ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

タラナキ行:忘れ去られた世界のハイウェイ

2014-03-19 | 旅行
焦った私たちはまたまた大チョンボな選択をしてしまいました



・・・・とココで言ってからまた数日
カタツムリ旅行記でスミマセン。


2006年の家族旅行で
パーマストンノース経由で最南端ウェリントンに行くはずが、

(地図は100%ピュアニュージーランドから)
なぜが最西端のニュープリマスに着いてしまった私たち


いくらなんでも間違いすぎだろ
移住して1年半も経っていたし
移住前の旅行中ですら、そこまで間違えたことなかったし


いったいどうして
タラナキ山

だったのかは、いまだにナゾです


次なる大チョンボとは

ストラトフォードまで来ていたのだから、
今回とは反対に3号線をそのまま南下してハウェラ


そこから左に折れてワンガヌイ
あとはもう海岸線を走って走って
一直線にウェリントン
と行けばよかったのです。
スマホもナビもない時代とはいえ、紙の地図でもわかります


なのに、なのに、なーぜか、なぜか

私たちってば、このナゾにグレー字で囲まれた
その名もナゾな
フォーゴットン・ワールド・ハイウェイ
忘れ去られたハイウェイ
国道43号線だなんて、番号の大きさからして幹線ではない道に
引き込まれるように入ってしまったんですな
まるでNZ版ゴールデントライアングル?


なんでそんな決心をしてしまったのか?
明らかに遠回りで、そこから北上してまた南下するという
もう遅い時間で一刻も早くウェリントンに着きたかったのに。

まだ善なんか、こんなでしたからねぇ。
(※ムダにアップな写真で。当時9歳直前)


さて、曖昧な記憶のまま足を踏み入れてしまった
NZ版ゴールデントライアングルは?




・・・・・・





・・・・・・





・・・・・・







あら

なんか長閑





あのスゴい勢いで移動していく羊たちは?


キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!




すぐに追いついてしまって

これから先3、40分、こんなことに


「道を間違えて先を急いでる!」

なんてこたぁ、完全に忘れ・・・・


ただただ縦横無尽に走りまわる羊の後をノロノロノロノロ

それをまた、あまりデキがよさそうではない牧羊犬が
ワンワン吠え立てて蹴散らすものだから
もう完全にお手上げ


ずーっと後の方に、クワッドバイク(四輪バイク)に乗った
10代と思われるたった1人のファーマーが
トホホと言わんばかりに、おでこに手をあててうつむいていました。


でも、羊たち自由に走り回ってなんだか楽しそう



一応、びくびくしているように見せかけながら

笑ってるし


今日は毛刈られちゃったけど

お出かけだメー


羊の群れを抜けた後はひたすら走って走って着いたのは



タウマルヌイ

(※当時の写真)
2ヶ月前にココで話していた場所。


この町に関しては個人的にスゴーい思い出があるのですが、
そこまで寄り道してしまうと、トンガリロに行き着けないので
またの機会にしますね。

と言っていたのは、この2006年の件だったんです


フォーゴットン・ワールド・ハイウェイは見所満載みたいですが、
(詳しくはコチラで)
あの時は道を間違えたのと、羊の群れの遅れを取り戻そうと必死で
ほかになにも写真が残っていないし、記憶もありません。


その代わり、当時のタウマルヌイにあった忘れられないお店2軒

ほとんど2ドルショップ

これには家族で大ウケ


日本で「ほとんど100円ショップ」というのがあって、
商品が80円だったり、100円だったり、150円だったり、200円だったり
みたいな?


このアバウトさがキウイの真骨頂
血液型A型いませんから
(ウソです


もう1軒

フラックス・カフェ


行きはさすがに閉まっていましたが、

ウェリントンからの帰りに寄りました。


今でも思い出せる

インドアとアウトドアが一体化したような明るい空間


コーヒーもおいしくて

素晴らしい場所でした。


こんな地方にこんな場所があるなんて

と思いましたが、今はもうありません(涙)


タウマルヌイは長距離バスが休憩で停まる場所なので



バス停付近にはこの手のカフェ多しなんですが、



フラックス・カフェは中心から外れた場所だったので
商業的にキツかったんでしょうね。
いまだに惜しまれるお店です。
(※店は一時別の名前になり、今は空き家になっています)


ここで話が次の村ラウリムに行ってしまったら、
トンガリロに戻ってしまって
それこそ魔のゴールデントライアングル


話を再び大きな時計台のあるストラトフォードに戻し



ここから先はいよいよ

タラナキの中心ニュープリマス


(つづく)