フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月6日(日) 晴れ

2008-07-07 03:02:41 | Weblog
  3日連続の真夏日で湿度も高い。今日、九州・山口では早くも梅雨が明けたそうだ(平年より2週間ほど早い)。ということは、あれですか、東京は今週の週間予報では雨がちだが、それが最後のトンネルで、それを抜けると梅雨明けってこと? もしそうだとすると、授業期間中に梅雨が明けることになり、それは久しくなかったことではなかろうか。
  昼食に素麺を食べてから床屋に出かける。出かける前に洗面所で髭を剃っていると、「床屋さんにいく前にわざわざ髭を剃るの?」と妻が言った。たしかに床屋で髭は剃ってもらうが、家から床屋までの道のり(5分ほど)というものがあるわけで、路上で誰に会うかわからないから髭は剃って出るものである。それにもしかしたら床屋は混んでいるかもしれない。そうしたら散髪はまた他日ということにして、散歩に切り替えるかもしれない。そういうこともあるから床屋に行くときでも髭は剃って出るのだ。
  案の定、床屋は混んでいた。火曜日の午前中にでも来ることにして、鞄の中に入れてきた鈴木謙介『暴走するインターネット』を「ルノアール」で読むことにした。「日常生活の社会学」の最終回の準備である。あらかた読み終えたところで、「ルノアール」を出て(冷房で身体が冷えてきた)、東急プラザの文具店でノートを一冊購入してから、「シャノアール」に場所を移して、そのノートに夏休みの計画をマインドマップ方式で描く。計画を立てるというのは一般に楽しいものであるが、夏休みの計画となるとなおさらである。絵に描いた餅、計画のための計画、計画倒れ・・・そういうことになるのは経験的にわかってはいても、やはり楽しいものである。ついでに水曜日の現代人間論系の教室会議の案件リストも作成する。作成しながら、当日までにしておかなくてはならないことが二つ三つあることに気づく。なんでも書き出してみるものである。
  夜、今夜スタートのTVドラマ「Tomorrow」(主演:竹野内豊・菅野美穂)を観る。先週の木曜日にスタートした「コード・ブールー」(主演:山下智久・新垣結衣)と同じく病院が舞台のドラマである。私の好みの問題だけではないと思うが、「振りかえれば奴がいる」「真夜中の雨」「ブラック・ジャックによろしく」「白い巨塔」「Dr.コトー診療所」「医龍」・・・病院が舞台のドラマには面白いものが多い。製作サイドからすれば、当たり外れが少ないということで好まれるのかもしれない。実際、「コード・ブルー」は緊迫感のある作りに仕上がっていて、視聴率的にも上々のスタート(21.2%)を切った。「Tomorrow」は「コード・ブルー」のように劇画タッチではないが、登場人物たちの間の医療をめぐる考え方の対立の構図は明白で、また菅野(看護師)の動に対して竹野内(医師)の静というキャラクター設定も対照的で、物語の構造はわかりやすい(安心して楽しめる)。しかし、夏のTVドラマが次々とスタートする一方で、「CHANGE」「ルーキー」「監査法人」などまだ続いてるドラマもあって、春ドラマと夏ドラマの切り替えがはっきりしない。観る側も心の準備が出来ていない。最近のドラマは15分拡大とか、5分早めのスタートとか、視聴率獲得のための小技を多用するが、ドラマの季節枠自体もいろいろな思惑でタガが外れているのだろう。
  うっかり書き忘れるところだった。「鈴文」のご主人が体調を崩されて、いま休業中である。20日に再開しますと貼紙が出ていた。再開の予定が立っているのだから、大丈夫であろう。新しい店舗捜しなどもあって疲れがたまったのではないか。このフィールドノートを読んで、「鈴文」に来る方もいるようなので、お知らせしておく次第。