かつて藤井寺に住んでいたころ、自転車とカー・サイクリングで回った。最近は近鉄に乗って京都から訪れる。しみじみと奈良県は見どころが多いと思った。
しかし、現在奈良市は、宿泊観光が少なく「大仏だのみ(鹿もか)」観光と揶揄されている。確かに、夜の観光も無く「立ち寄り型」であり、神戸と同じ様相だ。但し、神戸には夜の観光、なんといってもステーキと港町の夜景がある。
奈良市内に宿泊をすすめるには、奈良の広域観光を整備するのが得策だ。そのためには、エリアを回る電車とバス・ルートまたは自転車(電動・変速付き)が有効だ
奈良宿泊前提として観光客が見たいエリアとして
①法隆寺エリア
・法隆寺、薬師寺、唐招提寺を見るなら一日はかかる
・法隆寺の移転など丁寧な説明があると奥深い
②明日香エリア
・ここは自転車で回る
・歴史を飛鳥資料館で学ぶ
・石舞台やキトラ古墳など古墳もの
・亀石や酒船石などの不思議物
・岡寺など初期仏教
③竹内街道エリア
・街道を歩き、古市まで、近つ飛鳥
・二上山、屯鶴峯、葛城修験道( https://katsuragisyugen-nihonisan.com/ )
・當麻寺
④山岳の寺
・長谷寺
・室生寺
・宇陀の町並み
⑤吉野
・近鉄の乗換をもっと簡単に
・坂を登る、金剛峯寺
・大峰山など葛城修験道( https://katsuragisyugen-nihonisan.com/ )との関連
⑥高野山
・奈良駅からバス便が欲しいものだ
・お参りと根来寺などとの関連
・山岳仏教として南都北嶺(興福寺と延暦寺)との比較
さらに欲しいのは熊野古道への連絡だ。熊野三山を含めたルート開拓ができると魅力的だ。奈良、和歌山、南紀の観光は天皇制発祥の明日香(飛鳥)、山岳信仰、真言密教、原始神道という日本のおおもとが理解できる。これに対して、京都などは新興都市であり災害も多く歴史物が少ないと言える。
もっと奈良は誇りを持つべきだ、そして観光客の興味を呼び起こさせる働きかけ(ストーリー)が必要だ