もう随分昔になる。カントリー・ミュージックに熱中し始めた頃だ。同時に登山にも興味が移り真夜中の国道を走りながらこの曲を聴いたものだ。今でもこの曲を聴くと、まざまざと夜の国道20号線が浮かび上がる。
その頃、35年ほど前のことで夜は眠るものという時代。夜、車で走っているのは長距離のトラックやパトカーぐらいのものだった。それもごく僅かなものだった。コンビニも今のように至るところにはないし、道の駅もないから休憩に苦労した記憶がある。
まあ、ナイトラン愛好者の天国だった。もう、今はそんな醍醐味は味わえなくなった。いつでもどこでも車を見かけ、マナーも運転技術も最低とくれば楽しさを求めるのは諦めるしかない。
この曲をウィリー・ネルソンで聴いていた。登山口へ向かう夜の林道。ヘッドライトに浮かび上がる木々の葉叢。風が枝を揺らしている様は、まるで霊界をさ迷っているような錯覚に陥る。ウィリー・ネルソンは、そんな心細い感覚を癒してくれた。
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Always on my mindをウィリー・ネルソンと少し味付けの違うマイケル・ブブレを比べてみるのもいいかもしれない。
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