いやじゃない。
4曲目、エレピの響きがかっこよく、そこに流れるソプラノは毒気はないけどスムースとはまるで違う品格、曲がいいのです。
6曲目、ナイーブなピアノだと感じていると、その後ろのドラムスがえらく切れがいい、なんだなんだと聴いているとこのアルバム、ドラムスがリーダーじゃないかと思ってしまいます。
ベースは表にあまりでないけど、ベースラインはちゃんと作ってますという感じ。
8曲目のドラムスもとても魅力的、ドラムスはアメリカのコンテンポラリーがぬきんでているのが明白です。イタリアのピアノトリオ聴いたときもドラムスリズムがもう少し凄いといいのにと時々感じます、。
少し遅れましたが、コンテンポラリーも少しだけかじってしまいました。

さてニューヨークで活躍するコンテンポラリーかどうか、今日はこれから夜遊び一人で行ってきます。場所は横浜・・・・結果は明日。

Catch of The Day / Matt Penman

Matt Penman(B)
Seamus Blake(Ts,Ss)
Aaron Parks(P,El-P)
Eric Harland(Ds)
Rec. April 8-9,2007,NY (Fresh Sound FSNT303)

1. Astrolabe
2. Channels
3. Hot Yoga
4. New Age
5. Frosted
6. Haven
7. Waylo
8. Nectarous Master

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダウンのコート Sing Yourself A Dream / Peter Weniger

2010-02-08 20:11:08 | 聞いてますCDいいと思う


Geoffrey Keezerが好きですが、新アルバムが出ているのを気がつきませんでした。2008年に出ていたからもう在庫なんかないだろうと思いながらショップへ行きました。
当然新品の棚にもないし、中古でこれからずっと探していくしかないと思いながら、未開封1,000円均一というところを見ると、驚きました。そのアルバムが見事にあったのです。
ああJAZZの神様!という事でもう一度その棚をしっかり見ると面白そうなのがもう一枚ありました。
2008年Skip・レコードからのリリースで、どっかでジャケ見たことあるような、サックスのカルテットですが、ジャケからして良さそう、そしてピアノを弾いているのはHubert Nuss、この人知っています。そして悪い思い出はありません。
ちょっと大人しい感じのピアノトリオのアルバムも好きですし、ACTからWolfgang Haffnerのアルバムでラース・ダニエルソンとも一緒に演っていて気に入っています。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20081016

1曲目、とても柔らかいテナーの音色で、ちょっとフォーク・ソング調のゆったりした曲
2曲目はA.C.Jobimの曲“OHLA MARIA”ふわふわと漂うようなサックスのフレーズはちょっととらえどころがないともいえます。
3曲目もやわらかい、静かなピアノのメロディをバックにサックスのラインはきちんとあるのに音が柔らかい。テナーなのにアルトを思い浮かべたり、いままで聞いた人の中で一番ソフトな音かも知れません。
4曲目はNussの曲、ここではソプラノ・サックス、ソプラノもブローをさせない、なんだかゆめの中を漂うよう。
5曲目がまたジョビンの曲で、とても柔らかい音色とフレージングはジョビンにぴったりだと気がつきます。抑えたドラムスバックにとても美しい演奏です。
ここまで聴いていて思っているのがダウンジャケット。軽くて暖かなダウンはJAZZを聞き出した頃にはまだなくて、大学に入ってから手に入れて、スキー場の山の上でもこんなに暖かいのかと夢のようでした。
このサックス、言葉で表現するなら白い真綿のようなと言いたいところですが、羽毛を思い浮かべてます。
6曲目でちょっとリズムが強くなって、このぐらいのをもう少し増やしてくれると言いと思うくらい、テナーをブローさせてもそれがソフトなのはとても個性的です。


ジャケット見たことありましたが、それを探していたらこんなのも見つけました。
実によく似ていますね。こちらはトランペット。



曲調がおとなしいものが多く、そしてゆったりと流れるのでちょっと地味め、でも聴くほどにこのサックスのフレーズに嵌るかもしれません。

毎日とても寒いけどダウンのコートは防寒には最適、ちょっとぐらい寒いところでも大丈夫です。







Sing Yourself A Dream / Peter Weniger

Peter Weniger(ts,ss)
Hubert Nuss(p)
Martin Wind(b)
Hans Dekker(ds)

1.PRAYER
2.OHLA MARIA
3.AMBER
4.ALIA
5.O GRANDE AMOR
6.REMEMBER EJ
7.WHEN LIGHTS ARE LOW
8.OLD RABBITS' NEW HABITS
9.SOFT BREEZE OVER GREEN FIELD
10.BEFORE WE START
11.THE VIBE
12.FIRST DAY IN THE COUNTRY
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三匹の侍 carnet de routes / ROMANO,SCLAIS,TEXIER

2010-02-06 23:03:01 | 聞いてますCDおすすめ


アルド・ロマーノ、ルイ・スクラヴィス、アンリ・テキシェの3人は1990年と1993年にアフリカの地を廻り、その後そこで演奏した曲を録音して1995年にリリースしました。
そのとき廻らなかった地方を再び廻った後に録音したのがこの第2弾、1997年の発売です。
プロデュースはLABEL BLEU、物つくりに思想と意思の強さ感じます。
この3人の現在は、まだまだ元気の怪人、ロマーノさん大編成のオリジナル曲集、エリック・レニーニなんかがピアノを弾いている新しいアルバム「Origine」につい先日であったばかりです。
スクラヴィスは高瀬 アキさんと組んで昨年日本ツアーしたり、「YOKOHAMA」というアルバム出したりしているし。テキシェさんも「Love Songs Reflections」というアルバムを出してます。
2004年にはこのアルバムの延長線みたいにこんなアルバムもありました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060704

2曲目、ここではソプラノサックス、これが強い音で上手い。
3曲目、ロマーノがしっかりたたくと、テキシェのベースが太くて重い、重厚な4ビートです。
4曲目ロマーノがドドンドドンと叩いて、割り切ったようでかっこいい、日本にも石川晶というアフリカンなリズム叩く人がいました。
スクラヴィスがワールドな情念みたいなものをもっているし、テキシェもその感じ。
このアルバム4番目の参加者としてGuy Le Querrecという人が、アフリカを廻った3人の演奏風景を写真にとって、それが小さな本となって付いています。
これを見ていて(じゃないけど、最近読んだほんがあるから)思い出しました。
1963年から1969年にかけてフジテレビ系で放映された、『三匹の侍』というのドラマがありました。
それぞれの思惑で味方になったり敵だったり、やがて絆が出来る素浪人三人。
三船敏郎の映画「椿三十郎」のような豪快な立ち回りを見せ芝左近に丹波哲郎。
着流しスタイルの、ニヒルで女好きの桔梗鋭之助に平幹二郎。
槍の使い手桜京十郎に長門勇。
途中で丹波哲郎から加藤剛の橘一之進に変わりました。
諸国を放浪して弱き助ける3人は画期的なサムライドラマでしたが、ミュージシャン3人もアフリカ諸国を廻ってこっちは弱きを助けたかどうか、驚きを与えたことは間違いありません。
知らない方が多いと思うのでなんですが、タフガイ丹波がトラヴィス、ニヒル平がテキシェ、おとぼけ長門がロマーノにイメージするとっピッタリでこの妄想気に入りました。
5曲目、哀愁あるクラリネットに太いベース、とても好きですこの感じ、ロマーノの曲で、この感じ幾つかロマーノにあります。
6曲目、クラヴィスのクラリネットが爆発して情念が渦巻きます。

旅からもどってフランスで録音していること大正解で、ラベル・ブルーの芸術性、アフリカの土着性、どさまわり見たいな演芸性と3人の情念一体となって、なんとも素敵なアルバムでありました。

そういえば1963年にはディズニー映画『三匹荒野を行く』っていうのもありました。


LE QUERREC / ROMANO,SCLAIS,TEXIER

Aldo Romano batterie
Louis Sclavis clarinette,saxophone soprano
Henri Texier contrebasse
Guy Le Querrec leica

1. Standing Ovation
2. Vol
3. Daoulagad
4. Bororo Dance
5. Annobon
6. Petits Lits Blancs
7. Flash Mmoire
8. Korokoro
9. Entrave
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする