今日のお題は「被災者」です。
1.6 Victims:
1.6.1 Victims will be electrically heated sources of thermal infrared (TIR) radiation (wavelengths greater than about 3 microns) located near the floor of the arena (centered approximately 7 cm above the floor).
1.6.1 被災者は赤外線(波長3μm以上)を出す電気式のヒーターで、競技アリーナの床の近く(大体7cmくらいの高さ)に配置されます。
1.6.2 Each victim will have a surface area greater than 25 sq cm.
1.6.2 被災者は25平方cmよりも大きくします。
1.6.3 Victims may be coated with paint or fabric to ensure a high thermal emissivity.
1.6.3 被災者を、熱の放射率を高くするために、塗装をしたり、布で覆っても良い。
1.6.4 The surface temperature of victims should be as close to human body temperature as possible (37ºC/310K).
1.6.4 被災者の表面はできるだけ人間の体温に近い温度を設定します。(37℃)
1.6.5 There will be a minimum of five (5) active victims in any round.
1.6.5 どのラウンドにも最低限5個の被災者を配置します。
1.6.6 There may be objects that resemble victims in appearance, but are not heated. Such objects are not to be identified as victims by robots.
1.6.6 被災者と同じ形をしているが、熱を発していないものが配置されているかもしれません。 それらは、ロボットには被災者と判断されません。
こんな感じでしょうかねぇ。
被災者関連もいろいろと変わってきました。
1.6.1は変更ありません。 相変わらず電気式ヒーターということで、エネルギーが指定されています。
ですので、関東ブロックのようにホッカイロを使うのは、ルール不準拠になります。(笑)
波長3μm以上の赤外線を発する・・・という説明があるのですが・・・これ、必要なのでしょうか? というか、競技で使用している電気ヒーターは、本当に3μm以上の波長の赤外線を放出しているのでしょうか? 主催者(スタッフ)がそれをそれを証明するのは、とっても大変な気がします。
だから、もうこの波長の説明は必要ないですよね。
それから、「高さ7cm」・・このように書かれると、日本人はものさしで測って、きっちりと床から7cmの高さに揃えると思うのですが・・・これはそういう意味ではなく、おおよそ下半分(平均すると、大体床から7cmの高さ)というような、アバウトな記述らしいです。
ですので、だいたい壁の下半分に設置する・・・という感じでしょうか。
1.6.2 も変更ありません。
1.6.3は、must が may になりました。 だから・・・~しても良い!
1.6.4は、被災者の温度設定が変わりました。 これまでは「45℃以下」、今回は「できるだけ37℃に近い温度」です。 より、人間の体温に近づけるということです。
1.6.5は、被災者の個数が規定されました。 最低でも5つ(5人)ということですが・・・
これ、何か意味有るのかなぁ・・・別に、1人でも100人でも良いような気がします・・・
そして、1.6.6では、ダミーの被災者がでてきました。同じ電気ヒーターでも、電源を入れないものがある(かも) それは、勿論被災者としての得点は入りません。 これも、決め撃ち対策なんでしょうねぇ。