よくある話。厳しい上司に鍛えられる部下という図式。イタリアのファンション・ブランド『プラダ』の衣装をまとったミランダ(メリル・ストリープ)のもとに面接に来たアンドレア(アン・ハサウェイ)が力量を発揮するというお話しをコメディタッチで描かれる。
メリル・ストリープが出ているというだけで観たが、これという山場もなく感動や感傷にもとぼしく、ファンション雑誌のカリスマ編集長のカリスマ性を押し付けられる。
私は一部の金持ちや好事家が好むファッションに関心がないので、数々の衣装を見てもため息一つ出ない。男だから当たり前か。
この映画にけちをつけるつもりはないが、カリスマ編集長のお好みがスターバックスのテイク・アウトコーヒーという。それも熱々の。一流ファッション雑誌のカリスマ編集長にしてはつましい。なぜ、社内にコーヒーマシンを置いていないのか?
メリル・ストリープの演技を褒める人も多いが、キャリアと実力を誇る女優なら、この程度の演技は当たり前だ。いずれにしても、ファッションに関心のある人が観れば大喜びするかな。
監督 デヴィッド・フランケル1959年4月ニューヨーク生れ。
キャスト メリル・ストリープ1949年6月ニューヨーク生れ。もう60歳に近づいた。それにしてもこの映画での体形はほっそりとしていて、日ごろ涙ぐましい努力があるのだろうと想像する。あるいは、いくら食べても太らない性質なのか?
アン・ハサウェイ1982年11月ニューヨークブルックリン生れ。
エミリー・ブラント1983年2月ロンドン生れ。
スタンリー・トゥッチ1960年11月ニューヨーク州生れ。
エイドリアン・グレ二アー1976年7月ニューヨークブルックリン生れ。
サイモン・ベイカー1969年7月オーストラリア生れ。
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