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英国における革命の機運・左右急進主義台頭➡国共合作➡分裂・内戦

2015年03月19日 05時41分22秒 | 武人の時代

★ http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83034800Q5A210C1I00000/

セレブ活動家が人気、英で成長する急進左派の芽
欧州総局 小滝麻理子 (1/2ページ) 2015/2/11 7:00 記事保存


 「看護師たちが、軍事産業の犠牲になっているなんておかしな話じゃないか」。1月下旬、あるネットの投稿画像が英国内で話題になった。シャワータオルを頭に乗せたままのラフな姿で長い黒髪の男性が扇動的にカメラに向かって語りかける。「政府はトライデント(英唯一の核戦力)にかける莫大な費用を、経営難の国営医療制度(NHS)に回すべきだ」

■コメディアンで米音楽番組の司会も

昨年末の低所得者向け集合住宅の家賃値上げ反対活動には署名が30万集まった(中央がラッセル・ブランド氏)=ロイター
 投稿主は英国出身の人気のコメディアン、ラッセル・ブランド氏(39)。米国でも音楽番組の司会を務め人気者になった。米ポップ歌手のケイティ・ペリーさんの元夫としても有名だ。セレブ中のセレブだった有名人が、英総選挙を5月に控え、新たな“庶民のヒーロー”として注目を集めている。

 ことの発端は昨年末にロンドン東部で起きた「集合住宅騒動」だ。低所得者を中心とした93世帯の集合住宅を米投資会社が昨年3月に購入。全面的にリニューアルし、家賃を一般の市場価格に引き上げたいとした。家賃が2倍以上になるとみた住民たちは猛反発し、デモを展開。これに知名度のあるブランド氏が全面的に協力した。同氏が中心となって反対署名が約30万も集まり、首相官邸前や、ヘッジファンドや富裕層が拠点を構える高級住宅地メイフェアを行進する騒動に発展した。

 政権のイメージ低下を恐れてか、最終的にボリス・ジョンソン・ロンドン市長までもが動き、投資会社に事態収集するよう圧力をかけたとされる。投資会社は当初の家賃引き上げを断念。世界の資本主義の中心地であるロンドンで、市民側が大勝利する異例の結果になった


今のシステムは機能していない。与党も野党も同じだ」と主張するブランド氏の著書「革命」はベストセラーとなった。1月末のギリシャ総選挙後には反緊縮財政を掲げる急進左派連合(SYRIZA)の勝利を「希望だ」と褒めそやし、「英国にもSYRIZAのような動きが必要だ」と主張した。こうした一連の発言については現実離れし行き過ぎているとの見方が大半であるものの、ネットやソーシャルメディアを通じて若年層を中心に一定の人気を勝ち取っている。

■若者と高齢者のギャップが追い風に

英首相官邸前で低所得者向け住宅の家賃値上げに反対する人々(昨年末)=ロイター
 
 ブランド氏とは今のところ距離を置くが、原発廃止などを訴える左派政党「緑の党」もじわじわと人気を高めている。直近の世論調査では支持率が10%近く、与党保守党の連立相手の自由民主党と拮抗し、勢いでは上回る

 急進左派勢力はギリシャやスペインなど財政難に苦しむ欧州各国で支持を得ていたが、米国と並んで経済が好調な英国でもなぜこうした兆候が出てきているのか。

 英紙デイリー・テレグラフの政治担当のカーカップ編集者は「若年層と高齢者の政治的・社会的なギャップが要因」と分析する。若年層は、引退後に着実に年金を受け、不動産など資産を保有する高齢者層に対して不満を抱き、違ったシステムを作りたいと考えていると指摘する。実際にブランド氏も緑の党も支持者は若年層が圧倒的に多い。

 さらに英国からの独立を問うた昨年秋のスコットランド住民投票も大きな節目になった。住民投票を熱烈に支持したのは就職難などに苦しみ変革を求める若年層がもっぱらで、年金制度の継続などを望む高齢者層は反対意見が多かった。独立賛成案は退けられたが、地方への権限委譲を約束させるなど中央政府を市民の力で脅かしたという十分な自信は得た。そのときに醸成された「革命」機運が今、英国のほかの地方でも草の根で広がっているようにも見える。

 欧州委員会のある幹部は">「経済成長に取り残された人々が支持する欧州の極左や極右の勢力は、中央政府、富裕層、メディアなど既存のエスタブリッシュメント(権威)すべてに不満を持ち、変えたいと考えている」とも話す。その波に英国も染まるのだろうか。

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革命賛歌

● 典型的な革命の情勢である。ただし紳士の国ですから、フランス革命やロシア革命、
  中共革命、北朝鮮の革命等のような大虐殺は起こらないと予想できます。
  明治維新も平和的と言われたが、実際は多くの血が流れました。

● 特にロシア革命以降の、共産党が関与する独裁革命は、人類史上まれにみる大虐殺
  なりました。階級闘争スローガンの怨念の怖さを見せつけるものです


● 資本主義は成功した故に、崩壊の局面に立たされているのです。というよりも
  何時も書いているように、270年の寿命がきたせいです。近代資本主義の
  大先輩の英国に革命の機運とは、一昔前ならあり得ない事です。

● 革命は、その国の若者の方向を見れば分かるでしょう。おいぼれは余生を楽しむのみです。
  若者は歴史を知らない分、新しい波に乗るか飲まれるのです。

● 自然現象でもそうですが、局所にエネルギーが溜まれば、左右の極に分かれるものです。
  陰極陽極のイオン現象が正にその現象を表します。熱くなればなるほど、左右に分かれ
  激しく運動して、衝突を繰り返す
のは、なにも政治だけではないのです。

● すべての宇宙の大原則です。そして決着がつく寸前には、奇妙にも左右過激派の大連合が
  起こりますが(今のギリシアの様に)、すぐに分かれて内戦が起こる事は歴史が
  証明しています。大連合は既成の勢力を倒すための一時的方便なのです。
  中国の国共合作も相手を騙す方便でした。

● しかし歴史が証明するように、庶民を大連合させるためのスローガンは、革命後は屑籠に
  入れられる
ことは歴史が証明していますし、小さい処では、民主党が初めて
  政権をとった後に見られた、公約を全て反故にした
ことからわかります


● 時代の流れが、支配階級の最大の関心ごとであり、公約は単なるスローガンなのです。
  薩長の攘夷も、政権後は開国へとなったのです。徳川政権の開国を非難して
  攘夷を唱えながら、革命後は開国が革命政権の最大の仕事となったのです。

● これを英国の今の左派のスローガンに適用すれば、軍需産業が革命後の最大の産業となり、
  貧富の差は拡大する
という事になります。特権階級は革命政党とその関係者
  なるのです。旧ソ連も中共も北朝鮮もキューバも皆同じです。

● 革命を成功させた武人階級とその取り巻きの世界へと、社会は変わるのです。今英国はその
  革命の真っ最中でしょう。しかし革命の夢は何時かは覚めるのです。

● 史上最大の豊かさをもたらした、近代資本主義が出来なかったこと(≒貧富の差をなくすこと)を
  何故黄昏の西欧の武人の時代が解決できるのでしょうか?時代の流れはその逆を
  意味しているのです。世界戦国時代へと突入するのです。

● ピケティの資本論はそのことを表しています。つまり、資本主義では相対的に貧富の差が縮まるが
  それ以外の時代(武人の時代、絶対君主の時代)は、逆に貧富の差はより一層拡大する。
  資本収益率と経済成長率の差がそのことを、如実に示しています

  
● 少年期の夢が、大人になれば一つづつ消えていくように・、革命後はスローガンは
  一つづつ、支配者の為のスローガンに代わるのです
。革命後は支配階級でなくては
  浮かばれないのです。あなたは革命後に支配階級になる自信がありますか?
  武人時代=戦国時代のサル”秀吉の様にです。

  


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略歴[編集]  ラッセル ブランド

イングランド・エセックスに生まれる。写真家の父親のもとに生まれるが、ラッセルが6か月の時に両親が離婚。母親に引き取られ母子家庭で孤独な少年時代を過ごした。学校で出演した寸劇でおもしろさに目覚め、演劇の道を志すようになる。しかし演劇学校の門を叩くもマリファナ・ヘロイン中毒やアルコール中毒が原因で何度も破門にされる。その後コメディアンを目指すことを決意し、イギリスでコメディアンとして人気者になる。最近ではアメリカにもその人気は広がり、2008年にMTVミュージックアワードの司会をつとめた。この司会ぶりが好評を呼び、2009年も続投で司会に抜擢された。

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