猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

さそう あきら 「神童」

2007年09月19日 10時40分39秒 | マンガ家名 さ行
             双葉文庫名作シリーズ 初版 2003年12月25日~ 
        1999年度 文化庁メディア芸術祭優秀賞・手塚治虫文化賞優秀賞受賞
              
                 つるさんにお借りしています。


 これは以前映画で見ましたけど、原作の方が実写映画よりいいですよ。 → 映画 「神童」

 映画はなんか・・・印象が暗い・・・。うたちゃん母娘の自信まんまん破天荒ぶりが映画には全然出てない。まんがの方が明るくて楽しい。うたちゃんの天才ぶりもまんがの方がよくわかる、納得できる。映画は実写なので、あまり大げさでもと抑えているんでしょうか。又、うたの奏でる音楽がこの世のものではないくらい素晴らしい、うた の手で奇蹟が起こる、という場の表現はCGでも使って表してもよかったんではないかと。

 この作品、文庫で全3巻のボリュームでしたが、3巻になってからぐっと盛り上がってきます。1巻はピアニストとしての神童である小学生 うた が野球好きということで、野球シーンが後半ほとんどのページを使って有ります。音に関係するシーンなので全然ストーリーに関係ないというわけでもないのですが、これは野球マンガかい ? と錯覚しそう。
 夜さんのブログ → さそうあきら 「神童」 でもそういってましたね。

 3巻で うた が世に認められてその後音楽家として致命的な病気に見舞われるところはドラマチックで面白い。
 最後の方に出てくる、聾者の若い女性ダンサーが聾者の子供のワークショップをやっているところなどは実際こういう人がいるのだろうと想像できる。とてもリアルです。

 そうそう、私の好きなおじいちゃん ヴィルトゥーゾ・ホロヴィッツ は似顔絵そっくり、晩年の日本に来た頃のままで可愛かった~~。これも実写ではおとなしめの本物のピアニストさんがやっていて、つまんなかったよ~ぅ。日本人調律師はまんがではカッコよすぎ。若く描いてたし。

 映画を先に見ていましたけれど、やっぱり小説でもマンガでも、原作つきを映画にするのって難しいんですね。


 ※ 最近又、拙ブログをお訪ねくださる方が多くなり、大変ありがとうございます。多分昔のまんが関係を見に来られる方が多いと思います。
 画面左のカテゴリー マンガ 及び マンガ家○行 をチェックして、マンガ雑誌 COM の表紙や石森(当時) 章太郎、水野 英子、西谷 祥子氏などの表紙絵だけでもご覧になっていってくださいませ。
 又、記事にまさったコメントを下さる方も数多く、ぜひそちらもお見逃しなく、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m 



※ PSのPS
 よく行くBBSさんで 「トーマの心臓」 について語ってるよ。そんで ギムナジウム カフェ の話題も 萌えぇ~ → おしゃべり広場 スタジオライフ公演「トーマの心臓」
コメント (2)
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