猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

佐藤 史生 「夢見る惑星」 の番外編3篇 

2007年09月18日 12時51分32秒 | マンガ家名 さ行
          ↑ 「星の丘より」 「雨の竜」 つるさんから頂いたコピー


 以前、ブログお仲間の 夜さん からお借りして、佐藤 史生氏 のコミックスを何冊か読みました。それ以前は まん○らけ で名前を見て興味はあったけれど、全然知らない方だったんですよ~。活躍していた時期が私の少女まんが読まない時期と重なってて。
 
 記事アップしたところお好きな方がたくさんいることが分かって、コメントもいっぱい頂きました。その中に つるさん がいらして、詳しく説明してくれて、佐藤氏初心者の私にはとても興味深いお話でした。その後いろいろあって、今回 「夢見る惑星」 の番外編 「竜の姫君」 の載っている 「アリスブック Ⅰ」 を譲っていただきました。そうしたら、他の番外2編 「星の丘より」 と 「雨の竜」 をコピーして一緒に送っていただきました。感謝です~。m(_ _)m


                    

                     ↑ 「竜の姫君」


 話の順番としては、「星の丘より」 1977年別冊少女コミック5月増刊 → 「夢見る惑星」 1981年プチフラワー秋の号から1984年5月号まで → 「雨の竜」 1984年グレープフルーツ第15号 (4月25日) → 「竜の姫君」 1991年 「アリスブック Ⅰ」 (描きおろし) になるのですね。佐藤さん、作品が壮大すぎて一ぺんにも描けないし、描ける場所もないという感じ。でもずっと頭の中にはその世界があるんでしょうね。
 以前 「星の丘より」 は読んだことが有りましたが、借りていたものだったので今手元にはなく、コピーを頂けて全部揃った  状態でマジ嬉しいです。
 読んだことない方には何のことやらですが、佐藤 史生氏の、SFというには古代史のような、古代史にしてはロマンチック過ぎるお話の数々。

 「星の丘より」 でこの星の初代の王の始まりを描き、「夢見る惑星」 の始めで文明の隆盛と王家の繁栄及びお定まりの王位継承争いを描き、後半はその滅びと救いを描き、「雨の竜」 と 「竜の姫君」 ではその子孫の姫君を描いている。
 5千何百年にわたる歴史の興亡を神の目のように切り取って見せてくれる佐藤 史生氏って改めて凄い しかも、他の作者なら何十巻と長~いお話になりそうです。

 「夢見る惑星」 を初めに読んでいる時から、私は イリス が主人公と思わず読んでいました。確かに イリス を中心に話は進んでいくのだけれど、周りの人たち (カラとかシリンとか) の物語でもあったし、もっと大きく群像劇というよりもこの星、そう惑星の物語なのです。

 「星の興亡」 とか 「惑星の夢」 とかでなくて、「夢見る惑星」とした作者の題名センスにうっとり。


 他の佐藤 史生作品の記事は以下に ↓

「死せる王女のための孔雀舞」

「羅陵王」

ふたつの「バビロンまで何マイル」

「打天楽」 (ワン・ゼロ番外編)

「ワン・ゼロ」

「夢見る惑星」

「金星樹」
コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする