わが国で劇場未公開はうなずける。主役はジェシカ・ビールと言ってもいい。レイ・リオッタ、エディ・レッドメイン、フォレスト・ウィテカー、クリス・クリストファーソンというキャスティングは豪華というよりも堅実といえる。
レイ・リオッタは特異な性格俳優だし、エディ・レッドメインは、2014年に「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演男優賞受賞したように隠れた逸材、フォレスト・ウィテカーも2006年に「ラストキング・オブ・スコットランド」でアカデミー主演男優賞を受賞した。また、クリス・クリストファーソンは、カントリー音楽界での大御所と言う存在。
こういう面々が参加していながら、建築で言えば大黒柱がしっかりしていない。料理で言えば基本の味付けが曖昧といえるだろう。愛をテーマにしていながら一本の太いストーリーがなく散漫だった。クリス・クリストファーソンなんかは、最初のバスの場面だけ。クリス・クリストファーソンを起用する必然が分からない。
レイ・リオッタやフォレスト・ウィテカーの過去もハッキリしない。唯一ストリッパーを演じたジェシカ・ビールのすらりとした肉体が目に焼きつくぐらいだ。レビューもすべてが酷評だ。エディ・レッドメインが可愛いというコメントが目についた。
これを監督したのは誰かとみると、ベトナム出身のティモシー・リン・ブイ。暗くてじめじめしているのは生まれ育った環境の反映か。
監督
ティモシー・リン・ブイ1970年4月ベトナム、サイゴン生まれ。
キャスト
ジェシカ・ビール1982年3月ミネソタ州エリー生まれ。
レイ・リオッタ1955年12月ニュージャージー州ニューアーク生まれ。
エディ・レッドメイン1982年1月イギリス・ロンドン生まれ。
フォレスト・ウィテカー1961年7月テキサス州ロングビーチ生まれ。
クリス・クリストファーソン1936年6月テキサス州生まれ。
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