フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月26日(日) 晴れ

2009-04-27 03:01:15 | Weblog
  10時、起床。昨夜の残りのヒレカツとご飯の朝食。今日は昨日とはうってかわって暖かい。
  昼食はテイクアウトの鮨。一服してから散歩に出る。池上線に乗って、本を読みながら、どの駅で下車しようかと考えて、一度も降りた記憶のない石川台で降りる。同じ東急線でも目蒲線(現在は多摩川線+目黒線)は、沿線の高校に通っていた関係もあって、一度も降りたことのない駅というのはないはずだが、池上線についてはそういう駅がいくつかある。石川台駅は、名前の通り、起伏のある土地にある駅である。駅舎を出て、線路沿いの坂道を登り、線路の上の橋を渡る。

         
                 自転車に乗ったままでは登れない

         
              自転車に乗って下るときは気持ちがよかろう

         
         この坂道はTVドラマやCMのロケでときどき使われるらしい

         
                JRの大井町駅の付近もこんな感じだ

  比較的身近な、しかし、降りたことのない駅で降りてみるというのは、ささやかだが心躍るものがある。片道150円の小さな旅である。蒲田という街に生まれたのは偶然である。池上線で一つ隣の蓮沼に生まれていたら、二つ隣の池上に生まれていたら、三つ隣の千鳥町に生まれていたら・・・、私は蓮沼的人生、池上的人生、千鳥町的人生をそれぞれ生きることになったはずである。ちなみに妻は私よりも5年遅れて千鳥町に生まれた。蒲田的人生と千鳥町的人生が初めて遭遇するのは、それから16年後、目蒲線(当時)の武蔵小山にある都立小山台高校の体育館においてであるが、そのときはまさかこんなことになるとは思ってもいなかった。本当に人生とは東急線である(はぁ?)。二人が最初に住んだアパートも東横線の綱島にあった。
  知らない街を歩くときは、商店街を基軸としてその周辺を歩くというのが初歩的なセオリーである。商店街は外来者にも開かれているし、道に迷う心配もない。石川台には「石川台駅前商店街」と「希望が丘商店街」の2つの商店街があるが、前者はシャッターの下りている店舗が多く、後者の方が賑わいがある。

         

         

  駅前商店街には古本屋があったが、残念ながら今日は休業だった。初めての街で古本屋を見つけると挨拶代わりに何か購入することにしているのだが、休業ではしかたがない。

         

  希望が丘商店街を歩いていた足元から木が生えている店があった。まるでトナカイの角のように見える。

         

         

  それにしても今日は暖かい。というか、暑い。初夏の気候である。昨日との寒暖の差は一体どのくらいあるのだろう。喫茶店に入ってコーラフロートを注文した。けっこうお客が入っている店だったが、びっくりするくらい不味かった。コカコーラでもペプシコーラでもない、飲んだことのないメーカーのコーラで、ひどい味だった。そしてアイス(ハード)は脱脂粉乳で作ったような味もそっけもない代物だった(もしかしてどちらもノンカロリーで、ここはそういうのをコンセプトにしている店なのか?)。これなら自動販売機のコーラを公園で飲んだほうがよかったが、椅子とテーブルをレンタルしたと思って、そこで30分ほど読書。蒲田に戻ってから、口直しに「イタリアントマト」のカフェでイタリアンドッグと珈琲を注文して、1時間ほど読書してから、ツタヤで以下のDVDをレンタルして、帰宅。

  『トウキョウソナタ』
  『パコと魔法の絵本』
  『イエスタデイズ』
  『社長太平記』
  『若者の旗』