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EU離脱の次は「UK離脱」?英国民の半数が「10年以内に分裂」
11/11(月) 13:20配信
イプソス・モリが行った世論調査によると、10年以内に英国が分裂する可能性があると考えている国民が、およそ半数にのぼることが明らかになった。欧州連合(EU)離脱問題が、連合王国を構成する4地域の関係に緊張をもたらしている実態が浮き彫りとなった。
10年以内に英国が分裂する可能性があると考えている国民が、およそ半数にのぼることが世論調査によって明らかになった。EU離脱が、連合王国を構成する4地域の関係に緊張をもたらしている実態が浮き彫りとなった。
国民投票でスコットランドと北アイルランドはEU残留を支持したのに対し、イングランドとウェールズは離脱を支持したためだ。
来月12日に行われる総選挙の行方が、連合王国の未来をも左右しかねない。そのカギを握るのが、スコットランド国民党(SNP)の動向だ。
SNPのスタージョン党首は、どの政党も単独過半数を確保できなかった場合、野党第1党の労働党と協力する可能性を示唆した。ただしその条件として、スコットランド独立を巡る住民投票の再実施を求めている。労働党はこの条件を肯定も否定もしていない。
「これまで同様、わが党は他党とも協力してEU離脱阻止に全力を注ぐ。仮に今度の総選挙でどの党も単独過半数が取れなければ、スコットランドにとって大いなるチャンスだ。わが党は保守党から政権を奪うための協力関係を模索するだろう。」(SNP・スタージョン党首)
スコットランドは2014年に独立投票を行い、わずかに英国残留が上回った。だが民族主義派のSNPは、スコットランド市民の親EU感情に訴え、英国からの独立への支持を広げようとしている。
市民の多くは、英国から独立したスコットランドがEUに残留または再加盟することを望んでいる。