今回のお題は、「瓦礫と障害物」です。
1.5 Debris and Obstacles:
1.5.1 Debris and Obstacles may be located anywhere in the arena (except on the ramp).
1.5.1 瓦礫と障害物は競技アリーナの中で傾斜路以外のどこにでも配置される。
1.5.2 Debris may consist of speed bumps (made from 10 mm plastic pipe or wooden dowel painted white) or wooden sticks less than 3 mm in diameter (e.g. cocktail sticks or kebab skewers). Robots may drive over or push aside debris as needed.
1.5.2 瓦礫は白い直径10mmのプラスチックパイプまたは木の棒で作られたスピードバンプ、または直径3mmのカクテルスティックやケバブ串などの木の棒で作ります。ロボットはそれらを乗り越えるか、押しのけて進みます。
1.5.3 Debris may also be attached on or next to walls.
1.5.3 瓦礫は壁際に設置されたり、壁に貼り付けられるかもしれません。
1.5.4 Obstacles may consist of bricks, blocks, weights and other large, heavy items. Robots are expected to navigate around Obstacles. Obstacles that are moved/knocked over will remain where they fall and will be reset only once the robot has completed its scoring run.
1.5.4 障害物は煉瓦やブロック、おもしなど大きくて重いものを使います。 ロボットは障害物を回避して進みます。 障害物を動かしたり倒した場合はそのままの位置を動かしません。ロボットが計測走行を完了したら(競技が終了したら)元の位置に戻します。
1.5.5 Obstacles (when used) will only be located on tiles that do not have walls directly on either side. This will give robots the space necessary to navigate around them.
1.5.5 ロボットが障害物を回避することができるスペースがある、両側に壁が無いタイルに障害物が設置されます。
こんな感じでしょうかねぇ。
いつからか・・・障害物と瓦礫を明確に説明するようになりました。
障害物は、大きなブロックや煉瓦等が使われて、基本的には回避します。 押して動かしたり、倒したりしてもペナルティにはなりません。しかし、押したり、倒したりして、本来の経路を塞いでしまうかもしれません。そうすると、ロボットはその先に行けなくなってしまいます。なるべく、動かさないで回避するのが吉でしょう。
一方の瓦礫は、もっと小さな障害物で、乗り越えて進むスピードバンプや、押したり乗り越えたりする楊枝などの細い木の棒があります。
1.5.1は、傾斜路以外であれば、瓦礫や障害物をどこに設置してもいいよ! というものです。 ここは変更ありません。
1.5.2は、瓦礫の説明です。 瓦礫は、乗り越えたり、押しのけたりして進みます。 ということは・・・スピードバンプを押しのけても(剥がして進んでも)良い!?
1.5.3は、新しいルールです。 瓦礫を壁に貼るかもしれません。 壁伝いに進むロボットにとっては、厄介なルールです。 next to wall というのが、良く判らないのですが・・・壁に寄せて設置するということでしょうか?
1.5.4は障害物についての説明です。障害物は押して動かしてしまったり、倒してしまっても、その競技が終了するまでは元に戻しません。
1.5.5は、これも新しい定義ですね。 障害物を設置する場所が定義されました。 左右に回避するスペースのある大きな広間に設置されるようですね。
これ、意味あるのかなぁ?
普通の経路に障害物が置かれていて、別の経路を探せ・・・というので良いと思うのですが・・・
これ、ルールを単純に読むと・・・3×3の大きな広間にしか障害物を設置できないですね。