先日数日前会った友達が急死してのショックからの長電話が知り合いよりあった。
もう夜の11時前だったが切ってすぐまた電話があった。
言い忘れたことでもあったのかと思ったが友達からだった。
”エイジが死んだ”とまず一言。
思わぬことで言葉も出ず。
知り合いからの電話で死んだ人は知らない人だったがエイジは友達の御主人でよく知っている。
冬はスキーを楽しみにしている人で暖冬だから北海道にでも行っていると思っていた。
12月もスキー旅行へ行ったので心臓発作の急死だ。
救急車が来たが私たちの仕事でありませんと言われたそうだ。
2人きりの生活で急に相手がいなくなった友達のことを思うと心ふさぐ状態になってしまった。
すぐ前の電話の知り合いはそういう状態だったのかもしれない。
友達のことを思って心ふさぐ状態になったと思ったがエイジさんとの思いでもある。
クラフト展(イエツアオグループによる)の参加作家だった内村セツ子さんがガンとわかって以降も同じ状態だった。
その時は彼女のことしか考えられなかったので彼女のことをイメージして創作した。
エイジさんからは素材にといただいた彼が使っていたコウチのバッグの一部がある。
それを使い彼のことを思いながら”底の無い花器NO1皮”ができた。
ツルを縫うシリーズとして皮を縫い込んだのは初めてだ。
角度を変えて。
横にしてもツルの間にお花は生けられる。
壁にも架けられる。
創作することにより心ふさぐ思いは少し解消した。
縦横16センチ、18センチ。