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金融システム(市場原理)は破綻する。 ~市場は強い政府(帝国主義国家)に保護される事を望んでいる
2015年05月07日 15時40分06秒 | 日記
>市場はどこまでも私権闘争の抜け道でしかなく、従って❶それ自体では決して自立して存在できず、国家に寄生するしかない。だから、市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。(リンク)
上記内容を言語学者のノーム・チェムスキーが語っています。
現在の主流派経済学(個人主義→自由資本主義→シカゴ学派→市場主義→新自由主義:小泉・竹中)に対して現象事実から市場を分析(限りなく真実を追究する)した結果『市場原理だけの金融システムは破綻』し『政府による規制は不可避』だと断言しています。
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【市場原理だけでは必ず破綻する】
『まず資本主義の将来についてどうお考えですか。私達は常に短期的利益を追い求め、長期的な影響というものを無視しがちで、結果として世界的な経済危機を招くことになっているわけですが・・・』
チョムスキー:
資本主義とか社会主義という言葉を使う際には気を付ける必要があります。❷宣伝文句によって使い古されて、もうほとんど何の意味も持たなくなってきてしまっているからです。
アメリカは資本主義の国ということになっている。人々はコンヒュ-タを使い,インターネットを使い、飛行機に乗り、薬を飲みます。では人々が使うほとんど全てのものはどこから来たのかというと、実は経済の公共部門からでてきたもの、つまりもともと税金によって、政府のプロジェックトとして開発されたものです。アメリカでは経済の公共部門(政府による資金供与)は非常に強力で、MIT(マサチューセツ工科大学)はその中心とも言えるでしょう。実際約50年前、ここでコンヒュータが開発されましたし、利潤追求を目的とする民間部門(私企業)に手渡されるまで、何十年も政府が研究資金を供給していたのです。
(中略)
❸唯一市場原理だけで動いているのが、金融部門です。だから何度も破綻する。市場原理だけでは破綻は避けられません。金融部門はほぼ10年ごとに大きな危機に見舞われています。1930年代から70年代にかけて、比較的安定した金融システムの時代があったのですが、70年代に入って調整システムが崩壊してしまった。通貨が自由化され規制が解かれ、❹おまけにレーガン、クリントン、ブッシュという規制緩和マニア(狂人)が出てきて、危機を招く事になったのです。
メキシコや他の国々では、❺アメリカが突然利率を引き上げたので債務不履行が出て、世界銀行からの負債請求が突然支払い不可能になった。そこで国際通貨基金(IMF)――といっても実体はアメリカ財務省の出先機関のようなものですが――が介入して、メキシコの貧しい人々から、彼らが負ったのでもない借金の取立てをするわけです。❻独裁者が作った借金を貧しい国民が支払わなければならない。そして金持ちの債権者であるシティーグループなどは破産し、基本的にはまわりまわった❼IMFのお金で救済してもらったことになります。これが資本主義でしょうか。しかも何度でも繰り返し起こしている。
レーガン時代の終わりの頃の財務政策はあまりにもずれていたので、❽当然ながら破綻が起こります。貯蓄貸付破綻が起こって、政府が救済しなければなりませんでした。クリントン時代はテクノロジー・バブルに乗っかっただけの景気でしたが、繁栄の幻想を生み出し、それが崩壊すると再び政府が救済せざるをえなかった。
もともと景気の基礎となったテクノロジー自体は、公共部門(国民の税金)で開発されたものであったわけですが、誰もそのことには触れてない。さらにブッシュ時代になると、よりひどい状態になり、金融危機が訪れたのです。ですから、❾市場原理に従っている経済の金融部門は、繰り返し破綻し、その度に政府が救済することを余儀なくされています。
これが市場サイドの現実ですが、生産サイドはその大半を公共部門に頼っています。19世紀を例にとると、鉄道の開発は当時アメリカにとって最大の経済活動で、民間ビジネスの能力を超えていたので、軍隊が肩代わりした。軍隊の主要エンジニアが鉄道を敷設したのです。世界を括目させたアメリカの大量生産システムも、政府の防衛部門によって開発されました。
アメリカが19世紀に発展を遂げたのは、より優れた英国製品の流入を制限すべく、世界一高い保護関税をかけていたからです。日本も同じで、先進国はみなこのようにして発展しました。資本主義の要素はありますが、❿実際のところ民間ビジネスは強い政府によって保護されることを望んでいるのです。金融システムも政府が規制することによっておそらく生き延びていけることになるでしょう。
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「知の逆転」NHK出版新書「帝国主義の終わり:ノーム・チェムスキー」
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● ここでも資本主義の誤解が見られます。一つの言葉≒市場原理主義で体制が説明できる
と思っている為に歴史や、現在の資本主義の現状が説明できないのです。
● 彼の分析は、市場原理主義ではやっていけないという一方、政府の介入は必然と
説明しています。過去も今も、市場原理主義のみで体制が存続した歴史は
ありません。現実とは合わなくても、一つのアイデア≒抽象語としての
市場原理主義という言葉があるのです。
● それはあくまでも、現支配層≒富裕者≒富の形成を体制の第一義的使命としている集団
の利益を基本とした体制でしかありません。体制を維持することが最も大切な
事なのです。貴方が寿命を、健康で全うすることが出来るように努力する
のと、支配層が彼らの体制を維持しようとするのとは、基本的に同じ事です。
● 80歳になっても、自分がやがて死ぬという自覚がないのと同じように、明日もベットで
目が覚めると思っているのが人生と同様、体制の支配階級の本懐を何時までも
追い求めるのが、歴史の流れなのです。
● 寿命がそろそろ終わる事を自覚せずに、弥縫策で生き延びようとするものなのです。
そこに出てくるのが、栄養ドリンク≒不老長寿の薬と言う名の市場原理主義が
登場すれば、あくなき不老長寿を狙う支配層は、それに飛びつくのです。
● 過去に不老長寿の薬がなかったように、人間の寿命もいつかは必ず終わるのです。
● 彼らが、国家に寄生して、国家に依存して、国家なしにやっていけない事は、貴方が
そうであると同様に、彼らも同じ事なのです。あらゆる現象や理論などは
人間社会の運営を原則として、考え出されるものなのです。
● 当然人間集団≒国家に依存することは、馬鹿でも判る事です。多くの被支配階級の
反発を出来るだけもたらさずに、彼ら支配階級の利益を追求するのは、
資本主義に限らず、君主主義でも、共産主義独裁でも同じ事です。
● 寿命の来た体制に、市場原理主義≒不老長寿の薬と希望を与えて、老骨に鞭打って働き
富を死ぬまで蓄えるのが、資本主義の支配階級の宿命なのです。
ジョージソロスやジムロジャースやウオーレンバフェット等が
資本主義の鏡なのです。彼らには庶民の利益は想定外です。
● 自分では稼がずに、独裁支配と言う名のもとで、庶民から幾らでも収奪するのが、
独裁・共産主義であり、武人の時代という事です。彼らは市場を通さず
直接庶民の財産を奪う事が、体制上できるのです。
● 50歩100歩と言う事でしょうが、資本主義は民間の利益と言う名の幻想を与えて、
より洗練された寄生を国家に行い、支配階級の利益を貪るのです。
● 序列=君主時代の士農工商のアイデアで国家の体制を維持するか、独裁と言う名の直接の
武力で収奪するか、または市場原理主義という幻想で、支配階級の利益を維持するのか、
それは、一時代270年のサイクルが決める事なのです。
● タイムマシンでもない限り、我々は生きる時代を基本的には選べません。しかし神様は
しっかりとその抜け道をお造りになってくれました。
● 貴方が資本主義が嫌なら、中国や北朝鮮の独裁政治の世界に入る事は、可能でしょう。
ジムロジャースの様に、全財産を北朝鮮に投資したいと考えても良いのです。
● 又は中東に飛び込んで、サウジアラビアの絶対王政の世界に入る事も可能でしょう。
どうぞ遠慮はいりません。日本の資本主義が嫌いな人は、中国、北朝鮮、
サウジアラビア等の時空を超えた世界に入る事をお勧めします。
● 今生きているあなたは、すべての体制を時空を超えて体験できるのです。これを
タイムマシンと言うのでしょう。素晴らしい歴史的超時空体験です。
何せ江戸時代と戦国時代が今の貴方でも、経験できるのです。
と思っている為に歴史や、現在の資本主義の現状が説明できないのです。
● 彼の分析は、市場原理主義ではやっていけないという一方、政府の介入は必然と
説明しています。過去も今も、市場原理主義のみで体制が存続した歴史は
ありません。現実とは合わなくても、一つのアイデア≒抽象語としての
市場原理主義という言葉があるのです。
● それはあくまでも、現支配層≒富裕者≒富の形成を体制の第一義的使命としている集団
の利益を基本とした体制でしかありません。体制を維持することが最も大切な
事なのです。貴方が寿命を、健康で全うすることが出来るように努力する
のと、支配層が彼らの体制を維持しようとするのとは、基本的に同じ事です。
● 80歳になっても、自分がやがて死ぬという自覚がないのと同じように、明日もベットで
目が覚めると思っているのが人生と同様、体制の支配階級の本懐を何時までも
追い求めるのが、歴史の流れなのです。
● 寿命がそろそろ終わる事を自覚せずに、弥縫策で生き延びようとするものなのです。
そこに出てくるのが、栄養ドリンク≒不老長寿の薬と言う名の市場原理主義が
登場すれば、あくなき不老長寿を狙う支配層は、それに飛びつくのです。
● 過去に不老長寿の薬がなかったように、人間の寿命もいつかは必ず終わるのです。
● 彼らが、国家に寄生して、国家に依存して、国家なしにやっていけない事は、貴方が
そうであると同様に、彼らも同じ事なのです。あらゆる現象や理論などは
人間社会の運営を原則として、考え出されるものなのです。
● 当然人間集団≒国家に依存することは、馬鹿でも判る事です。多くの被支配階級の
反発を出来るだけもたらさずに、彼ら支配階級の利益を追求するのは、
資本主義に限らず、君主主義でも、共産主義独裁でも同じ事です。
● 寿命の来た体制に、市場原理主義≒不老長寿の薬と希望を与えて、老骨に鞭打って働き
富を死ぬまで蓄えるのが、資本主義の支配階級の宿命なのです。
ジョージソロスやジムロジャースやウオーレンバフェット等が
資本主義の鏡なのです。彼らには庶民の利益は想定外です。
● 自分では稼がずに、独裁支配と言う名のもとで、庶民から幾らでも収奪するのが、
独裁・共産主義であり、武人の時代という事です。彼らは市場を通さず
直接庶民の財産を奪う事が、体制上できるのです。
● 50歩100歩と言う事でしょうが、資本主義は民間の利益と言う名の幻想を与えて、
より洗練された寄生を国家に行い、支配階級の利益を貪るのです。
● 序列=君主時代の士農工商のアイデアで国家の体制を維持するか、独裁と言う名の直接の
武力で収奪するか、または市場原理主義という幻想で、支配階級の利益を維持するのか、
それは、一時代270年のサイクルが決める事なのです。
● タイムマシンでもない限り、我々は生きる時代を基本的には選べません。しかし神様は
しっかりとその抜け道をお造りになってくれました。
● 貴方が資本主義が嫌なら、中国や北朝鮮の独裁政治の世界に入る事は、可能でしょう。
ジムロジャースの様に、全財産を北朝鮮に投資したいと考えても良いのです。
● 又は中東に飛び込んで、サウジアラビアの絶対王政の世界に入る事も可能でしょう。
どうぞ遠慮はいりません。日本の資本主義が嫌いな人は、中国、北朝鮮、
サウジアラビア等の時空を超えた世界に入る事をお勧めします。
● 今生きているあなたは、すべての体制を時空を超えて体験できるのです。これを
タイムマシンと言うのでしょう。素晴らしい歴史的超時空体験です。
何せ江戸時代と戦国時代が今の貴方でも、経験できるのです。
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