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おい大丈夫か・それでは共産党は滅びるぞ・社会主義市場経済の矛盾

2015年05月12日 05時40分23秒 | 軍国主義の国

★ http://www.sankei.com/world/news/150511/wor1505110043-n1.html


上海市当局、政府機関や共産党幹部に親族の企業経営禁止を通達 習指導部が進める腐敗対策の一環

 【上海=河崎真澄】中国の上海市当局が市内の政府機関や共産党組織の幹部に対し、配偶者や子女による企業経営への関与を禁じる通達を行ったことが分かった。習近平指導部が進める腐敗摘発の一環で、中国紙、参考消息(電子版)は11日までに、「全土で最も先行した厳格な適用」として規制が今後、他地域に広がる見通しだと伝えた。

 対象となるのは市内の政府や党組織のほか裁判所や国有企業なども含め、一定の裁量権や許認可権をもつ ❶局級副職と呼ばれるランク以上の幹部。❷上海市以外の地域や香港やマカオを含む海外でも親族の経営関与が禁じられた。❸子女の配偶者まで規制の対象となる。

 中国では1980年代から政府の幹部ら本人による企業経営や投資への関与が禁じられている。上海市当局は幹部の親族にも明確に規制の網をかけることで、不正に得た資金が親族の名義でマネーロンダリング(資金洗浄)されるのを防ぐほか、幹部の権力をバックにした親族による不正な企業経営にも目を光らせる。

 だが汚職幹部の不正な手口は多岐にわたり、ネット上では、親族への規制強化だけでは監視しきれないとの批判も広がっている。

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● ここにも、市場経済を導入したことによる矛盾が見られます。親族であれ誰であろうと、
  実力があれば会社を経営したり、投資したりできるのが、資本主義の原理です。
  つまり資本主義では、原則として政府や党の運営と民間の企業経営は

● 別次元のお話・つまり能がないと企業経営は出来ないのです。逆に言えば、擬態資本主義に
  化けた共産主義では、能がなくても経営できる
という事です。
  これを独裁と言うのです
  
● 能がなくても企業のトップになれるという事は、すなわち資本主義的競争の中では簡単に
  崩壊する運命にある事ですから、その崩壊を防ぐには、独裁と言う強制力が
  必要と言う事なのです。ここに最大の矛盾が見られます。

● 企業が生き残るには、その技術革新で国民に受け入れられる製品やサービスを提供しなくては
  いけないですが、その努力がなくても経営できる矛盾が最終的には体制・共産主義との
  矛盾となります。その主要矛盾をどうするというのでしょうか?

● 上記の腐敗防止の政策を推し進めたりすれば、当然矛盾が逆に拡大することになります。
  Winner takes allが共産主義独裁の本懐なのに、それを否定すれば共産主義の危機
  ≒共産党の危機に拍車をかける事になります。


● つまり、腐敗防止の政策は、
 
  ❶ 共産党の幹部や政府の幹部になりたがる人が減るという事です。親族まで美味しい
    資本主義の果実を否定されるなら、だれが好き好んで幹部になるのでしょう。
    お金こそ、文明繁栄の最大の果実なのです

  ❶ そのうえ、共産党の魅力が減りますから、共産党への入党が減るという事です。
    しかしそれでは支配階級≒共産党は困りますから、幹部の給料が増えたり、
    企業経営以外での裏収入が増えるとことを意味します。逆に直接的な
    汚職が増える可能性があるという事なのです。

  ❶ そのうえ、共産党幹部の婦女子の魅力が薄れ、野心のある人は、幹部の婦女子に
    近づかなくなり、共産党幹部の子孫繁栄は危機に瀕するでしょう。
    これはすなわち、中共の危機ですから、取り締まりは最大の
    矛盾となるのです。

● 資本主義ではないのに、資本主義の果実のみを得ようとするから、最大の矛盾
  ≒経済構造と政治システムの矛盾が起こり、体制に危機を生むのです。
  これはさすがの、マルクスも予測できなかった事態でしょう。

● 理想の共産主義国家が、資本主義の生産手段の私的所有を禁止して繁栄するつもりが、
  何を間違えたのか、資本主義ごっこをして繁栄し、その矛盾を取り除こうとして、
  共産主義の危機に陥る
とは、さすがの共産主義の神様も読めなかったようです。

● そんなバカなことは辞めなさい。その根本的矛盾を解決する事こそ、最も大切な
  事なのです。つまり、生産手段の私的所有を直ちにやめ、中国を収奪する
  海外の企業を直ちに追放、または没収して、すべてを国有企業と
  するのです


● そうすれば、堂々と正式に幹部は国有企業のトップや幹部になれるのです。それでこそ
  共産主義読本を読んで頑張った共産党幹部への報酬≒庶民を武力支配する
  戦功報酬となり、体制は安定するのです


● 十分な戦功報酬がないと、何時寝首をかかれるかもしれませんぞ。武人の時代を
  甘く見てはいけません。何しろ国民も時代の子ですから、人民解放軍≒
  人民支配軍を含め、国民は武力行使≒暴動等は躊躇しないのです。

● うまくやらないと、やがてプチトンならぬ、petit毛が出るでしょう。他人事とはいえ、
  中共の行く末が心配です。
    
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