都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

ひらめきはカオスから生まれる The Caos Imperative (オリ・ブラフマン)

2014-05-21 05:14:30 | マクロ経済
 余白をとり、異分子を入れ、セレンディピティ(serendipity)を誘導するとひらめきが生まれるという論理。規律、勤勉、精進で「苦労は報われる」からの脱却だ。
 余白とは休み時間や組織でない内輪の集まりに過ごす時間、異分子とは変わった性格、バックグラウンド、人種・業種など、セレンディピティは集中しないデフォルト・モード・ネットワーク(ぼーっとしている)ときに「仕込み」が「仕上がる」
 面白いのは、組織内のソーシャル・ネットワークとオープン・オフィスは有効とあり、ネットとファシリティ・マネージメントの効用と説いている。MITでのAllenのManaging the Flow of technology を思い出す。

 余白・異分子の大切さは、肉野菜炒めに似ている。肉だけだと飽きてくるが、余白の野菜(主にもやし)で旨さが互いに引き立つ、さらに、きくらげやタケノコの異分子が入っていると歯触りが違う。中華風だが日本のおかずとして成立している。(納豆も相性が良い)

 強引な理論であるが、一読に値する
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