野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

式根島野外教室レポートNO13

2007-06-15 18:38:30 | アート・文化

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隅の井の平らで足に優しい土の上で作業した後なのでトウジンヅシロのゴロゴロ石の斜面で作業する気にならず、2003年に行ったとき作られていた野外ステージでの作業になりました。

ハイネズがステージにまで侵入しているところに布を使っ作品作りをしたいのですが風が強くて布は使えません。

そばにススキが生えていたので茎を斜めに切った物を板と板の間に布と共に差込で止めかろうじて布が使えました。

布は日本手ぬぐい、スカーフ、シャツです。

ハイネズの上においてあるグリーンのロープは去年トウジンヅシロでの作品作りに使ったロープを隠しておいたものです。

見つけたときはとても懐かしい気持ちになりました。

周りにおいてある松とハンの枝は風が強くて木の育ちぬくいトウジンヅシロで採集したものでなく、木の大きく育つ場所より運んできた枝です。

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竹ペンと笹ペンで書いてみる

2007-06-14 18:23:10 | アート・文化

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ガテーガテーパーラガテーパーラサンガーテーボードヒスバーハーと梵字で聞きなれている般若心経の呪文を書きました。

聞くところによると、どう訳してもぴったり訳せない呪文だそうです。

私が読んだ本の一冊には「往き往きて、彼岸に到達せる悟りよ、幸あれ。」と訳されていました。

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この竹ペンで般若心経の呪文を書きました。

太い線と細い線と、かすれてくると真ん中に白い筋が入った線が書けます。

朱墨で書いた梵字の般若心経はペン先が斜めにカットされている竹ペンの右先を使って細い線で書きました。

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笹ペンで書いた梵字の般若心経です。

文字幅は一律ですがかすれは楽しめ、一度墨をつけると7文字ぐらい書けます。

ペン先の角で書くと細い線で書けます。

般若心経は600巻も有ったらしい大般若経の真髄を262字で簡単に表した経典だそうです。

梵字のおかげで竹ぺん、笹ペンという文字を書く面白い素材にめぐり会えました。

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竹ペンと笹ペン

2007-06-13 19:45:04 | アート・文化

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5月14日よりほとんど毎日梵字の般若心経を筆で書いている。

式根島教室では隅の井の土の上に思わず梵字を書いて作品にできたのがとてもうれしかった。

式根島教室も終え一息つくと筆ではない何かで梵字の般若心経を書きたくなった時、親しくしている川窪万年筆さんが面白い創作ペンを作っているのを知った。

トントン拍子で話がまとまり「花の店野草」で創作ペンを売ることになった。

写真の真ん中に写っている笹ペンと右側の竹ペンの素材は私が提供して作ってもらいました。

竹ペンは右角で書くと細い字が書け全部を使えば幅ひろの線が書けます。

かすれると4本の線もでます。

字を楽しんで書くには面白い素材です。

3本共¥1260です。

ペン立ては2005年の23回野草展のとき作りました。

三宅島で採集した石とワイヤーを使っています。

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式根島野外教室レポートNO12

2007-06-11 17:51:55 | アート・文化

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よもぎさんと私の守り本尊である阿弥陀如来の種字であるキリークを梵字で書いた隣でよもぎさんが土に埋まった石の模様を見つけて作品にしました。

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紅茶卵が又登場です。

強い風に髪をなびかせられながら写している私の影がうつりましたが・・・。

これは偶然ですが作者が意識して影を使えば影も作品になります。

野外教室ではただ天気に恵まれただけで素材がひとつ増えるのです。

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昨日の私の作品です。

よもぎさんの作品もですが土が根や石を面白く浮き出させています。

それに土も場所により微妙に色がちがいます、

砂浜ではこの微妙な色の違いはありません。

式根島教室は今回で7回目です。

ただただ続けていると毎回思いもよらない素材にめぐりあえます。

今回は土でした。

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式根島野外教室レポートNO11

2007-06-10 19:23:20 | アート・文化

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隈の井は今回初めて作業場としてつかいました。

トウジンヅシロの近くなのでごろごろ石の場所だと思ってきてみたら、土でできた平らな場所でした。

周りには草も木も生えていますが土の平らな場所には草も木も生えていません。

回りに生えているどれかの木の根が元気良く浮き出ていたのでやわらかそうな土の上に般若心経のはじめの言葉を梵字で書いてみました。

プラジニヤーパーラミターと読み完全なる智慧のと訳すそうです。

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そこから10メートルも離れてない場所から写しました。

大雨が降ると平たい土の上を流れた水が滝のようにここから海へ流れ落ちるのでしょう。

厳しい自然が形作った場所ですが平らな土でできているからでしょうかやさしい感じがしました。

式根島は小さな島ですが本当に変化にとんだ景色の島です。

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式根島野外教室レポートNO10

2007-06-09 19:49:27 | アート・文化

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私の作品ですが枯れ木にスカーフ2枚、グレープフルーツ1個、小夏2個、紅茶卵2個、サンキライの枝を使いました。

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恐竜の顔のような枯れ木の側面で作りました。

昨日紹介したよもぎさんの作品は前面に写っている2又の木に右側に写っているツルを採集し素材にしてつくりました

厳しい自然にさからうことなくたくましく生き残った魅力的な姿の木はたくさんありますが、今回は朽ちる寸前の迫力満点の枯れ木にめぐりあっての作品作りになりました。

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式根島野外教室レポートNO9

2007-06-08 19:38:13 | アート・文化

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よもぎさんの作品です。

遊歩道を歩いているとすごい形をした枯れ木に出会ってしまいました。

素通りできなく作品作りに取り掛かることになり、よもぎさんはすぐそばの木に絡んでいたツルを使いました。

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小道具として使われている紅茶卵は今回はじめて作品として登場です。

毎回式根島教室のときは紅茶を入れて圧力釜でコトコトと2時間も煮た紅茶卵を持ってきます。

客船の中やお昼にアシタバに包んで食べますが作品になったことはありません。

考えてみれば今回の紅茶卵は特別でした。

Mさんへのお供えのお返しにいただいた紅茶で煮た卵だったのです。

やっぱり”千の風になってきてくれた”と確信しました。

この日に作った作品にたびたび登場しています。

そしてとても風の強い一日でした。

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式根島野外教室レポートNO8

2007-06-07 19:15:50 | アート・文化

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トウジンヅシロへ行く御釜湾沿いの遊歩道は原生林の中を歩くのですがすぐ左側が絶壁で潮騒を聞きながら歩けます。

ところどころに展望台があり、ある展望台の入り口に生えていたカラスサンショウの木が80センチぐらいのところでスパッと切られていました。

芽吹くまでは棒が突き刺さっている状態です。

切り口近くで葉が胴ぶきしているのを見たとき思わず”がんばったネ”との思いで手持ちのグレープフルーツと小夏を置いてしまいました。

こういう遊びを私たちは”散歩中の即興作品”と言っています。

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式根島野外教室レポートNO7

2007-06-06 18:12:10 | アート・文化

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朝の散歩で行った青池ではフジツボがいっぱい着いたプラステックボールを見つけました。

ちょうど良い具合に大きな石があったので乗せ後ろのブツブツ肌の岩をバックに写しました。

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もっと他の漂流物と組み合わせた作品にしたかったのですが、ここ青池は漂流物の宝庫。

私たちにとっては宝の山。

ここでは作品作りより宝探しの方が大事です。

一時間ぐらいの間に各自厳選に厳選をかさね持ち帰る漂流物を選びます。

私たちは何を選んだかが何を作ったかと同じぐらい大事だと思っています。

採集物を見せ合うのも楽しい事のひとつです。

観光地だと漂流物はボランテァの人達の手で片付けられますが青池はほとんど人が行かない場所です。

地形も特異で池のようですが海とつながっていて一度流れついた漂流物は再び海へ流れでぬようになっています。

はじめのころはここを作業場にしていたのですが、絶壁をロープ伝いに降りるのを怖がる人もいて今は希望者だけ朝の散歩の時行きます。

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式根島野外教室レポートNO6

2007-06-05 18:30:55 | アート・文化

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よもぎさんの箸置きです。

今回の式根島教室では波模様の日本手ぬぐいを小道具に持って来ていたのでその上で記念撮影です。

サンキライの葉にタイトゴメをくるみそれに椿の実と黒雲母流紋岩をススキの葉でとめました。

箸置きの素材はその日の作品に使った物や散歩中に採集した物です。

ベテランのよもぎさんは10分ぐらいで作りました。

はじめは箸置きができないと食事ができないとの思いで負担になる人もいるのですが、ただただ続けているといつの間にやら、手早く面白い箸置きができるようになっています。

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式根島野外教室レポートNO5

2007-06-04 18:26:10 | アート・文化

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アマリリスの花、ハマヒルガオの実、サンキライの葉で作っ箸置きです。

9月に開く清里野外教室の食事は箸と箸置きは自作のものでいただくのですが、式根島教室では箸置きだけ自作のものを使います。

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野生化したアマリリスです。

4月に下調べに来たときも咲いていました。

島の人が言うには去年の倍ぐらい咲いているというのです。

雑木林なぞで華やかに咲き誇っていました。

南アメリカ原産でヒガン花科だそうです。

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足付温泉

2007-06-03 19:30:57 | 日記・エッセイ・コラム

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ひっこんどう海岸で3:30分ぐらいまでで作業を終え、テクテク歩いて足付温泉へ行った。

なかなか良い湯加減にめぐりあえないのに今回はちょうど良かった。

近くに雅湯があるがやっぱり本物の露天風呂に入りたい。

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夕方になると仕事帰りの男達が次々に入りにくる。

4月、下調べに来たとき一緒に入った漁師のおじさんにも会った。

私達ものんびり入り又テクテクと歩いて宿まで帰った。

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テリハノイバラを生ける

2007-06-02 17:58:25 | アート・文化

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こでまりさんの作品ですが部分です。

真ん中に写っている白い花はひっこんどう海岸での作品作りに使ったテリハノイバラを持ち帰ったものです。

ノイバラは立ち性ですがテリハノイバラは地に這い花を咲かせます。

花も大きく花びらも厚く香りも強くかんじます。

4本持ち帰ったうち3本はミヤコワスレさんに買われていきました。

彼女は”イエツァオ”が千石で開店して以来のお客様で最近市場の花はもうあきたというのです。

お稽古用に採集してきたお花しか買ってくれません。

うれしいですがこわいお客様です。

ちょうどこでまりさんのお稽古日に咲いたので使ってもらいました。

とても自由で楽しそうなお花の一本として生かっています。

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式根島野外教室レポートNO4

2007-06-01 16:45:39 | アート・文化

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よもぎさんがススキの穂を使った作品作りをしている隣で同じ竹の流木に、いっぱい流れついていたペットボトルを使っての作品です。

ほとんどのペットボトルに栓がついているのでプカプカ浮きながら流れ着いてきたのでしょうが、それなりに苦労のあとが感じられ厚みがあります。

近くで咲いていた黄色い小花のタイトゴメと白い花のテリハノイバラとハマボッスを飾りました。

又このペットボトル達は海に流されて行くのでしょうが面白い出会いでした。

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