ノード大会を見ていると・・・傾斜路を上るロボットには2種類の上り方があることが判ります。
方法1
傾斜路で、左右の壁に当たったら、当たった方と反対の方にロボットを回転し傾斜路を上る
いわゆるタッチセンサーで、左右の壁に当たったかを検知すればできます。
いや、できるはずです。
かって、M&Yのロボットもこの方式でした。
理論的には、ごく当たり前で、プログラムも単純です。
ただ、モーターの相性で、ロボットは左右のどちらかに曲がるクセがあるので、片方の壁ばかりに当たりながら傾斜路を上ります。
で、この方式は、側面からのタッチにきちんと反応するバンパーを作れるか・・・ということに尽きます。
ノードを見る限りでは、側面からのタッチに反応せずに、壁にぶつかったまま真横に向いてしまうロボットが結構ありました。
前方のタッチ、側面からのタッチをきちんと検知できるダブルバンパーを装備しましょう。
方法2
壁に沿って上っていく 壁に触れながら上っていく
表現はいろいろありますが、壁に機体を擦りながら傾斜路を上っていく方法です。
機体の左右にローラーなどを配置して、壁に触れても詰まらないようにすれば、意外と簡単にできるかもしれません。
単純で確実な方法だと思います。
しかし、壁の継ぎ目などが出っ張っていたりして、変なところで引っかかってしまうリスクがあります。
さらに、2012年ルールからは、瓦礫を壁に貼り付けて良いことになりました。 つまり、壁にスピードバンプが貼り付けられているかもしれません。 そうすると、このローラー作戦は、怪しくなってきますね。 できるだけ大きなローラーを使うしかありません。
ということで・・・
傾斜路を確実に上れる方法を考えましょう。
ちなみに、現在のM&Yのロボットは(レスキューBですが・・・)上のどちらの方法でもありません。
左右の超音波センサーを使って、壁に触れないようにして傾斜路を上ります。