歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

ファンタスティックな体験・貴方も時空を飛び越えて歴史を経験しましょう

2015年05月07日 19時51分03秒 | 時代・歴史

★ http://blog.goo.ne.jp/ns-japan/d/20150507


金融システム(市場原理)は破綻する。 ~市場は強い政府(帝国主義国家)に保護される事を望んでいる

2015年05月07日 15時40分06秒 | 日記


市場はどこまでも私権闘争の抜け道でしかなく、従って❶それ自体では決して自立して存在できず、国家に寄生するしかない。だから、市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。(リンク)

上記内容を言語学者のノーム・チェムスキーが語っています。

現在の主流派経済学(個人主義→自由資本主義→シカゴ学派→市場主義→新自由主義:小泉・竹中)に対して現象事実から市場を分析(限りなく真実を追究する)した結果『市場原理だけの金融システムは破綻』し『政府による規制は不可避』だと断言しています。

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【市場原理だけでは必ず破綻する】

『まず資本主義の将来についてどうお考えですか。私達は常に短期的利益を追い求め、長期的な影響というものを無視しがちで、結果として世界的な経済危機を招くことになっているわけですが・・・』

チョムスキー:
資本主義とか社会主義という言葉を使う際には気を付ける必要があります。❷宣伝文句によって使い古されて、もうほとんど何の意味も持たなくなってきてしまっているからです。

 アメリカは資本主義の国ということになっている。人々はコンヒュ-タを使い,インターネットを使い、飛行機に乗り、薬を飲みます。では人々が使うほとんど全てのものはどこから来たのかというと、実は経済の公共部門からでてきたもの、つまりもともと税金によって、政府のプロジェックトとして開発されたものです。アメリカでは経済の公共部門(政府による資金供与)は非常に強力で、MIT(マサチューセツ工科大学)はその中心とも言えるでしょう。実際約50年前、ここでコンヒュータが開発されましたし、利潤追求を目的とする民間部門(私企業)に手渡されるまで、何十年も政府が研究資金を供給していたのです。
(中略)

唯一市場原理だけで動いているのが、金融部門です。だから何度も破綻する。市場原理だけでは破綻は避けられません。金融部門はほぼ10年ごとに大きな危機に見舞われています。1930年代から70年代にかけて、比較的安定した金融システムの時代があったのですが、70年代に入って調整システムが崩壊してしまった。通貨が自由化され規制が解かれ、❹おまけにレーガン、クリントン、ブッシュという規制緩和マニア(狂人)が出てきて、危機を招く事になったのです。

 メキシコや他の国々では、❺アメリカが突然利率を引き上げたので債務不履行が出て、世界銀行からの負債請求が突然支払い不可能になった。そこで国際通貨基金(IMF)――といっても実体はアメリカ財務省の出先機関のようなものですが――が介入して、メキシコの貧しい人々から、彼らが負ったのでもない借金の取立てをするわけです。❻独裁者が作った借金を貧しい国民が支払わなければならない。そして金持ちの債権者であるシティーグループなどは破産し、基本的にはまわりまわった❼IMFのお金で救済してもらったことになります。これが資本主義でしょうか。しかも何度でも繰り返し起こしている。

 レーガン時代の終わりの頃の財務政策はあまりにもずれていたので、❽当然ながら破綻が起こります。貯蓄貸付破綻が起こって、政府が救済しなければなりませんでした。クリントン時代はテクノロジー・バブルに乗っかっただけの景気でしたが、繁栄の幻想を生み出し、それが崩壊すると再び政府が救済せざるをえなかった。
 もともと景気の基礎となったテクノロジー自体は、公共部門(国民の税金)で開発されたものであったわけですが、誰もそのことには触れてない。さらにブッシュ時代になると、よりひどい状態になり、金融危機が訪れたのです。ですから、❾市場原理に従っている経済の金融部門は、繰り返し破綻し、その度に政府が救済することを余儀なくされています。

 これが市場サイドの現実ですが、生産サイドはその大半を公共部門に頼っています。19世紀を例にとると、鉄道の開発は当時アメリカにとって最大の経済活動で、民間ビジネスの能力を超えていたので、軍隊が肩代わりした。軍隊の主要エンジニアが鉄道を敷設したのです。世界を括目させたアメリカの大量生産システムも、政府の防衛部門によって開発されました。

 アメリカが19世紀に発展を遂げたのは、より優れた英国製品の流入を制限すべく、世界一高い保護関税をかけていたからです。日本も同じで、先進国はみなこのようにして発展しました。資本主義の要素はありますが、❿実際のところ民間ビジネスは強い政府によって保護されることを望んでいるのです。金融システムも政府が規制することによっておそらく生き延びていけることになるでしょう。
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「知の逆転」NHK出版新書「帝国主義の終わり:ノーム・チェムスキー」

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● ここでも資本主義の誤解が見られます。一つの言葉≒市場原理主義で体制が説明できる
  と思っている為に歴史や、現在の資本主義の現状が説明できない
のです。

● 彼の分析は、市場原理主義ではやっていけないという一方、政府の介入は必然と
  説明しています。過去も今も、市場原理主義のみで体制が存続した歴史は
  ありません
。現実とは合わなくても、一つのアイデア≒抽象語としての
  市場原理主義という言葉があるのです。

● それはあくまでも、現支配層≒富裕者≒富の形成を体制の第一義的使命としている集団
  の利益を基本とした体制でしかありません
。体制を維持することが最も大切な
  事なのです。貴方が寿命を、健康で全うすることが出来るように努力する
  のと、支配層が彼らの体制を維持しようとするのとは、基本的に同じ事です


● 80歳になっても、自分がやがて死ぬという自覚がないのと同じように、明日もベットで
  目が覚めると思っているのが人生と同様、体制の支配階級の本懐を何時までも
  追い求めるのが、歴史の流れなのです。


● 寿命がそろそろ終わる事を自覚せずに、弥縫策で生き延びようとするものなのです。
  そこに出てくるのが、栄養ドリンク≒不老長寿の薬と言う名の市場原理主義が
  登場すれば、あくなき不老長寿を狙う支配層は、それに飛びつくのです。

● 過去に不老長寿の薬がなかったように、人間の寿命もいつかは必ず終わるのです

● 彼らが、国家に寄生して、国家に依存して、国家なしにやっていけない事は、貴方が
  そうであると同様に、彼らも同じ事なのです。あらゆる現象や理論などは
  人間社会の運営を原則として、考え出されるものなのです。

● 当然人間集団≒国家に依存することは、馬鹿でも判る事です。多くの被支配階級の
  反発を出来るだけもたらさずに、彼ら支配階級の利益を追求するのは、
  資本主義に限らず、君主主義でも、共産主義独裁でも同じ事
です。

● 寿命の来た体制に、市場原理主義≒不老長寿の薬と希望を与えて、老骨に鞭打って働き
  富を死ぬまで蓄えるのが、資本主義の支配階級の宿命
なのです。
  ジョージソロスやジムロジャースやウオーレンバフェット等が
  資本主義の鏡なのです。彼らには庶民の利益は想定外です。

● 自分では稼がずに、独裁支配と言う名のもとで、庶民から幾らでも収奪するのが、
  独裁・共産主義であり、武人の時代という事です。彼らは市場を通さず
  直接庶民の財産を奪う事が、体制上できるのです


● 50歩100歩と言う事でしょうが、資本主義は民間の利益と言う名の幻想を与えて、
  より洗練された寄生を国家に行い、支配階級の利益を貪るのです。

● 序列=君主時代の士農工商のアイデアで国家の体制を維持するか、独裁と言う名の直接の
  武力で収奪するか、または市場原理主義という幻想で、支配階級の利益を維持するのか、
  それは、一時代270年のサイクルが決める事なのです。


● タイムマシンでもない限り、我々は生きる時代を基本的には選べません。しかし神様は
  しっかりとその抜け道をお造りになってくれました


● 貴方が資本主義が嫌なら、中国や北朝鮮の独裁政治の世界に入る事は、可能でしょう。
  ジムロジャースの様に、全財産を北朝鮮に投資したいと考えても良いのです。

● 又は中東に飛び込んで、サウジアラビアの絶対王政の世界に入る事も可能でしょう。
  どうぞ遠慮はいりません。日本の資本主義が嫌いな人は、中国、北朝鮮、
  サウジアラビア等の時空を超えた世界に入る事をお勧めします


● 今生きているあなたは、すべての体制を時空を超えて体験できるのです。これを
  タイムマシンと言うのでしょう。素晴らしい歴史的超時空体験です
  何せ江戸時代と戦国時代が今の貴方でも、経験できるのです。


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デジャブー・少年兵を思わせる・歴史の流れ・16歳投票権

2015年05月07日 13時19分06秒 | 武人の時代


★ http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/05/uk-election_n_7218662.html?utm_hp_ref=japan-world

イギリス総選挙、「16歳投票権」実現に向け学生たちが...

朝日新聞デジタル | 執筆者: ロンドン=渡辺志帆
投稿日: 2015年05月06日 11時45分 JST 更新: 2015年05月06日 11時45分 JST

「16歳投票」実現に関心 英総選挙、7日投開票

7日に投開票される英国総選挙(下院定数650)に向けた世論調査で、保守と労働の2大政党の支持率が拮抗(きっこう)している。まだ投票先を決めていない有権者も1割おり、政権の行方は不透明な情勢だ。

主な争点は財政と経済対策で、保守党は過去5年間の財政黒字化の取り組み継続を、労働党は最低賃金の引き上げや税制改革による格差縮小を訴えている。

英世論調査YouGov社によると4日現在、保守、労働両党ともに支持率は33%で差がない。脱欧州連合を掲げる英国独立党(UKIP)が12%、自民党が10%、緑の党が5%などで、5年前の前回総選挙に続いて2大政党がどちらも単独では過半数議席に届かない「ハングパーラメント」(宙づり議会)になるとの観測が高まっている。選挙後の政権づくりでは、自民党を抜いて第3党に躍進することが確実視されるスコットランド民族党(SNP)など少数政党との駆け引きや協力が鍵を握ることになる。

独立住民運動が契機

7日の英国総選挙で、複数の政党が、投票年齢を現行の18歳以上から16歳以上に引き下げることを公約に掲げている。スコットランドでは、昨秋の独立をめぐる住民投票で一足早く16歳以上に選挙権が与えられたことで、若者の政治意識が急速に高まった。投票に向けて若者に政治課題や政策の理解を促す動きもある。

4月中旬、スコットランド東部インバルーリーで、スコットランド民族党(SNP)から5年ぶりに国政復帰を目指す前党首、サモンド前首席大臣の選挙運動に、各地から集まった学生党員10人が加わった。

「スコットランドへの分権を進めましょう」。通行人にチラシを配り、パネルを掲げて投票を呼びかけた。

16歳以上が入党できるSNPの学生党員は住民投票の時点で約500人だったが、投票後に急増し、今では6千人近い。その一人、大学1年生のステファニー・メルニックさん(18)は、独立賛成派の運動に加わったことで政治に興味を持った。45%対55%で独立は否決されたが、「変化を望むなら他人任せではなく、自分で行動しなければいけないと分かった」と話す。サモンド氏も「住民投票で我々が前向きな未来像を示したせいだろう。素晴らしいことだ」と歓迎した。

住民投票は2年間の議論を経て行われた。同党の学生組織幹部アンガス・ミラーさん(21)は、「独立論議で高まった若者の政治への熱意やエネルギーが、賛否の違いを超えて、よりよいスコットランドにしたいという気持ちにつながったのだと思う」と語る。若者の支持拡大は、英政府からさらなる権限移譲を訴えるSNPへの追い風になっている

(朝日新聞デジタル 2015/05/06 02:27)

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● 歴史の激動期には、少年少女も立派な働き手・戦力となります。太った大人が出来ない
  事も含めて、小回りが出来、木や建物などにもヒョイヒョイと上る少年兵は
  思った以上の戦力となった事でしょう。

● 中国の文化革命時の紅衛兵。カンボジア大虐殺は主に少年兵の仕事と言われています。
  アフリカでは今も、少年の戦力は活躍中です。軍人が活躍する時は、世界の
  どこの国でも少年兵は活躍したものです。

● 特に途上国では、兵士のみならず、家族を養うために、多くの子供が働いている事は
  常識であり、先進国でもお手伝いと言う名の仕事は幾らでもあるのです。

● 特に旧体制を倒すときの主人公は若者が大活躍するのは、いつの時代でも同じです。
  若者の体力にかなうものはありません。銃であろうが投票であろうが、
  似たものでしょう。問題は若者の力が体制変換には必要と言う事です。

● 形は違えども、若者のエネルギーは旧体制を脅かすのです


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