旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

法隆寺・東院伽藍

2010年01月08日 | 旅 歴史
 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内にある法隆寺・東院伽藍を紹介します。
 法隆寺は塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられています。
 この東院伽藍は聖徳太子一族の住居であった斑鳩宮の跡であり、天平10年(738)頃、行信僧都が斑鳩宮の旧地に太子をしのんで建立したものだそうです。
 回廊で囲まれた中に八角円堂の夢殿が建ち、回廊南面には礼堂、北面には絵殿及び舎利殿があり、絵殿及び舎利殿の北に接して伝法堂が建っています。
 明治維新以後の廃仏毀釈により、財政面で困窮の淵にあった法隆寺は、明治11年(1878)貴重な寺宝300件余を皇室に献納し、一万円を下賜され、この援助で7世紀以来の伽藍や堂宇が維持されました。


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法隆寺

2010年01月08日 | 旅 歴史
 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内にある法隆寺です。
 法隆寺は推古天皇15年(607)先帝の用明天皇の遺志を継ぎ、推古天皇と聖徳太子によって創建されたそうです。
 日本書紀には天智9年(670)伽藍を焼失したと記されており、今の伽藍は8世紀初頭に完成したとみられています。
 東大寺や興福寺のように兵火や天災に見舞われず、飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築名のです。
 境内は塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられています。それぞれが国の重要文化財の大垣と呼ばれる築地塀で囲まれています。
 広さ約18万7千平方mの境内には、飛鳥時代をはじめとする各時代の粋を集めた建築物が軒をつらね、たくさんの宝物類が伝来しています。国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして2300余点に及んでいます。
 法隆寺の建築物群は法起寺と共に、平成5年(1993)年に「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコの世界遺産に登録されています。



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