この3連休に読み終えたマンガ3冊。木原 敏江 「天まであがれ!」 は是非読みたくて、ゴルフ合宿に持って行って夜、ホテルで読んでました。一泊してゴルフする時の夜って、結構時間が有るのに何もする事なくて、だんなはTVで野球とか見てるうちに高イビキだし、夜がつまんないんですよ。(笑)
温泉もそう何度も入るほど好きではないし。今回は、厚い文庫の2冊目の2/1くらいまで読めました。こりゃいいわ。今度からいろいろ持って行こう。(ハマッテますなー)
この、「天まであがれ!」 は、㈱秋田書店の平成11年4月10日初版 (1巻)、11年6月10日初版 (2巻) の文庫本です。文庫にする時に、表紙イラストを後から作者が描き下ろしたもの。同じ秋田書店の 「あ~ら わが殿!」 と同じパターンです。ファンサイトのインタビューで、やっぱり絵柄が違いますよね、と作者も言ってましたが、当時からでも25年位も前の、中の絵柄とは、やはり違って当たり前ですね。でも、そこが又、ファンには興味深かったりして。
新撰組のお話です。美形の 沖田 総司、もっと美形、どう見たってアングロサクソンの顔で、金髪っぽい髪の 土方 歳三様 日本人に見えなくたって、少女マンガのお約束だから、いいんです
この歳三様、木原作品の名物、フィリップ顔です。フィリップとは、木原作品中のスターシステムのスターというか、同じ顔で、違う作品に、違う役で出てくる美形さんです。手塚作品の中のロックとか、ひげ親父とか思い浮かべてくれれば分かるかしら。木原作品にも、他に 「お日様ニコラ・お日様新吾」 (黒髪基本) とか、いろいろいるのですが、一番分かりやすいスターです。今回の、歳三様役もとっても素敵よ~~。
初期作品で、絵柄はまだ洗練されていないし、お話も歴史に忠実というわけではありませんが、マンガはそういうものじゃありませんから。DOZI様(木原 敏江先生の愛称) 流のオリジナル新撰組に浸りました。 噂どおりの初期の名作です。
写真下の 「岩を枕に星を抱き」 は、同じく木原先生の、小学館文庫、2001年6月10日版のもの。1982年~1990年まで 「ララ」 とか 「プチフラワー」 に掲載された読みきり5作品を収録したものです。ラブコメばかりで、楽しく読みました。
昨日の夜は、またまた、DOZI様 の「愛しき言(こと)つくしてよ」 が入っている秋田文庫、平成13年12月版を読みました。作者を好きになると、どんどん行きますよー。4作品ある中では、「無言歌」 初出誌 「ララ」 1977年3月 と 「白い森」 1975年が気に入りました。
この文庫の解説は、私が、DOZI様 を詳しく知るよすがになっている、ディープなファンサイトの管理人 「ゆりあ」 さんです。
あ~ら DOZIさま!
いつまで DOZI様 MYブーム が続くんでしょうか
少女マンガならではの設定♪
みんなキラキラですてきですよね~(ノ´∀`*)
あぁ。。
最近少女マンガ読んでません。
トミーさんの記事を読んでいると
ちょっと読みたくなってきますねw
同じ新選組モノのピースメーカークロガネだって
髪の毛の色が日本人ではありません。(笑)
無頼の原田佐之助だって外国人みたいです。
でもマンガだからいいんです。絵は記号なんだからー。
>「天まであがれ!」
読んだのはかなり遅くて結婚してからです。
古本屋さんで1冊50円で売ってたマーガレットコミックスで読みました。
司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」のイメージがだいぶ入ってるのかなーと思いました。
土方さんの最後とか…。
土方と沖田が仲良しってのも司馬遼太郎さんの創作がヒントになったのかなーとも思いました。
(史実では近藤と土方の方が確実に仲良しっぽいような。)
オリジナルキャラの風守さんって人がカッコ良かったなあという印象が強いです。
なんか風守さん可哀想・・・・という読後感でしたねー。
子供の頃読んだとしたらまた全然違う感想を持ったかも知れないですけど。
突っ込み所など、な~んも考えないで、どっぷりその世界に浸っていると、ストレス解消になりますね。映画とかもそうですけど、今はすっかりマンガが、私の <プチここでないどこか> になっているようです。 (そんなにストレスたまってんのか ?)
レイストリン様
レイストリンさんも、大人になってから読みましたか。やはり、子供の時とは感じ方が違うのは当たり前ですが、それでも名作は、子供でも大人でも何か感じるものが必ずあると思います。
司馬遼太郎さん、私も好きで文庫で殆ど持っているのですが、「燃えよ剣」はて、読んだかな。これは読まねば。司馬遼太郎は、日本人の歴史観を作った方ですよね。私も、しっかり司馬史観になってます。だから、東郷元帥は無能者扱い (笑)
風守さん、うんうん、かっこよくて可愛そう。結局最後まで残ってしまうんですよね。残ったといえば、蓉姫(ようひめ)もその後45年くらい生きて、摩利と新吾に逢ってから亡くなるくだりが 「摩利と新吾」 (忍ぶれどの巻) に描いてありました。木原ワールドでも、歴史は繋がっていくのですね。
どれだけ泣いたことか。
レイストリンさんご指摘の通り、司馬遼太郎の「燃えよ剣」をモチーフに作られた作品だと思います。「燃えよ剣」をお読みになると、より一層土方ファンになられることだと思います(*^m^*)
木原作品はなんというか少女漫画の王道を歩いているところが偉大だと思います。それに泣かせどころがちゃんとわかっている。ニクイひとです!
木原作品の中で一番好きという方、多いですね。これと 「アンジェリク」 が。私は大人になって初めて 「摩利と新吾」 を読んでハマッテ、それからこれらを読んだので、今だに まりしん症候群 が治らないくらいなんですが、リアルタイムに読んだ方は、この2作品の評価が高いようです。読むタイミングって有りますよねー。
泣きました。
みなみ様もリアルタイムで読んでいた方でしょうか。
新選組というだけでも悲劇を思い浮かべるのに、このお話はより泣けますよね。
エメラルドは私はまあまあ、というエンターテイメントに徹しているな、と思って読んでました。
まりしん は私にとってやっぱり特別です。
壬生寺などいつの間にか有料になっていてびっくり。
新選組貸衣装屋などもあってずいぶん商品化されたなぁと感慨にふけってしまいます。
一緒に旅行できるとはすばらしい♪
壬生寺はまだ行ったことない所で、いつかはと思っています。