昨日は平日だけど、ここ1週間のハクエイ・キムの日程を見て横浜のドルフィーに行くことにしました。
自分のバンドではなく、Yukariさんという静岡県生まれで、マンハッタン音楽院フルート科を卒業し、ニューヨークで活躍するフルーティストの日本ツアーのお相手です。
デイビット・リーヴマンやグレック・オズビー、ルー・タバキンに学んだというから凄いじゃないですか。
ハクエイのバンドじゃないけれど、ベース須川崇志、ドラムス大村亘は先日ピット・インでライブしたマイク・ノック(p)でのハクエイがアレンジしたリズムです。
ですから、かなり練れたもの期待です。
ドルフィーに行くことをキムハクエイにメールしたら、2つメールが帰ってきました。
>○○さん先日はこちらこそありがとうございました!マイクも非常に喜んでいました。
> 次回のドルフィーは僕もどうなるのか全く想像つかないのですが、どうぞお楽しみに!
> ○○さんこんにちは!
> 今のところ二回YUKARIさんとライブやりましたが素晴らしいです〓
> ドルフィーお楽しみに!
> ハクエイ
>
ハイ・楽しみです。
7時過ぎにお店に入るとリハ最中、コンチワといって結局一番前の席に座りました。
7人座れるテーブルに笑顔の素敵な2人の女性がいて(後から割込んだ)、お話しました。(今晩はオクサンいません、関係ないか。)
フルートのUkariさんの中学校からのお友達だそうで、アカネさんとテルミさん、Jazzは知らないんですとのことですが、(一人の方はキースを知らなかった、ウーム)ぜひ好きになって欲しいものです。
ステージ前のひと時、Ukariさんがテーブルにいらしてサラダとおにぎり、旧交を深めながらお食事です。
思わぬ親近感だ~。
1st
1 グリーン・ドルフィン・ストリート
ハクエイのピアノから須川さんのアルでとても幻想的に始ります。Ukariさんのフルートまろやか、がファースト・インプレシッヨン、フルートのJAZZをあまり聴いてきませんでしたが、楽器本来の音色を大切にする方のように感じます。
ハクエイのソロのバックは須川さんウォーキング・ベース、今ここまでをウォーキングをきめて弾く事、自信あるのでしょうね。
2 エンブレーサンブル・ユー
Ukariさんが少し顔をしかめていて、Jazz楽しいのでしょうか、考えこんでいるような気がします。その後ミキシング修正はUkariさんのフルートの音がスピーカーとハウリングを起こしていたようです。
須川さんのベース、変な表現ですが、新選組みないな、4ビートをきめながらソロになると、つっかかってくるような面白い感じです。
3 ドナ・リー
ハクエイがドナ・リーを演ルのを聴くのは始めてです。
もちろん急速フレーズを予感させるリズムから。
徐々にメロディーをさがして、気がつくとフルートが素晴らしいテーマに入っています。ベースが煽って白熱してくるとフルートJAZZになりました。
ハクエイ君のピアノ・ソロはもう少しラインをはっきりさせて、バップ弾を思い切って弾きなさんという感じです。
4 I'll fall in' love easily
ハクエイとのフルート・デュオではじめ、繊細なフルートがピアノのハーモニーと絡まって、至極の始まりです。
変なことを書きますが、私素晴らし音楽を聴いているとブーンというようなハミング音(雑音)が聞こえ出すときがあります。“天使のハミング”と名づけていますが、それが脳に至福感を与えるのです。少しコントロールも覚えてそちらに身を任せることにしています。
そのハミングが聴こえ始めました。このセットが祝福されているように私は感じるのです。
5 モーニング・ワルツ
ニューヨークに10年も住んでいるUkariさんのオリジナル、セントラルパークが近くにあるのでしょうか、、緑と小鳥の声をかんじる都会の朝です。
写真撮影をukariさんにご了解頂いて、でも1stでだいぶ頂いているのでちゃんと取れるわけがない。でも雰囲気を記録するのに失礼ながらUPです。
2nd
1 What Is This Thing Called Love?
モーダルなフレージングが急激にJAZZの世界に引き入れてくれます。
凄いピアノとベースのソロ。セカンドとなり密度が増しました。
2 パノニカ
緊張がとけたようにUkariさんがとても楽しそうな表情になっています。
写真撮りましたがそれはピンボケ、少し真剣な表情です。
3 I Love You Porgy.
お客様は残念ながら10名程度、内2人は懐かしい人1はなんと妹さん、そんな中でライブが進むと、とても和やかな雰囲気が加わります。こんなのもいいですね、緊張感と親和間が同居です。
4 オール・ユー・ウォント
セット最後はUkariさんのオリジナル、思いはかなうという曲で、お友達もおしゃいましたがUkariさんの人柄、のびやかでやさしい感じが曲にでています。最後のほうではフリーインプロ、これもう少し早くにやって欲しかった。
手振れでちゃんと取れないのですが逆にぶれて、フリーインプロ、そんなワケないか。
10人しかいないからアンコール拍手が少ない、けどちょっと品のないお客が強要、ピアニストも心得たものでした。
5 リズム・ア・ニング
4ビートで始まる須川さん大村さんのリズムが凄い、気持ちよいピアノ・トリオになりました。豪快に飛ばすハクエイのピアノソロのあと、しっかり押さえを効かしたフレージングのフルートも流石です。
とっても和やかに終わってそこにいる人たちがそれぞれに立ち話、楽しいひと時です。
私と同じころに来場された女性が声をかけてくれてました。
blogお読みいただいているそうです。同じ方向に歩いていたら、急にドルフィーのお店に方に行かれたので、お店の人かと思いました。(あのあたり、その方とはちょっと違う雰囲気なので)
私も少しあとにお店に入りましたが、お客様のようでした。その方から声をかけていただいて、嬉しいやら恥ずかしいやら(恥ずかしいのは人相ではなくてこのblogの内容で)blogのことも少しお話して、これからもよろしくお越しください、もう少しお話したかったのです、時間が、家に帰り着いたらやはり日が変わっていました。
Ukariさんのこれからのご活躍をお祈りいたします。