旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

善楽寺

2009年05月30日 | 旅 歴史
高知県高知市一宮にある善楽寺です。
 百々山(どどざん)善楽寺は真言宗豊山派のお寺です。大同年間の頃に弘法大師が土佐一の宮の別当寺として善楽寺を建立しました。
 明治の神仏分離によって 善楽寺は土佐神社から離れ、続く 廃仏毀釈に依って廃寺となりました。
 その際に本尊は土佐の国分寺に、仁王像は 最御崎寺に預けられたそうです。その後、高知市の安楽寺に本尊が移され安楽寺が善楽寺のあとを継ぎ四国八十八箇所霊場30番目の札所となりました。
 昭和5年(1930)善楽寺が復興したため2つのお寺が30番札所となってしまいました。双方とも札所を主張したため巡礼にまわる人々は混乱しました。
 平成6年(1994)に善楽寺が30番目の札所になり、安楽寺は奥の院として正式に定められました。
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龍乗院

2009年05月30日 | 旅 歴史
高知県高知市比島町にある龍乗院(りゅうじょういん)を紹介します。
 一乗山大中寺龍乗院は天台宗のお寺です。開基は山内一豊で、日讃永厳を開山として安土桃山時代の慶長5年(1600)に創建されました。
 板垣退助の生家にあったとされる門は龍乗院の山門になっています。絹本着色普賢延命像(けんぽんちゃくしょくふげんえんみょうぞう)は縦106cm、横56cmの鎌倉時代の作品で国の重要文化財に指定されています。
 初代住職の日讃永厳は164歳まで生きたといわれています。元和元年(1615)、大坂夏の陣の和平交渉に軍師として参列していたそうです。
 寛文11年(1671)に土佐藩主山内豊昌により現在地に移されたそうです。明治元年(1868)に国清寺と静林寺を統合して現在に至っています。
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