フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月9日(木) 晴れ

2009-04-10 02:37:32 | Weblog
  8時、起床。ベーコン&エッグ、トースト、アイスカフェオレの朝食。
  昼から大学へ。初夏を思わせる陽射し。1時から大学院の演習。教室は去年と同じ36号館8Fの3809教室。1時ちょっと過ぎに行くと、廊下で3人の学生が待っていた(部屋の鍵は私が教員ロビーで借りて開けないとならないのだ)。さっそく自己紹介をしてもらう。文学研究科M2のSさん、社会科学研究科M1のO君、文学研究科の研究生のLさん(アメリカ人)、少し遅れて4人目の学生、政治経済研究科の研究生のD君(アメリカ人)。今年度はインターナショナルな雰囲気のゼミである。研究テーマについて話してもらった後で、もう一度、この演習のテーマである「ライフストーリー」にちなんで、ストーリー的自己紹介(いつどこで生まれて、いかなる経路をたどって、いまここにいるのか)をしてもらう。ついでに私もストーリー的自己紹介をした。真面目な語りの合間にときにジョークを交えてみたが、日本人の二人はもちろん、アメリカ人の二人もよく笑ってくれた。世界に通用するユーモアのセンスであるとの自信を深めた。続く4限はドクターのI君とAさんの研究指導の時間。今後のスケジュールについて打ち合わせる。
  3時過ぎ、遅い昼食をとりにスロープを降りていく途中で、日本生命のOさんと出くわす。そうだった、3時半に会う約束をしていたのだった。あやうくすっぽかすところだった。教員ロビーで加入している生命保険の見直し案について話を聞く。それを済ませて、改めて昼食をとりに出る。「ごんべえ」で冷やし忍者うどん。それにしても今日は暖かい。桜の木の根元には初霜が降りたように花びらが積もっている。

         

  5限は演習「現代社会とセラピー文化」。35名の学生は全員、現代人間論系の2年生である。演習は黙って聴いているだけではダメな授業である。話したり、書いたり、アウトプットの訓練の場である。というわけで自己紹介も、「○○といいます。よろしくお願いします」ではダメで、一人2分の持ち時間をフルに使って(質問も受けて)、自己呈示をしてもらう。35人×2分=70分で終る予定であったが、90分かかって23人しか終らなかった。たぶん個々の学生と私のおしゃべりが余分だったのである。残った12人は来週に持ち越し。2週に渡る自己紹介とあいなった。ドクターのI君には今年度は演習のTAをやってもらうことになり、初回から出てもらう。「大久保先生のブログを毎日読んでいます」と自己紹介のときに話す学生が何人かいたので、「ブログでよく私と一緒に「メーヤウ」でカレーを食べているI君というのはこの人です」と紹介したら、ドッと笑いが起こった。