http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140209/dms1402090728004-n1.htm
【誇れる国、日本】中韓の真っ赤なウソに対峙せよ 日本の真の歴史と「永遠の0」
2014.02.09
大ベストセラーとなった百田尚樹氏の小説「永遠の0」
フランス・アングレーム国際漫画祭で、先週、慰安婦問題で日本を貶める韓国の漫画企画展が実施されながら、真実を伝える日本側の漫画は「政治的だ」として強制排除された。
日本側の出展を進めてきた「論破プロジェクト」実行委員長の藤井実彦氏は、私が主宰する「勝兵塾」の1月定例会に出席してくれた。彼は、韓国が慰安婦漫画50本を出展すると聞き、「嘘で塗り固めた韓国の慰安婦漫画を放置できない」「日本の正しさ、素晴らしさを発信しよう」と決意し、真実の慰安婦漫画を約100本用意して乗り込んでいった。
ところが、韓国が多くの時間と経費を使い、フランス人に「慰安婦=性奴隷」という偽情報を信じ込ませていた。これは全米各地で、韓国系団体が慰安婦の像や碑を設置しているのと同じだ。
日本は戦後、瞬く間に経済大国となった。大人の振る舞いとして「真実はいつか理解してもらえる」と黙っていたが、韓国や中国による謀略宣伝(プロパガンダ)が欧米で広まってしまった。
これまで日本は、真実の歴史を世界各国の言語で発信してこなかった。だが、冷戦が終結し、今や世界は情報謀略戦の時代となった。経済力をつけた韓国や中国は、慰安婦の強制連行や南京大虐殺など、真っ赤なウソを捏造して発信している。
日本政府もやっと動き出したが、ワシントンの国立公文書館に保管されている、戦時中に米軍が慰安婦から聞き取り調査した報告書を含め、すべての事実を公開して、世界に向けて「慰安婦の強制連行はなかった。性奴隷ではない」「南京大虐殺もなかった」と発信していくしかない。
戦後、日本人は米国中心で行われた東京裁判に配慮して、自国の誇るべき歴史から目を背け、韓国や中国に不必要に腰をかがめてきた。その反動が、百田尚樹氏の小説「永遠の0」を450万部突破のベストセラーにさせ、これを原作とした映画の大ヒットにつながっているのではないか。
終戦間際に特攻で散華した祖父・宮部久蔵の生涯を孫が調べていくストーリーは、若い人たちが日本の本当の歴史を振り返ることにもつながる。
宮部は「日本を守りたい。愛する人たちを守りたい。生きて帰りたい」という一心で戦い、最後に特攻隊に志願した。英霊の方々は負ける戦だと分かっていても、「この戦いに殉ずれば、負けてもいずれ日本は甦る」と、日本の未来を信じ、子や孫たちが奴隷のように扱われないように、最期まで戦ってくれた。
そうした先人たちに、いまの日本人は顔向けできるのか。
東京都知事選(9日投開票)で、百田氏は3日、元航空幕僚長の田母神俊雄氏の応援演説に立ち、原爆投下を「悲惨な大虐殺」といい、「子供たちに日本は素晴らしい国であることを教えたい」「田母神さんは立派な国家観、歴史観を持った強い男です」などと訴えた。
この都知事選で、初めて真正保守陣営が「田母神支持」で結集した。この意義は大きい。日本人が覚醒して、民族の歴史に誇りと自信の持てる真の独立国家として復活するのだ。その核となる真正保守の党を結成するためにも、この選挙戦を勝ち抜かねばならない。
■元谷外志雄(もとや・としお) 石川県小松市生まれ。信用金庫勤務後、27歳で注文住宅会社を創業し、その後、ホテルやマンション、都市開発事業などを手がけるアパグループを一代で築き上げる。同グループ代表。国内外の多くの要人と交友関係があり、政治や経済、軍事に関する知識も豊富で、社会時評エッセーも執筆する。著書に「誇れる祖国『日本』」(幻冬舎)、「報道されない近現代史」(産経新聞出版)など。
【誇れる国、日本】中韓の真っ赤なウソに対峙せよ 日本の真の歴史と「永遠の0」
2014.02.09
大ベストセラーとなった百田尚樹氏の小説「永遠の0」
フランス・アングレーム国際漫画祭で、先週、慰安婦問題で日本を貶める韓国の漫画企画展が実施されながら、真実を伝える日本側の漫画は「政治的だ」として強制排除された。
日本側の出展を進めてきた「論破プロジェクト」実行委員長の藤井実彦氏は、私が主宰する「勝兵塾」の1月定例会に出席してくれた。彼は、韓国が慰安婦漫画50本を出展すると聞き、「嘘で塗り固めた韓国の慰安婦漫画を放置できない」「日本の正しさ、素晴らしさを発信しよう」と決意し、真実の慰安婦漫画を約100本用意して乗り込んでいった。
ところが、韓国が多くの時間と経費を使い、フランス人に「慰安婦=性奴隷」という偽情報を信じ込ませていた。これは全米各地で、韓国系団体が慰安婦の像や碑を設置しているのと同じだ。
日本は戦後、瞬く間に経済大国となった。大人の振る舞いとして「真実はいつか理解してもらえる」と黙っていたが、韓国や中国による謀略宣伝(プロパガンダ)が欧米で広まってしまった。
これまで日本は、真実の歴史を世界各国の言語で発信してこなかった。だが、冷戦が終結し、今や世界は情報謀略戦の時代となった。経済力をつけた韓国や中国は、慰安婦の強制連行や南京大虐殺など、真っ赤なウソを捏造して発信している。
日本政府もやっと動き出したが、ワシントンの国立公文書館に保管されている、戦時中に米軍が慰安婦から聞き取り調査した報告書を含め、すべての事実を公開して、世界に向けて「慰安婦の強制連行はなかった。性奴隷ではない」「南京大虐殺もなかった」と発信していくしかない。
戦後、日本人は米国中心で行われた東京裁判に配慮して、自国の誇るべき歴史から目を背け、韓国や中国に不必要に腰をかがめてきた。その反動が、百田尚樹氏の小説「永遠の0」を450万部突破のベストセラーにさせ、これを原作とした映画の大ヒットにつながっているのではないか。
終戦間際に特攻で散華した祖父・宮部久蔵の生涯を孫が調べていくストーリーは、若い人たちが日本の本当の歴史を振り返ることにもつながる。
宮部は「日本を守りたい。愛する人たちを守りたい。生きて帰りたい」という一心で戦い、最後に特攻隊に志願した。英霊の方々は負ける戦だと分かっていても、「この戦いに殉ずれば、負けてもいずれ日本は甦る」と、日本の未来を信じ、子や孫たちが奴隷のように扱われないように、最期まで戦ってくれた。
そうした先人たちに、いまの日本人は顔向けできるのか。
東京都知事選(9日投開票)で、百田氏は3日、元航空幕僚長の田母神俊雄氏の応援演説に立ち、原爆投下を「悲惨な大虐殺」といい、「子供たちに日本は素晴らしい国であることを教えたい」「田母神さんは立派な国家観、歴史観を持った強い男です」などと訴えた。
この都知事選で、初めて真正保守陣営が「田母神支持」で結集した。この意義は大きい。日本人が覚醒して、民族の歴史に誇りと自信の持てる真の独立国家として復活するのだ。その核となる真正保守の党を結成するためにも、この選挙戦を勝ち抜かねばならない。
■元谷外志雄(もとや・としお) 石川県小松市生まれ。信用金庫勤務後、27歳で注文住宅会社を創業し、その後、ホテルやマンション、都市開発事業などを手がけるアパグループを一代で築き上げる。同グループ代表。国内外の多くの要人と交友関係があり、政治や経済、軍事に関する知識も豊富で、社会時評エッセーも執筆する。著書に「誇れる祖国『日本』」(幻冬舎)、「報道されない近現代史」(産経新聞出版)など。