フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月17日(金) 曇り一時小雨

2009-04-18 08:54:05 | Weblog
  8時半、起床。授業の下準備をしてから、早々と大学へ。今日は肌寒い。桜の花は散ってしまったけれど、「花冷え」という言葉を使いたくなる。
  11時から現代人間論系の教室会議。先週やったばかりだが、結論の出ていない案件や、新たな案件もあり、臨時で開催する。「たかはし」のお弁当を食べならが行ったが、司会進行役の故、全部を食べ切れなかった。
  3限は「日常生活の社会学」。直前まで会議をやっていたため、授業モードへの切り替えに手間取るが、パワポのスライドの4枚目くらいからようやくスイッチが入ったかと思う。授業を終えて、片づけをしていたら、現代人間論系の2年生で文構マガジン「Re:All」(リアル)の編集をやっているEさん(らんらん?)がやってきて、先生のブログで「Re:All」のことを取り上げていただけないでしょうかと、マッチ売りの少女のようなひたむきなまなざしでお願いされた。はい、お安い御用です。この雑誌は文化構想学部の学生有志が作っているフリーペーパで、つい先日、創刊号を頂戴した(生協戸山店や36号館ラウンジで配布している)。内容は、文化構想学部の学生が自身の所属学部について「文構って何だろう?」と問いながら、文構を楽しむというか、散策するというか、座談会あり、インタビューあり、リサーチありの、読み応えのある雑誌で、まさに文化の構想の実践である。オールカラーというのも凄い。意気込みを感じさせる。雑誌の編集・出版というのはパワーのいる仕事だが、いまの思いを大切にして、続けていってほしいと思う。(Eさん、こんな感じでよかったかな?)

         
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  4限は空き時間。馬場下の交差点の「銀だこ」に行って、5限の基礎演習、6限のゼミ、それぞれのためのたこ焼きを注文し、コンビニでペットボトルのお茶とコップを仕入れてくる。どちらも私が「クラス担任」であるので、いずれコンパは学生たちが企画するであろうが、スタート直後に授業中の茶話会をするというのが私の流儀である。今風の言葉を使えば、一種のサプライズ。
  5限の基礎演習は、たこ焼きを食べつつ、学生たちが持参した自己紹介シートを全員に配布し、今後のスケジュールについて説明する。やるべきことはたくさんあり、しばらくは毎週やることになりそうだ。
  6限はゼミ。同じくたこ焼きを食べつつ、自己紹介シートを配布し、先週未了だった自己紹介の続きをする。先週は机の配置はそのままで一人ずつ前に出て自己紹介を行ったが、今日は机を正八角形に配置して行った。うん、この方がゼミらしい。初回のときよりもみんなリラックスして話ができるようになった。ゼミのメンバーは18名(1人中国に留学中)。男子学生は1名で、他は女子学生である。この偏りにはびっくりしたが(私も学生も)、ゼミ志望者を成績重視で上から採っていったらこうなってのである。複合文化論系の井桁先生のゼミも18名中男子学生は2名とのことで、廊下で井桁先生と顔を合わせるたびに、「どんなもんですか?」とお互いゼミの運営の仕方について情報交換をしている。前回は途中でお腹が減ってきて集中力が途切れる場面があったが、今日はたこ焼きの効果であろう、最後まで(時間を45分延長して8時半まで行った)、みんな元気であった。来週以降も珈琲ブレイクを授業の中に組み込むことにし、今回は私が準備をしたが、次回からは君たちが順番で準備してくれと依頼する。ゼミの幹事に決まったNさんが「では、来週は郡林堂の豆大福を買ってきます」と言った。えらい! わがゼミの幹事だけのことはある。午前中から並ばないと買えないからね。来週からテキストの輪読を開始する。各自がどれだけしっかりテキストを読み込んでくるか、考えてくるか、ゼミの質はひとえにそこにかかっている。

         
                      ゼミ一期生

  研究室に戻って、雑用を片付けてから、帰りがけに「秀永」で遅い夕食(レバとニンニクの芽の炒め)をとる。新学期2週目が終った。夏休みまで残り13週(GWを除く)。先は長い。