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COM 1968年8月号掲載 9月号にも有り。詩訳/構成/絵 あすなひろし
この号には4編の西部開拓時代を歌った歌が載っています。映画の主題歌が多いようですね。詩を訳し、絵を描き、構成も考えて全て自分で作っています。又、ウェスタンの中には勇ましい唄、明るい唄もあると思われるのに、選んでいるのは哀愁漂う男の唄ばかり。その時代、その場所、その人たちの唄がお好きだったのでしょうね。
最初のページにあすな氏のモノローグがカウボーイの後姿とともに載っています。
-略-彼らはうたう
終わり亡き愛へのあこがれ
ひとり旅行き
ひとり死にゆく哀しさ
画像とくわしい解説がこちらに載っています。 ↓
あすなひろし追悼公式サイト内 西部の唄のページ
ここの管理人さんは、4編ともどの映画の主題歌であるとか、詳しく書いてらっしゃいますので、ぜひ行ってみてください。
最初に載っているのからして 「寂しい草原に埋めてくれるな」 という題から寂しい歌。
死の床にいる若者が、息もたえだえに、狼の吼える寂しい草原には埋めないでくれと頼んでいる。看取ってくれる人などいなくていいからと。けれど私達は風の吹き渡る草原に6フィートと3フィートの穴を堀り、その底に息絶えた若者を埋めました・・・。
このページのイラストは、先ほどの西部の唄のページの2番目と、あすなさんの公式追悼サイト ↓
あすなひろし 追悼公式サイト トップベージ
のトップ画面の右上で見られます。
「野鴨の叫び」
この女のそばで眠りたいのに、野鴨が北の空に羽ばたく声がするからオレも行かなけりゃいけない。冷たい氷の溶けぬうちにお前の急ぐ北の国へ
「ラレドの通り」
ラレドの通りで白いリンネルをまとった哀れなカウボーイと会いました。彼は言う、私が悪事を働いたのももう過ぎたこと、私は今胸を撃たれて死ぬのです。
彼の願った水を汲んで戻ると、彼は息絶えていました。
最初の写真が ↑ このページのイラストです。
「500マイルも離れて」
この汽車が去ってしまったらあなたは私の去ったことを知るでしょう。そして哀しい汽笛の叫びを聞くのです。
100、200、500マイルも離れて今はあなたの愛もなく、去っていく私。もう帰ることの出来ない故郷。
私の知っているのはピーター・ポール&マリーが歌ったこの 「500マイル」 だけですね。
おまけ映像 ↓ 松本 零士 氏のファンの方見てね。
おまけ画像
戦後すぐにどっとアメリカ映画が入ってきたときから、昭和30~40年代は西部劇の日本における全盛期でしたね。1953年生まれの私は後半しか覚えてないのですが、「OK牧場の決闘」 とか「大いなる西部」 「リオ・ブラボー」、などは名前を良く聞きました。「帰らざる河」はTVで見たし。
TVドラマでもいっぱいありましたね。「アニーよ銃を取れ」 「ローハイド」 「ララミー牧場」 ああ懐かしい。
西部劇のマンガについて詳しいページを見つけました。 ↓http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/seibusi3/sengosi5.htm
このページ以外でも西部劇映画についてとても詳しく載ってます。
私が幼い頃は、たぶん日曜か土曜の午後は西部劇映画タイムだったんですよ。(今でいう二時間サスペンス劇場枠です)地方だけだったのか判りませんが、祖父と二人で(笑)よく観ていました。私の映画好きの土台になっています。