旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

唐招提寺

2010年01月29日 | 旅 歴史
 奈良県奈良市五条町にある唐招提寺です。
 唐招提寺は聖武天皇の招きに応じた中国の高僧鑑真によって天平宝字3年(759)に創建された律宗の総本山です。世界遺産にも登録されています。
 鑑真和上は唐出身で、井上靖の小説「天平の甍」で広く知られるようになりました。5度の航海の失敗ののち、ようやく日本にたどり着き、戒壇院での授戒を制度として確立するため東大寺で5年を過ごしました。
 その後、新田部(にたべ)親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜されて、唐律招提と名付けられた戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。
 やがて鑑真を支持する人々から居室や宿舎を贈られ、倉庫、食堂、講義用の講堂、本尊を安置する仮金堂などが建てられました。鑑真の没後、金堂や東塔が建立されました。平安時代初頭に伽藍全体が完成し、唐招提寺となりました。


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