
夫が他の女に鞍替えして息子ヘンリー(ガトリン・グリフィス)と二人暮らしのアデル(ケイト・ウィンスレット)の家に入り込んだのはフランク(ジョシュ・ブローリン)だった。
殺人罪で服役中に脱獄した。ただ、本人は殺意は無かったし事故だったと言う。そうは言ってもにわかには信じられない。だが、このフランク、料理は作るは、車の修理はするは、フローリングまで磨き、ヘンリーにまで野球のボールの握り方まで教える。
なんだか脱獄囚というより、アメリカの典型的なお父さんのようだ。そういうフランクに女としてのアデルが憧れ渇望するのは自然の流れだろう。結論は一家で遠くの土地への引越しだった。
さて、どうなるんだろう。アメリカ映画のことだから、ハッピーエンドは当たり前。どういう道筋かは、観てのお楽しみ。
フランクを演じたジョシュ・プローリンは、髭面で人相がはっきり分からない。ある時点からは、髭を剃った状態にはなるが。
そういえば、メジャー・リーグの選手たちも髭面が多い。今流行りのスタイルのようだ。私はこの髭面が嫌いだ。みんな同じ顔に見える。それと、何だか鬱陶しい。
ある人が映画のレビューで、ケイト・ウィンスレットがメリル・ストリープに似てきたと書いてあったが、私も観ていてそう思った場面があった。演技も似ることを祈る。


監督
ジェイソン・ライトマン1977年10月カナダ、ケベック州モントリオール生まれ。2009年のアカデミー賞にノミネートされたジョージ・クルーニー主演の「マイレージ・マイライフ」が高い評価を受けた。
キャスト
ケイト・ウィンスレット1975年10月イギリス、イングランド、バークシャーレディング生まれ。
ジョシュ・ブローリン1968年2月カリフォルニア州ロサンジェルス生まれ。
ガトリン・グリフィス出自不明