Wind Socks

気軽に発信します。

海外ドラマ「ボストン・リーガルBoston legalシーズン2」

2012-09-08 13:34:30 | 海外テレビ・ドラマ

                
 ボストンのクレイン・プール・シュミット法律事務所には、異色の二人の弁護士がいる。デニー・クレイン(ウィリアム・シャトナー)とアラン・ショア(ジェームズ・スペイダー)だ。
 どちらも糊の利いた真っ白なワイシャツに高級なスーツ、上品なネクタイを着用し白い歯並びも完璧で、大手法律事務所の弁護士にふさわしい格好をしている。

 が、ふさわしくない点もある。ただ、ふさわしくないと思う偏見かもしれない。男なら誰にでもあるエッチ度のこと。この二人は、堂々と言葉にしてしまう。憎めない二人だから可愛いと言えば言えなくもない。この二人が会話をすると必ずセックスがらみとなる。

 女性弁護士にもセクハラもどきはしょちゅうだ。アランが「君は僕に欲情してるんだろう? 目を見れば分かるよ」と言うたぐいだ。しかし、裁判では負けることの少ない実力派である。

 この二人の主人公に加え事務所のパートナー シャーリー・シュミットを60を過ぎても魅力的なキャンディス・バーゲンが演じているのには驚きでもあり楽しみでもある。
 私は検事が主人公でも、弁護士が主人公でもいいがこういう法廷ものが好きでDVDを漁るけれど、このドラマもシーズン5まであるが、日本ではシーズン2までであとが続かないようだ。ちょっと残念。
             
             
             
             
             
             

製作
デイビッド・E・ケリー1956年4月メイン州生まれ。妻はミッシェル・ファイファー。

キャスト
ジェームズ・スペイダー1960年2月ボストン生まれ。
ウィリアム・シャトナー1931年3月カナダ、モントリオール生まれ。
キャンディス・バーゲン1946年5月カリフォルニア州日ヴァリーヒルズ生まれ。
ジュリー・ボーウェン1970年3月メリーランド州ボルチモア生まれ。

映画「猟人日記Young Adam ’03」劇場公開2005年2月

2012-09-05 10:56:34 | 映画

                
 これは一級のミステリーだと思う。運河を行き来するエンジン付き艀の雑役夫ジョー・テイラー(ユアン・マクレガー)は、女性の水死体を発見する。
 引き上げたシュミーズ一枚のその遺体に意味ありげに手を触れるジョー。この艀にはレズリー(ピーター・ミュラン)とその妻エラ(ティルダ・スウィントン)とその息子が住んでいる。
 そこへジョーが加わり狭い船室の仕切りは薄い板壁一枚だった。レズリーとエラ夫婦の夜の営みも筒抜けで板の割れ目からもその行為が覗ける。その日は、エラの「飲みすぎたのね」と言う言葉が聞こえた。

 ジョーがエラを見る眼に淫らな気配が漂いだした。ジョーはレズリーに「ダーツに行こう」と誘われ同行したが酒場で頭が痛いといって一足先に船に戻った。エラを手に入れるのが魂胆だった。その目的は川辺の茂みで達せられた。

 その行為はレズリーの目を盗んでたびたび行われた。やがてレズリーも二人の関係を知ることになり、エラの元を去った。ジョーの心に過去のキャシー(エミリー・モーティマー)の存在が影を落としていた。と言うのも、キャシーから妊娠を告げられ一緒に育てようと言うのを振り切ったときキャシーは足を滑らせて埠頭から運河に転落してしまう。ジョーはキャシーの名を呼ばわったが、キャシーは再び浮上することはなかった。

 そして、のちに引き上げた水死体がキャシーなのを知っていながら、彼は動揺もしないし悲しみにくれることもない。そ知らぬ顔で女を漁ることをやめない。
 警察は水死体を殺人事件として捜査していて付き合いのあった配管工を逮捕した。ジョーは裁判を傍聴した。陪審員は有罪とし、判事は絞首刑を宣告した。

 ジョーの口元にかすかに笑みが見えた気がする。そして、キャシーの転落した埠頭に行き、「自分を見て 私を想って 愛を込めて C」と書いたキャシーの手鏡を投げ捨てた。あゆみ去るジョーの後姿をカメラは焦点を合わせずに追う。多分、見たくもない男だという軽蔑の意味を込めてあるのかもしれない。

 相手の心と体をもてあそび、不要になれば簡単にゴミ箱に投げ捨てるように振り向きもしない。自己本位で鼻持ちならない男がジョーだ。好色で自分勝手な男を描いてある関係でセックスシーンはかなり大胆なものになっている。ジョーがエラの乳房を愛撫するシーンなどはかなりリアルだった。
 それにしても、くそ野郎! と思われる男をユアン・マクレガーがよく演じたと思う。俳優のイメージと言う点ではマイナスに働かないだろうか。それとも「大きなお世話だぜ。大丈夫だよ」とユアン・マクレガーは言うかもしれない。
           
           
           
           
           
           
           
監督
デヴィッド・マッケンジー1966年5月イギリス、スコットランド生まれ。

キャスト 
ユアン・マクレガー1971年3月イギリス、スコットランド生まれ。
ティルダ・スウィントン1960年11月イギリス、ロンドン生まれ。
ピーター・ミュラン1959年11月イギリス、スコットランド生まれ。
エミリー・モーティマー1971年12月イギリス、ロンドン生まれ。

映画「幻影師アイゼンハイムTHE ILLUSIONIST’06」劇場公開2008年5月

2012-09-02 16:08:00 | 映画

                 
 まさに大人の童話だ。身分の違いから愛し合う二人は引き裂かれる。大人に成長してめぐり合った彼と彼女。
 彼とは幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)のこと。彼女とは公爵令嬢ソフィ(ジェシカ・ビール)である。

 交通機関は一頭立ての馬車という時代のウィーンでは、幻影師アイゼンハイムの人気が高かった。なにしろ目の前でレモンから種を取り出し鉢植えすると、たちまち芽が出てレモンが実った。そういうトリックに人々は夢中になった。
 ある夜、皇太子レオポルド(ルーファス・ウェル)が観覧、アイゼンハイムが舞台の協力者を募ったところ皇太子が同伴の女性を推した。舞台で身近に見る彼女はまさにソフィだった。
 待ちに待った再会を手放しで喜ぶことは出来ない。密会のとき「皇太子のお妃にならなくてはならない。でも、粗野で暴力も振るう皇太子は好きでない。どこかへ逃げたい」とソフィは言う。

 アイゼンハイムは、目をソフィに注ぎながら何かを考えているようだった。映画はここから佳境に入っていくわけで、アイゼンハイムの一世一代のトリックが敢行される。勿論、ハッピーエンドに終わる。結構画面に集中できて楽しんだ映画だった。特に、ソフィを演じたジェシカ・ビールの唇はセクシーだった。あらぬ妄想を掻き立てられた。
               
               
               
               
               
監督
ニール・バーガー出自不明、イエール大卒だけ。

キャスト
エドワード・ノートン1969年8月メリーランド州生まれ。
ポール:ジアマッティ1967年6月コネチカット州ニューへヴン生まれ。
ジェシカ・ビール1982年3月ミネソタ州エリー生まれ。
ルーファス・シーウェル1967年10月イギリス、イングランド ミドルセックス生まれ。