新作が載っております。一度寄っていただいた方もぜひもう一度。
上の図版は美女の代名詞 小野 小町さん。持ち歌は
「花の色は 移りにけりないたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
どんな美女も時の移ろいによる容色の衰えには勝てません。
ブログ仲間、本をいっぱい貸して頂いてる 夜様のところで まんがカルタ をやっていて、もうこれがおもしろーておもしろーて。 →
マンガいろはカルタ募集中 !!
で私も真似っこ、以前ゴルフで ゴルフ百人一首 と言うのを作ったことがあって
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ゴルフ百人一首
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ゴルフ百人一首 Ⅱ
結構好評だったので、まんがで作ってみようかと・・・。
手始めは、
足曳きの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を 独りかも読む (byトミー。)
<解説> 山鳥の長い尾よりも、いっそう長いこの夜を家人も忘れ、明日の仕事も忘れてマンガを読むことだなぁ。ああこんなこと、やってみたい!でも替え歌としてはまんまだなぁ。
元歌 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
足曳きの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を 独りかも寝む
忍ぶれど 色に出にけりわが好み 美形・動物・腐も少々 (byトミー。)
<解説> 想いのうちをじっと心に忍んできたけれど、いつか私の趣味心がブログに出てしまい、「こういうのが好きなのか」と人に尋ねられるようになってしまった。
元歌 平兼盛(たいらのかねもり)
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問うまで
巡りあいて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 掘り出し物かな (byトミー。)
<解説> ブック○フでめぐりあって、ちょっと迷ってしまううちに、貴重本は雲に隠れる夜半の月のように無くなってしまったことだ。古書は一期一会よ~~
元歌 紫 式部(むらさきしきぶ)
巡りあいて 見しや夫(それ)ともわかぬまに 雲がくれにし 夜半(よは)の月かな
百敷や 古き書棚のしのぶにも 猶あまりある 昔なりけり (byトミー。)
<解説> ブック○フの上の棚にしのぶまんが本をみるにつけても、忍んでも忍びきれない華やかな昔の人気であったことよ。うーんちょっと分かりづらいかな。
元歌 順徳院(じゅんとくいん)
百敷や 古き軒端のしのぶにも 猶あまりある 昔なりけり
我が庵は 都のたつみ本と住む 世をうぢ山と 人はいうなり (byトミー。)
<解説> 私は都の辰巳(東南)に家を構え、こうして心静かにまんが本を読んでいる。それなのに世間の人達は、つらい(憂き)山に世を憂えてこもっているように言うのだ。ほっといてくれる!
元歌 喜撰法師(きせんほっし)
我が庵は 都のたつみ鹿と住む 世をうぢ山と 人はいうなり
本の色は 移りにけりないたづらに 新作・古書と ながめせしまに (byトミー。)
<解説> 本の色は黄ばんできてしまった、本棚に長い間あるうちに。それと同じように、私がマンガ本ばかり読んでいる間に、私の若さも過去のものとなってしまった。ああぁぁぁ~身につまされます~。
元歌 小野小町(おののこまち)
花の色は 移りにけりないたづらに わが身世にふる ながめせしまに
我が身をかえり見たところでひとまず筆を置きます。多分第2弾も考えます。皆様 マンガ百人一首 大々募集いたしますので、閃いたら是非コメント欄に入れておいてくださいませ~。
参考HP →
小倉百人一首
早速皆様からどんどん届きましたので、発表させて頂きます。
もろともにあはれと思へ山桜 花より外にしる人もなし 大僧正行尊(だいそうじょうぎょうそん) ↓
もろともに読み感ずるオタク人 漫画のほかに話すこともなし (by夜さん)
<解説> 読んだ漫画の感動を共感し、その話を心置きなく出来ることこそ至上の幸せという意味
心にもあらでうき世にながらへば 恋しかるべき夜半の月かな 三条院 (さんじょういん)
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心にもかなひ浮き世にながらへば 読みつくしたき未読の山かな (by夜さん)
<解説> 思いのままに長生きできたなら、この世の未読漫画を読破したい!との意
淋しさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋のゆふぐれ 良ぜん法師 (りょうぜんほっし)
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読みたさにBOに入りてながむれば いづこも同じ本の並びは (by夜さん)
<解説> 欲しい本があってBOへ行ったのに、どこにも無くてあるのは読んだことのある本ばかり。。。の意
夕されば門田のいなばおとずれて あしのまろやに秋風ぞふく 大納言経信 (だいなごんつねのぶ)
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夕暮れに角のBO訪れて お足の無さに秋風ぞふく (by夜さん)
<解説> ある日の夕方、ふらっと立ち寄ったBOに欲しかった漫画を見つけたのに、財布が空で泣く泣く諦めた、との意
憂かりける人をはつせの山おろし はげしかれとは祈らぬものを 源俊頼朝臣 (みなもとのとしよりあそん)
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憂かりける漫画の初のドラマ化を 面白かれと祈り願へば (by夜さん)
<解説> 人気漫画のドラマ化決定で、原作の良さをちゃんと引き出せるのかと心配しながらせめて面白い物を作ってくれと願うファンの気持ちを歌ったもの
かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける(中納言家持)
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鳥の声聞こえて窓を見て空の 白きを見れば夜ぞ明けにける (by夜さん)
<解説>読んでる漫画のあまりの面白さに
つい徹夜してしまって、鳥の声にふと気付けば
もう朝になっていた。。。。ああ、仕事はどうしよう~~~という、漫画読みの歌
ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ(紀友則)
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ひさかたの光のどけき春の日に 乙女心持て漫画読むらん (by夜さん)
<解説>まんまです。のんびりした春の日に乙女漫画を読んで恋の世界へトリップ。。。ああ、良いわ~~
誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに(藤原興風)
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誰もかも知る人ぞ知る宮崎の 手塚の昔の影ならなくに (by夜さん)
<解説>今をときめくアニメ監督宮崎駿さん、手塚さんへの批判など色々取りざたされるけどそれでもやっぱり、手塚漫画の影響はあるのよ!何だかんだ言っても、やっぱり手塚治虫は偉大だ!との意
あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめん(僧正遍照)
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腐の風に萌えのかよひ路踏み抜けて 乙女の姿はまだ未練なる(by夜さん)
<解説>萌え一途の腐女子たち。。。自分ではいつまでも乙女だと思っても、端からはそうは見えないから~~!という、オタク腐女子に対する警句
ああっ全部身に憶えのあることばかり・・・。せめてこういう歌をつくり、分かる友人を持ったことを幸せと思おう。
自分でももう少しひねらなくちゃ、と
逢見ての 後の心にくらぶれば 昔は物を思わざりけり 権中納言敦忠(あつただ)
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読書後の 後の心にくらぶれば 未見は物を思わざりけり (byトミー。)
<解説> 知らない作者のまんがを読んでからの後の執着に比べれば、未見の時の私の思いなんて底の浅いものであったのだ。
是やこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸
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是やこの 行きも帰りも避けられぬ 古書も新刊も本屋の関 (byトミー)
<解説> これが行きも帰りもよらずにはいられないという、関所のような本屋の店々なのか。