猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」

2008年06月13日 11時36分21秒 | 映画
   ホームページ → 隠し砦の三悪人THE LAST PRINCESS 


 1958年公開の黒澤明監督の作品をリメイクしたこの作品、黒澤作品をビデオで見ていた私は、どんなもんだろと思って見て来ました。

 GWの時の代休を取った平日、有楽町日劇のスクリーン前には観客がぱらぱら。白髪の男性5人ほど、中年男が一人パンをぱくつき、中年女性 (私含む) が一人づつ3~4名離れて座り、割と若い男が一人、カップル一組と言った按配。
 上映前の館内には布袋寅泰、KREVA、「東京事変」のベーシストの亀田誠治の三人がこの映画のために結成した「The THREE」のラップの主題歌 「裏切り御免」 が響き渡り、年齢高めの観客達はちょっと居心地が悪そう。
 私のように黒澤のリメイクということで見に来た人が多かったのでしょうか ? 長澤まさみ や 松本 潤 を目当てに大学生とかもっと来ていると思ったのに。

 内容としては…私も昔一度だけビデオを借りて見ただけでしたが、黒澤作品とはだいぶストーリーや設定を変えていたなというのが印象でした。途中途中にぱっと場面展開があり、スピード感があって面白いし、しかもストーリーはちゃんと分かりやすいように組み立ててあるので小学生でも大丈夫。監督はエンターテイメントとして頑張って創ってます。

 役者の方もアイドル二人はともかく、阿部 寛 と 椎名桔平 は凄い対決シーンを見せてくれましたし、木こり役の 宮川 大輔 は若いのに役者として上手いな~。

 結構面白いと思ったのに、ネット上の評判はイマイチなのよね。黒澤作品を見た人にはアイドルを使ったお手軽映画と思えてしまうのかも。結構楽しめると思うけどね~。
 1958年公開の黒澤作品には確かに 千秋実 や 藤原鎌足 や 三船敏郎 や 志村喬 と言った重厚な役者陣が揃っていて画面も黒っぽく本格時代劇という感じはしたけれど、映画なんだからどっちも楽しく見られれば良いと思いますよ。

 ジョージ・ルーカスが黒澤作品の 「隠し砦~」 からインスパイアされて 「スター・ウォーズ シリーズ」 を作ったのは有名な話ですが、黒澤作品とスターウォーズ最初の作品の同じトップシーン (二人で砂漠をふらふら歩いてるシーンね) が又出てくるかと期待していたのにファーストシーンは違ったな~。

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