Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
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千葉ノード大会2011で見た素晴しいロボット

2011-02-28 | RoboCup2011

すみません、写真は整理したら、そのうちアップします。


千葉ノードの大会を見るたびに・・・

これは、単なる競技会でなく教育プログラムなんだ!

と、認識させられます。

それって、ロボカップジュニアの基本的な理念を忠実に守っている・・・素晴しい活動だと思います。

Img_3971

プレゼンポスターの意義もしっかりアピールしてます。

今回の競技でも、副審は参加してるチームメンバーが順番に実施するようになっていました。


じゃあ、教育的なだけで競技チームとしては弱いのか・・・

と、言うと・・・千葉ノードから参加したチームでジャパンオープンで活躍したチームも何組も居ます。

私が知っている限りでは・・・2007年のチーム「MIZUKI」です。 関東ブロック優勝で、ジャパンオープンでは惜しくも7位で決勝には出られませんでした。

私は、このチームのロボットは大好きです! 

そして、2009年のチーム「こりおり」です。 関東ブロックでは5位だったものの・・・千葉ノードのお家芸である自作機でジャパンオープンで2位になりました。 しかも、本人は決勝の日には体調が悪く、ぎりぎりまで寝ていたとか・・・しかし、不運なことにその年のグラーツ世界大会は規模が小さく、レスキューセカンダリは世界大会は1チームのみの推薦でした。 ですので、彼は世界大会には参加していませんが、世界大会参加チームと同様の実力の持ち主と言えます。

で、その「世界大会参加者と同様の実力の持ち主」に本日は、会ってきました。

Img_4383

今は・・・レスキューを裏切って?サッカー競技に浮気してます。

超高速回転アタックを披露してくれました・・・

早くレスキューに帰って来てほしいです。(笑)


すっかり、前書きが長くなりました。

それでは、千葉ノード大会で見た、素晴しいチームとロボットについて雑感など・・・

あっそうだ! レスキューの競技の模様を女の子が解説してくれるのが・・・Good point !!


まずは・・・

チーム「ヘリオス」です。

このチームのロボットを見た瞬間・・・このロボット好き! と思いました。

上で紹介した、チーム「MIZUKI」のロボットを髣髴とさせる・・・低重心で安定性のあるロボットです。 確か2回目の競技では、坂道を難なくこなしてレッドゾーンに消えていったような・・・

Img_4145

NXT本体を極限まで下げて、逆に(NXT用のあのでかい)モーターを上に持ち上げています。

ギアでモーターの駆動力を下にあるクローラーに伝えていました。

Img_4476

坂道も、安定して上ります。


もう1つ・・・ロボットが気に入ったのがチーム「ISO」です。

RCXのロボットで、とってもコンパクト!

そして、とっても単純です。

大昔のM&Yのロボットを思い出させるような・・・

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ただ・・・プログラムの方の完成度がイマイチでした。

是非、次回はプログラムを進化させて、再挑戦して欲しいものです。


はい、次・・・

チーム「へるつ」です。

ロボットは、千葉ノードのお家芸である完全自作機です。

セカンダリのチームなので、ちゃんと被災者を持ち上げるアームを持っています。

(今回の千葉ノード大会では、アームを取り外して、1階だけを頑張るチームが多かったので、アームを付けているチームはとっても少なかったです。)

ただ、そのアームが稼動するところは、残念ながら見られませんでした。

で、このチームの素晴しかったのは・・・

競技前の調整です。

Img_4523

前の記事で書いたように、1部屋目のカーブの先のギャップが最初の難関でした。

そこで、必ず外れてしまうロボットを、一所懸命調整しました。 最後には、アームを右に動かしたり、開いたり・・・いろいろな角度に動かして、ギャップの制覇に挑みました・・・

(競技前に調整を終わらせとけ! っていうのはごもっともですが・・・)

競技前の努力が素晴しくて・・・スミマセン・・・競技ではギャップを制覇できたか・・・忘れました。


そして・・・

もう、今回の千葉ノード見学の目的であると言っても過言ではない、チーム「ぼるた」です。

これも、完全な自作機です。

残念ながら、一階の制覇に全力を注ぐことを目的に、被災者を掴むアームは取り外してしまったようでした。

で、このロボットの特徴は・・・・

普通はライントレースをするために光センサーで黒と白の値を計測し、閾値を設定して、プログラムに埋め込むのですが・・・その設定をAutomaticallyに実施してくれる、素晴しいアイディアを実現しているんです。

ロボットを真横に向けてスタート準備をするのが、なんか新鮮です。

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光センサーを黒線に載せるためにロボットを置く位置を決めるメンバーの真剣なまなざしが印象的でした。

さらに・・・2回目の競技では・・・直角を直進してしまうのが、なかなか解決できなくて、競技時間に食い込んでも頑張って調整していました。

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で、結局それを克服して良い結果を残すことができました。

下手なドラマより見ごたえがありますねぇ。


では、最後に・・・今週のびっくりどっきりメカ発進!


チーム「KAITORAMAN」です。

あれ、今回はセカンダリなの・・・私の中では、永遠にプライマリなんですけど・・・

競技が終ったあとに、少しだけお話した「KAITORAMAN」は、キチントした口調で受け答えしてくれて・・・確かに大人に成長してる・・・

毎年、凄いアイディアで、私を驚かせてくれる「KAITORAMAN」のロボット・・・

今年はどうかと言うと・・・期待を裏切らない素晴しいものでした。

最初に見た時・・・「なんじゃ、こりゃぁ!」と思いました。

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NXT2個積のロボットは、これまでにも何回か見たことがありますが・・・普通は、左右や前後でバランスをとったデザインにするものですが・・・

「KAITORAMAN」のロボットは、そんな Symmetry(対称性) を一切無視したデザインでした。 セカンダリのチームですので、ちゃんと被災者を掴むアームも搭載していました。

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いやぁ、もう見た目のインパクトが強すぎて・・・走りは・・・あんまり覚えていません。

さらに・・・2回目の競技では、なんか車高が上がってる!

そう、1回目は確かクローラのロボットだったハズ・・・でも、今は車輪が付いている・・・

なんと、1回目の競技の反省からか、この短い時間で大改造をしたようです。

このチームも、1部屋目のギャップ対策に大変苦労していました。

調整時間が競技時間に食い込んだものの・・・調整の甲斐あって・・・なかなかの結果だったと思います。

競技終了後の笑顔がイイ


まあ、とにかく・・・子供のアイディアって、素晴しいと思います。

競技の点数とは別に、(ロボコン大賞のように)アイディアを評価するようなものがあっても良いですよね。 

私が審査員なら、「ぼるた」と「KAITORAMAN」に賞を出したいと思います。

コメント
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