最近のジュニアレスキューのルールでは、「プレマッピング禁止」と書かれています。
レスキューBのルールの原文では・・・
2.1.3 Robots may utilize various maze navigation algorithm. Pre-mapped type of dead-reckoning is prohibited.
この後半部分ですね。
日本語翻訳版では「事前に迷路のマップ情報を記録させておく方式は禁止とする。」と書かれています。
さらに・・・
3.3.4 Calibration time is not for pre-mapping the arena and/or victim location. Pre-mapping activities will result in immediate disqualification of the robot for the round.
日本語翻訳版では、「調整時間にアリーナや被災者の場所に関する情報をロボットに与えてはならない。このような行為を行った場合、そのラウンドは即時に失格となる。」と書かれています。
アリーナや被災者の場所をプログラムに埋め込んではいけない・・・
これは、アリーナの中の被災者の設置された座標をロボットの中に設定してはいけない。
迷路の経路情報(前、前、右、前、前、左、・・・など)をロボットの中に設定してはいけない。
まあ、こんな感じで解釈していました・・・
もうちょっと明確に知りたくなって、国際TCに質問してみました。
質問した内容は、以下の通りです。
「もし、ロボットのプログラムにスタートするタイルの座標を書き込んだとしたら、そのチームは競技に参加できますか?」
「もし、ロボットのプログラムに、部屋の出口の座標を書き込んだとしたら、そのチームは競技に参加できますか?」
答えは・・・「No」でした。
つまり、ロボットの中にスタート位置や部屋の出口の座標を入れると、失格(競技に参加できない)になります。
回答は・・・「If we see any team inserting coordinates in the robot, they will risk disqualification.」と続いていました。
これは・・・マッピングチームにとって、結構インパクトがでかいですよね。
う~ん、とっても高度な要求です。
しかも、これは2013年ルールから変わっていないので、今度の日本大会も同様ということ・・・!?
M&Yは、2010年、2011年は、スタートタイルの座標、部屋の出口の座標を埋め込んでました。 しかし、2012年からは、座標を埋め込まない方式に変えました。
だから・・・現状では問題は無いのですが・・・
他のマッピングチームは、この問題をどのように解決しているのでしょうか!?