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映画 結婚前お互いの両親が対面するドタバタコメディ「ミート・ザ・ペアレンツ2‘04」

2006-05-17 12:56:43 | 映画
 ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、バーブラ・ストライサンドのベテランにベン・スティラー、ブライス・ドナー、テリー・ボロが加わり、それに赤ちゃん子役や猫と犬の名演技?も楽しめるコメディ。
               
 グレッグ・フォッカー(ベン・スティラー)とパム・バーンズ(テリー・ポロ)のカップルは、結婚式の段取りを兼ねてそれぞれの両親を引き合わせることになり、パムの実家に立ち寄りグレッグの両親の住むフロリダに向かう。
               
 パムの父ジャック・バーンズ(ロバート・デ・ニーロ)は、CIAを退官したばかりの堅物で、グレッグには園芸家として紹介するように手回しよく言い含めてある。そのグレッグの両親というのは、全く変人と言ってもいいくらいの人たちである。父バーニー・フォッカー(ダスティン・ホフマン)は、弁護士であるがはやばやと主夫業に専念している。母ロズ・フォッカー(バーブラ・ストライサンド)は、高齢者のセックス・カウンセラーでかなりの収入を得ている。この二人はとにかく開けっぴろげで下半身の話題には事欠かない。公然ときわどい言葉を口にする。このように硬軟対極の家族の対面は、行き詰ってしまうか融和するのかのどちらかで、映画は開けっぴろげなグレッグの家族に好意的な結論を出す。
               
 監督の音声解説で、コメディであってもある種のメッセージは存在する。この映画の場合は、開けっぴろげで下品ではあるが既成の概念からの開放がそのメッセージだという。何もメッセージにこだわることもない。ただ大笑いするだけでもいいとも言う。ごもっともではあるが、私はそれほど笑わなかった。

 この映画もアメリカでの興収がよかったという。映画データベースAllcinemaへの書き込みを見る限り日本での評判はいいとは言えない。文化の違いがよく分かる現象ではある。日本人はちょっと理屈っぽいのかも知れない。

 ロバート・デ・ニーロの表情を見ていると、随所にマフィアのギャング・スターの面影が現れて払拭しきれていないという感じが強い。ダスティン・ホフマン67歳とは思えない若さ、バーブラ・ストライザンド62歳の妖艶さ?も驚きだった。 バーブラ・ストライザンドに迫られたら受けて起てるか!とくだらないことを考えながら観ていた。生れも育ちも違う婚約者の両親は、日米とも驚きと違和感を伴った出会いが吉とでるか凶になるのか、それは誰にも分からない。肩の凝らない作品ではあった。

 この映画の監督は、ジェイ・ローチ、50回目にファースト・キスを総指揮している。キャスト ロバート・デ・ニーロ1943年8月ニューヨーク生れ。ベン・スティラー1965年11月ニューヨーク生れ。ダスティン・ホフマン1937年8月ロスアンジェルス生れ。バーブラ・ストライザンド1942年4月ブルックリン生れ。ブライス・ドナー、ロバート・デ・ニーロの妻役。どこかスーザン・サランドンを思わせる表情がある。1943年2月フィラデルフィア生れ。テリー・ポロ、ロバート・デ・ニーロの娘役でベン・スティラーの婚約者。1969年6月デラウェア州ドーバー生れ。テレビの仕事が多い。


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