フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月1日(火) 雨のち曇り、夜再び雨

2007-05-02 02:46:37 | Weblog
  朝早く目が覚めてしまう。そのまま起きると寝不足は明らかなので、二度寝、三度寝をして、9時ごろ起きる。朝食は炒飯。普通の感覚では朝食に炒飯は重いかんじがするであろう。実際、重いのであるが、わが家ではしばしば(ご飯の残りが一定量に達したときに)こういうことがある。重い朝食をとることのメリットは、腹が減るまでに時間がかかるのでまとまった仕事ができることである。夕べに続いて基礎演習で用いる教材論文の精読作業。
  午後3時ごろ、遅い昼食をとりがてら散歩に出る。蓮沼駅そばの「インディアン」で支那そばと半カレーのセットを食べる。前回(4月3日)初めてここに来たときは支那そばのみを注文したのであるが、他の客はみな支那そばと半カレーのセット(1050円)を食べていた。どうもこの店ではこれが基本というか、お約束のような感じがしたので、今日はそれに従ってみた。支那そばとカレーライス(見た目はハヤシライスのようなである)を一緒に食べるというのは脱常識的である。脱常識的ではあっても、「おっ、意外に合うね」ということになればいいわけであるが、私の正直な感想は「合うのかな?」である。もしかしてみなさん「おっ、意外に合うね」という思い込みで食べているのではなかろうか。それと、合う合わないは別にして、支那そばと半カレーのセットは腹がきつくなる。私には支那そば単品が分量的にもちょうどいい。
  「インディアン」を出て、腹ごなしに蒲田方面にぶらぶら歩く。シャノアールで一服して(教材論文の精読の続き)、TSUTAYAでアニメ「攻殻機動隊」(1995年)とその続編である「イノセンス」(2004年)のDVDをレンタルする。教材論文の1つ高橋透「君はサイボーグになるのか?」の中で言及されている4本のアニメのうちこの2本は未見だったからだ(他の2本は「風の谷のナウシカ」と「新世紀エヴァンゲリオン」)。何かを論じている論文を読むとき、その何かを読み手も知っていなければならない。帰宅して、夕食前に「攻殻機動隊」を観て、夕食後に「イノセンス」を観た(夕食は鰹のたたき)。面白かった。よくできた作品だと思った。映画「マトリクス」に似ているが、それは「マトリクス」(第一作は1999年)が「攻殻機動隊」の影響下にあるからであって、その逆ではない。世間ではアニメ=子供向きという常識があるが、「マトリクス」と比べる限りでは、「攻殻機動隊」の方が映像的にも思想的にも優れていると思う。
  文化人類学の加原奈穂子先生(非常勤講師)から「岡山桃太郎王国記念館」の招待券を2枚送っていただいた。加原先生は岡山県のご出身で、桃太郎の研究をされており、今回のイベント(4月1日から6月30日まで)の監修者として展示の構成から解説までを担当されているのである。ただし、この招待券を使うためには、岡山まで行かねばならない。東京から岡山まではのぞみで3時間17分。運賃は1万7千円かかる。何かのついでといってもな・・・。ちなみに私は岡山には過去に一度だけ、新婚旅行のときに、行ったことがある(気がする)。