フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月7日(月) 曇り

2008-07-08 02:18:42 | Weblog
  昨夜、遅くまでウィンブルドンの男子決勝をみていた。セットカウント2-2になったところで寝た。流れからして、王者ファデラーが6連覇を成し遂げるだろうと思って寝たのだが、朝、インターネットのニュースでナダルの勝利を知った。試合時間4時間48分も、ゲーム数62も新記録である。まさに死闘だったが、2セットを先取した後に2セットを取られ、とくに第4セットは3連続のマッチポインをしのがれ、非常に悪い流れになった試合を、「自分はしっかりプレーできている」と自分に言い聞かせ、勝ちきったナダルの精神力は凄い。同じ年に全仏(クレーコート)と全英(芝コート)を制したのは1980年のヴィヨン・ボルグ以来だそうだ。昨日の試合、コートサイドでそのボルグが観戦していたっけ。パワフルなトップスピン主体のグランドストロークでウィンブルドンを5連覇した冷静沈着な「アイス・マン」も今年で52歳である。
  午後、昼食をとりがてら外に出る。「やぶ久」でスタミナ冷やしうどんを食べる。冷たい汁をかけて食べるうどんだが、上に豚肉の生姜焼きと若布とレタスのサラダがのっている。小鉢に入った温泉卵も付いてくる。まず生姜焼きとサラダを平らげてから、うどんに汁をかけまわし、温泉卵も入れて食べる。しっかりと、そしてサッパリと、食べた気がする。「やぶ久」の夏の一押しメニューである。うどんは蕎麦にもできる。今度は蕎麦で食べてみよう。
  「やぶ久」を出てジムに行く。ところがロッカールームで着替えようとして、トレパンをバッグに入れ忘れたことに気づく。これではトレーニングはできない。階下のスポーツ品店でトレパンを購入するというのもちょっと考えたが、もったいないので、トレーニングは中止にして、「ルノアール」で本を読むことにした。持参した『編年体大正文学全集』第4巻(大正4年)に載っている里見「晩い初恋」と漱石「硝子戸の中」(抄)を読む。
  夜、基礎講義のレビューシート(本日の分)へのコメントを書く。論系紹介のコンテンツへのレビューシートが600通を越えた。いまのペースだと先日予想した700ではなく、800まで行くかもしれないが、私がコメントを返すのは15日で終わりにしたい。その日に現代人間論系総合講座1の教場試験があり、答案の採点作業が始まるからだ。箱根駅伝に喩えれば、往路の第五区(上り坂)に相当するのが答案の採点である。このときばかりは分身の術が使えたらどんなにいいだろうと思う。