ボストンのクレイン・プール・シュミット法律事務所には、異色の二人の弁護士がいる。デニー・クレイン(ウィリアム・シャトナー)とアラン・ショア(ジェームズ・スペイダー)だ。
どちらも糊の利いた真っ白なワイシャツに高級なスーツ、上品なネクタイを着用し白い歯並びも完璧で、大手法律事務所の弁護士にふさわしい格好をしている。
が、ふさわしくない点もある。ただ、ふさわしくないと思う偏見かもしれない。男なら誰にでもあるエッチ度のこと。この二人は、堂々と言葉にしてしまう。憎めない二人だから可愛いと言えば言えなくもない。この二人が会話をすると必ずセックスがらみとなる。
女性弁護士にもセクハラもどきはしょちゅうだ。アランが「君は僕に欲情してるんだろう? 目を見れば分かるよ」と言うたぐいだ。しかし、裁判では負けることの少ない実力派である。
この二人の主人公に加え事務所のパートナー シャーリー・シュミットを60を過ぎても魅力的なキャンディス・バーゲンが演じているのには驚きでもあり楽しみでもある。
私は検事が主人公でも、弁護士が主人公でもいいがこういう法廷ものが好きでDVDを漁るけれど、このドラマもシーズン5まであるが、日本ではシーズン2までであとが続かないようだ。ちょっと残念。
製作
デイビッド・E・ケリー1956年4月メイン州生まれ。妻はミッシェル・ファイファー。
キャスト
ジェームズ・スペイダー1960年2月ボストン生まれ。
ウィリアム・シャトナー1931年3月カナダ、モントリオール生まれ。
キャンディス・バーゲン1946年5月カリフォルニア州日ヴァリーヒルズ生まれ。
ジュリー・ボーウェン1970年3月メリーランド州ボルチモア生まれ。