猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

萩尾 望都 「イグアナの娘」

2007年01月10日 14時18分32秒 | マンガ家名 は行
      TVドラマにもなった、モー様(萩尾 望都)もうひとつの代表作。

 私が読んだのは小学館版 PCコミック 1994年7月20日初版のもの

 もうひとつって、後は何(?)それは人それぞれですけど、短編なのに問題作でしたよね?暮れ前に最寄のブック ○フをふらふらしてたら、このPCコミックが何と105円のバーゲン価格で売ってまして、持っていなかったので即購入。しばらく夜さんから借りた70年~80年代ご本に熱中してましたが、思い出して読んでみたところ、よけい気持ちが重くなり…。

 50ページほどしかないですが、発表当時から今に至るまで母と娘の間にあるトラウマ (この言葉嫌いなのだけど) を問い続けて色あせていない。一時流行った 今の私がこうなったのは、母との関係が幼少の頃のトラウマとなって、全ての原因はそこに・・・。 てな考え方は、「そうじゃないだろ?!自分の責任は!」 と思うけど、母と娘ってここまで極端でなくても何かしらあるよね

 えっない!幸せな方だ・・・。これを読むとそれを思い出して、そして気づいてしまうのよ。だから娘達はこのマンガが恐いんだわ。でも、よくぞ描いてくれたとも思うわけ。

 私も着物を着ると母親そっくりになって、写真に撮ったりするとうっとします(汗)小さい頃は父親似だったのに。そういえば、父親と息子の関係ってどーなっているんでしょ?

 
 収録作品 

イグアナの娘   初出  プチフラワー   1991年11月号

カタルシス     初出   プチフラワー  1992年5月号
 
午後の日射し   初出  ビッグゴールド  1994年14号

学校へ行くクスリ 初出  ビッグゴールド  1994年16号

友人K       初出  グレープフルーツ 1985年21号

 他の4編も短編ながら 「残酷な神が支配する」 や 「バルバラ異界」 に通じる精神世界をちゃんとまんがにしていて、読ませて、しかも面白いから凄いです。

 私が読んだのもこれ → イグアナの娘
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江戸東京博物館 「江戸城 展」

2007年01月10日 00時21分28秒 | お出かけ・旅・美術・博物館
    これを見ずして江戸は語れない。特別展 江戸城

 3連休の1日、これを見てきました。写真は玄関の門松、流石に立派です。会期は1月2日(今は正月2日からどこの美術館もやるんですね)から3月4日(日)まで。我々夫婦の好きな江戸東京博物館です。去年の正月はこれ見に行ってました。 → 「山の内一豊とその妻」 展
 いつもNHKと結託してるわけじゃないのね。今年のNHK大河は 「風林火山」 だものね。1回目は見ましたが、今年はあんまり見る気がしない。内野さんはちょっと素敵だけど。それはともかく。

 江戸時代の中でも特に江戸城に的を絞った展覧、建築関連に勤めているものにとっては、平面図、立面図が結構あったのが興味を引きました。途中から再建されなくなった天守閣の図面や、紙の模型、現代に作った立派な模型などもあって、昔の建築に興味のある方は面白いでしょう。掘り出された日常雑貨や浮世絵などもたっぷりあって、今回も歴史好きな私は2時間半たっぷり上映ビデオも2回見ました。
 
 しかし、その上を行くのが我だんな。もともと古地図などが好きなので、私が会場を出て椅子に座ってだんなを待っていてもいつまで経っても出てこない。
 おーい、お腹空いたんだけど。結局11時半頃に会場入りしてからだんなが出てきたのが3時頃。お目当てのレストランが閉まっていて、なんだかんだでご飯が食べられたのが4時頃。夕飯もういらないわ、疲れた1日でした。
コメント (5)
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