猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

竹宮 惠子 「ブライトの憂鬱」 ⅠとⅡ

2007年01月23日 13時44分00秒 | マンガ家名 た行
 右 「ブライトの憂鬱」 平成14年(2002)5月1日 初版
 左 「ブライトの憂鬱 2」 平成17年(2005)2月2日 初版

 私のお気に入り、「わたしを月まで連れてって」  感想はこちら → 

「わたしを月まで連れてって」

 の続編2冊。おヤエさんとハリアンさんの双子の息子の方ブライトの不機嫌な日常の理由とは。いえ、ブライト本人が引き起こしていることばかりなんですが。彼はESP(エスパー)なんです。

 本当のESPがいたらこんなもの (?) かしら。人間不信にはなるわよね。電車の中でボーッとあらぬことを考えていて、ハッとこの電車の中にESPがいて、私の心の中を読んでいたら・・・なーんて考えた事ないですか ? ぞっとしますよ。もっとも読むほうもこんなアカの他人のおばちゃんの心なんていちいち覗く趣味もないでしょうし、やったとしても疲れるだけでしょうけど。

 ブライトが周りの人間にそれをやらずにいられないのは小心者だから・・・とも考えられませんか。一見完璧 (生まれ、財力、勉強みんな) とも思えるブライトが本当は。本人は双子の妹を守る為なんて言ってますが。人間なんて弱いのよ。他人より優れた能力があったら使わずには居られないのよ。
 
 ケーコたん (竹宮 惠子) のSFは又一歩進化したように見える。これは2000年~2004年の作品で、その後はこんなSFを描いていないように思うけど (描いていたらどなたか教えて) もっとこの路線見たいです。出来たらこの続きを。

 10年後くらいからの、「私を月まで~」 の繰り返しから見たいんだけど。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする